HANNAのファンタジー気分

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ファンタジーと児童書大好きな
HANNA のプチ書評日記。

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天までひびけ! ぼくの太鼓


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海鳴りの石 』全4巻もよろしく!
海鳴りの石1
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海鳴りの石3上
海鳴りの石3下
  僕の親父はファンタジー作家。新作に取りかかったが、しょっぱなから
行きづまって、ぷいと旅に出かけてしまった。主人公も登場させないうちに
スランプとは……だが、寝ていた僕の頭の中に、その主人公が突然、現れ
た。「君、力を貸してくれ」。かくて僕は親父の物語の世界に入りこみ……
  心おどるファンタジーの世界をあなたに!
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更新! 7月の詩「恋金魚」 hilban2

 
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 J.R.R.トールキン
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July 27, 2026
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テーマ: 中国旅行記
カテゴリ: カテゴリ未分類
第9回は西安郊外の観光、1986年7月28日(月)です。記述や画像は当時の私たちの記憶であり、何かの正確な記録や証拠ではありません。

西安市街の南東に位置する 青龍寺 を発って、 始皇帝陵 方面へ向かう。私たちは昨夜の寝不足がたたってやや疲れていた。バスは 渭水 の支流を2本ばかり渡り北東へ走る。左写真は車窓から撮った2本目の支流、 灞河 (はが)。渡ったのは、昔、古都長安(=西安)を発つ旅人を見送る定番の場所 灞橋 ではないかと思う。

 まもなく、まず 華清池 に着いた。アーチ門の横に、ネムノキが花ざかり。ここは 玄宗皇帝 楊貴妃 のロマンスの舞台である。 九竜湯 という美しいハスの池と朱塗りの柱の東屋はゆったりとして心が和む(右写真、驪山(りざん)を背景に、水面の写る景色が美しい)。
 が、建物の方は工事中だった。下写真は楊貴妃が入ったという温泉だが、これも工事中で手前に瓦がたくさん置いてある。
 小山の斜面を利用して造られたミニチュアの庭園もあり、登ってゆくと、1936年の 西安事件 蒋介石 張学良 によって捕らえられた建物( 五間亭 または 捉蒋亭 )が、これまた工事中であった。


*華清池  「池」は温泉のこと。唐の9代玄宗皇帝が整備した華清宮がある。現在では観光地としてキレイに復元され、楊貴妃像も置かれている。

快晴で、ぎらぎら照りつける真夏の陽ざしが熱い。ここまで旅してきてようやく空気は乾燥してきたが、まだまだ汗が出る。華清池の頭上、おおいかぶさるようにそびえている驪山の緑が鮮やかである。中国という所はあまりに広々と平らな地面が目を奪うので、たまに山が忽然と現れるとかえってびっくりしてしまう。 驪山旅游饗庁 で昼食。

 午後、 始皇帝陵 に着いた。緑の小高い丘で、青空をバックに明るい。まぶしい陽ざしの中、ふもとには土産物屋が軒を並べ、お寺の参道のような賑やかさである。Mは日焼け止めを塗りまくり、絹のスカーフ(Nとおそろい)を巻きつけたりしている。
 左写真は始皇帝陵の碑。当時は陵の登り口左手にも黒っぽい古めかしい碑があって、これも撮ったが逆光で文字が写らなかった。現在は新しい立派な碑が別にあり、秦の始皇帝の巨大な像もあるようだ。どの史跡も、碑をどんどん更新し、ゆかりの人物の巨像を建設するのが当局の方針のように思われる。
 右写真は土産物屋さん界隈から陵の丘を望む。人物は消したりカットしてある。
 さて、陵の長い長い階段をひたすら上ってゆくと、だんだん辺りの景色が開けてゆく。斜面にはザクロが植えられ、実をつけていた。取って食べたくなったが、枝にくくりつけた板に、実を取ったら罰金1元というようなことが書いてある。たわわに実り濃緑に茂ったザクロは天辺まで一面に陵墓を覆っている。汗をぬぐいつつどんどん登る。振り返ると土産物屋や私たちのバスなど、豆粒のように小さく見える。
 ついに頂上に着いた。素晴らしい眺望、一大パノラマである。緑や茶色の耕作地がきちんと区画整理され、並木や森を間に挟んで続き、はるか青くかすむ地平線から雲一つない空へとけてゆく(下写真、振り返って撮ったもの。手前はザクロの木々。登ってきた道が白く見える)。さすが中国の大地、空気も爽やかでおいしい。確かに暑くて喉も渇いたけれど、この景色はそれらを補って十分あまりあると思った。陵は歴史の教科書で見慣れたとおりの真四角で、 項羽 がほじくり返したのはここか、と 司馬遼太郎『項羽と劉邦』 を思い出しつつ感慨に浸る。

 陵を下ってゆくと添乗員Wさんが土産物屋で骨董品(中国では 文物 という)のピアスなどを値切っている。ここの土産物売りは共産圏とは思えぬほどすさまじい。紐でいくつかつるした人形(フェルト製?)を1個1元と言いながら、なんとか売ろうとする。台の上には卵みたいな丸いまだらの玉(ギョク)の塊や、後ろに弁髪をくっつけたカラフルな帽子が並んでいる。バスのすぐ近くまで来て私は、小さな青い馬のついた飾り鎖を見つけた。他に同じ物は見当たらないし、ちょっと気に入って(元来私は馬が好き)いじっていると、店のおじさん・おばさんが数字を一面に書いた白いベニヤ板みたいな物を出してきた。言葉が通じないのでこのボードを使って売ると見える(右画像)。
 覗きこむと、「40」のところを指すではないか。あまりにも暴利…とフンガイすると、「それなら幾らでなら買うか」と言うつもりらしく、こちらにボードを向けてくる。私も値切ろうと思い、「20」を指さすと、それなら鎖の飾りを一つ取ってしまうと言う(馬の他に飾りがいくつかついた鎖であった)。そこで私は飾りを減らすなら「15」だと言い放った。なかなか承知しないので品物を置いて帰るふりをしたところ、ようやく15元で売ってくれた(右写真、今では真ん中の鎖と小飾りが取れてしまっている。この鎖飾りを、私はのちにずっとGジャンのポケットにつるして着ていた)。
 このやりとりで私は集合時間に遅れてしまい、大あわてでバスに駆けこんだ。落ち着いて考えると15元でも相当の暴利だったように思うが…、生まれて初めての値切り体験、まあいいとしよう。


西安まだつづく





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Last updated  July 27, 2026 12:41:13 AM
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