ＨＡＮＮＡのファンタジー気分

April 29, 2007

赤ちゃん誕生絵本「ジュンくんの出発」２

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テーマ：子育て奮闘記f(^_^;)(85858)

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なんどもゆめを見るうちに、
ぼくは、ずんずん大きくなった。
ずんずん大きく？
じゃあ、へやがせまいだろうね？
だいじょうぶ。
ぼくが大きくなると、へやも広がるんだ。

　ドーンドーン、サーサーサー。
いつもの音のほかに、
ときどきママの声もきこえる。
ママがわらうと、へやがトプトプゆれる。
ぼくのからだも、トプトプトプ。
ゆれながら手足をうごかすと、おもしろい。
　ぷよぷよ、ぷよよん。
すると、ママの声が、
「あら。あかちゃんがいま、うごいたわ」
　トプトプトプ。
「元気のいい子だな」
おや。ひくくてふとい、この声は？
これは、パパだ！

ジュンくんの出発７－８

ぼくは、わかったよっていうあいずに、
でんぐりがえしをした。
　ぷよよーん！
すると、ママがいった。
「あらあら、あばれんぼうね、ジュンくん」
あっ、「ジュンくん」だって！
ぼくの名まえだ！
わーい！　ぼくは、かべをけとばした。
　ぼん！　ぼぼぼん！
「あら、あら、あら、いたた。
ジュンくん、おなかをこわさないでね」

ぼくはもう、スイカより大きくなった。
さすがに、きゅうくつだ。
からだのなかに、どんどん力がたまっていく。
でもさいきん、ぼくはとてもねむい。
たまに、ぷよぷよ、うごいたり、
ぼぼぼんと、かべをけったりするけど、
たいていは、
　ドーンドーン、サーサーサー。
いつもの音をききながら、うつらうつら。

（つづく）

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