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小春空空つぽの犬小屋だけの庭先にきのふよりやや明るい万年青見過ごしてゐた花だけど南天の実の赤きこと誰に言はうかたしかあのあたりであつた季節などおかまいなしに植ゑた球根「しばらくは泣いてお暮らし」音のなき午後鳩時計の小窓が開くあすの雨を知らせに来たか覚えある犬のにほひが微かな風にもう何もしてやれぬからささやかに歌に残さう 愛犬ポリー限りある日日と知りつつ眠くなる境界線の位置をずらして 『眩』第五十七号 2004.3
Feb 27, 2004
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未練がましく、夜に梅の香を探してしまいます。もう何年もこの時期にしていたことだから、自然と眠る前に花のかおりがほしくなる。残された一本がかろうじて届けてくれるけれど、やはり寂しいものです。 そういえば、梅の香を手にいれるすべは他にないようです。お香、アロマオイル、ポプリ。。梅の香をみたことがありません。探せばあるのだろうか。盆栽・・・ああ、そうか! 梅の盆栽を枕元に置いておけばいい。時期はずれかもしれないけれど、我ながらいい考え。探してみます、梅の盆栽。でも、少し可笑しいですね。こういう寝姿は。かおりはとても好きですが、トイレの芳香剤は苦手。一時お香にはまっていましたが、今はアロマオイルが好きです。花粉症にいいと聞き、ユーカリをあたためると、爽やかでいい感じ。先日白い電気のポットを見付けて、これもまた便利です。かわいい小鳥の絵が描かれていて、電球が綺麗。火だと、消したときに蝋燭の匂いが強くでて、それがどうも気になっていました。息子とふたりで鼻水じゅるじゅるしていたのですが、ユーカリ、やはり効果があったみたい。快適です。コアラは絶対花粉症にはならないな。好きなかおりに包まれると、ほあーっと優しい気持ちになって来ます。で、ちょっぴり眠くなる。。。梅開く節に生れたるひととゐて我のみぞ知る香のながれくる/蓬
Feb 26, 2004
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昨日の朝、リビングのカーテンを開けたときに、何かいつもと違う感じがしました。私が起きるのを待って、向こうの梅の木、手前の雑木などに止まっているうるさい雀が1羽も来ていません。我が家の狭い庭の南側は、ありがたいことに農家のお屋敷の裏の雑木林。まさに借景ならぬ借庭です。「雀もたまには寝坊するんだな」などと暢気にしていた朝は、大間違いでした。家事を済ませ、「めざましTV」の「今日のワンコ」を見終わっても、まだ1羽も来ない。なんだか変です。今までこのようなことはありませんでした。もしかしてトリ・インフルエンザのために、皆捕らえられてしまったのでは・・などと不安な気持ちでアイロンをかけていると、バリバリ!メリメリ!と嫌な音がしました。「え!?」そこには我が目を疑う光景。小型ブルドーザーを使って、満開の紅梅がメリメリと切られています。「え?え?え?・・・?」一番美しく咲いているこの時期に、なぜ?虫や病気とは思えないし、この梅がじゃまな位置にあるわけでもないし。もしやして、枝を払っているだけなのかもしれません。それを願って、カーテンを閉めました。私の庭の梅ではありませんから、何を言う権利も資格もありません。胸が苦しくなりました。夕方までに、あの美しかった紅梅は消えてしまいました。隣にある一回り小さいもう一本はよく見えない位置ですが、どうやら無事のようです。夜になってから縁側へでてみました。夜の梅は本当によい香りがします。深呼吸をすると、落とされた梅の花と、生木の香りが混ざって漂っていました。なんだか涙がこぼれて来ました。雀たちはこのことを先に知っていたに違いありません。今朝、カーテンを開ける時、少し手が震えました。紅梅のいた場所は、さんさんと陽の当たる空間となっていました。隣の小さい梅の花が風に散って、まるでいたわるようにそこへ流れていきます。その花びらを目で追っていたら、根こそぎ消えてしまっていたと思い込んでいる私の目に、三分の一ほど残された紅梅の幹が飛び込んで来ました。一本の枝もない痛ましい姿ですが、その切り口はなんと薄い紅色。。。ほかにも切られている木がありましたが、明らかに切り口の色が違います!紅梅は身の中まで紅かった。。。花の時期だからなのかどうかはわかりませんが、ここへ来てからずっと友達だった梅の木は、切られた姿になっても私に新しいことを教えてくれました。「私は大丈夫。ここからまた新しい芽がでてくるから、楽しみに待っていてください。」そう言っているようでした。今日は旧の節分。たぶんこの日に木を切られることはないでしょう。美しい紅梅が、その花の盛りの日に切られてしまった理由はわかりませんが、嘆いたり、恨んだり、惜しんだりする気持ちはなぜか消えました。この紅梅の切り口の色と昨夜の香りは一生忘れないと思いますが。紅梅の散り敷く土のくれないやひとのおわりは荘厳ならず/山田あき
Feb 22, 2004
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珍しく家族で喧嘩したのが予兆だったのか、事故にあってしまいました。一泊の家族温泉旅行。14日の行きは晴天でしたがその晩雪が降り続き、帰りは雪道。タイヤはもちろんスタッドレスにしていましたが、まもなく雪もなくなるだろうという緩やかな下り坂で悪夢はおこりました。 11時集合で部活の試合があるという息子の予定に、主人もややあせっていたのかもしれません。車はスピン。目の前は真っ白。助手席の私は、何もかもが真っ白なスローモーションに見えました。事故の時ってそうなのかな。山から落ちたらもうおしまいですが、なぜか冷静で「車に傷がつきませんように!」なんて祈っていた、不思議な私の神経。娘は「まだ死にたくない!」息子は「ぶつかるまで目が覚めなかった」主人「クソ。。。!・・・・・やっちゃったな」ガードレールに助けられましたが、車がその後動いたのと、誰も怪我をしなかったのが奇跡。まるで身代わりのように車はみごとに前面ペッチャンコでした。旅行の前日、宮崎の歌人伊藤一彦さんのエッセイ『青の国から』をちょうど読み終わり、そこにあった一文「自分が今日限りのいのちだと思い歌を作ってみてください・・中略・・一杯の目の前の水が、いや一滴の水が全世界として輝き始めないか。」にえらく感動しました。そうかあ、そうよね。締め切りだとか歌が出来ないとかそんなことは情けない話で、いったい何故自分が詠いたいのか。それは誰のためでもなく、自分の生きることに直結したからだったんだ・・なんて偉そうに開眼した気持ちでいましたが、まさかその直後に。 とりあえず、今こうして日記に書くことが出来ている幸せをかみしめています。家に着いてすぐにベランダをみたら、白梅の最初の一輪が開いていました。死はそこに抗ひがたく立つゆゑに生きてゐる一日(ひとひ)一日はいづみ/上田三四二
Feb 17, 2004
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もともと物忘れはひどいし、そそっかしい。今までで一番ひどいのは、自分の子供を(どちらの子とは言えない)置いて帰りそうになった時かな。「では、失礼します」「よもぎさん・・・!赤ちゃん、赤ちゃん!!」「あ・・・!!!」乳飲み子はすやすやと眠って、しばし母にいい汗をかかせてくれた後の出来事でした。これは一生の恥だな。白い足袋を履いて、キュっと帯を締めて、稽古場に立つときの緊張感が好きでした。姉弟子たちが苦労して師範の資格まで取りながら、結婚すると皆やめてしまうのが分かりませんでした。私は絶対にやめない!ずっと踊り続ける。そんなふうに思っていましたが、ふと気が付くと今、踊りを諦めている自分。言い訳とも、現実とも、なんとでも言えますが、乳飲み子の存在を忘れてしまうようなものでも、それが一生のものではなかったのですね。 今はなぜか短歌に足をつっこんでしまっています。わからないものです。いくつかの道。何歳になっても道は曲がりくねっていて、登ったり降りたり。もしかして後戻りしているのかもと思っても、案外スイッチバックしながら登っているのかもしれません。 娘が帰って来て久しぶりに家族揃いましたが、夕食の席でさっそく口喧嘩。それぞれの主張があって、それぞれ自分が正しいと思い込んでいます。ふうむ。。。すでに距離を置くべき時節が来ているのでしょう。それなのに潔くないのが、人間の「家族」という概念。雀だったらとっくにお互い凛としているのにね。人間の親はしょうがない。それぞれの道を行くしかないのに。平等にひとつの心臓持ちながら空を飛ぶ鳥、地を歩むわれ/蓬
Feb 13, 2004
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梅が今朝とうとう咲きました。一年のうちでこの日が一等好きです。暖かいのでもしやと思ったら、枝先の3つがいっぺんに開きました。あまりに嬉しくて親友へ写メールしたところ「春のストップウォッチ始動開始だね!」という返事。ああ、もしかしてあの歌のこと?。。。 ちょうど去年は2月から題詠マラソンが始まり、その時の私の歌を覚えていてくれた返事だったんです。梅一輪ほころび始めいづこかにストップウォッチの動きだす音一年早いねえなどとメールのやりとりをしながら、ぽかぽかと心の中が春になって来ました。あまり書くと彼女が照れるからやめますが、私は彼女に助けられてばかりです。ありがとう、ありがとう! 梅が咲くとメジロがやって来ます。その日が楽しみだなあと思っていたら、雀とは違う鳴き声。急いで梅の木を見ると、まるで咲いたのをちゃんと知って挨拶をしに来たように二羽のメジロがいました。一瞬で消えてしまいましたが、もう胸がどきどき。綺麗な色、お抹茶のようです。 なぜか今年のベランダは鳥ラッシュ。今までは雀とたまにヒヨドリ(だと思う)だけが来ていたのですが、年明けからはシジュウカラまでやって来ました。もしかして庭にポリーがいなくなったせいかも知れません。ポリーはシジュウカラになったのかな。それともメジロかな。 ヒヨドリは食いしん坊で、悪いけど綺麗じゃなくて(ごめん!)雀を攻撃するので、最初のうち追い払っていました。ところが、ツガイでやって来て、1羽が食べているときはもう1羽は決して食べずに見守っているのです。雄雌わかりませんが、片方はうちの息子の髪の毛みたいにてっぺんがツンツン立っています。なんだか健気になってしまい、色々考えた末、餌の置き場を鉢の根元へ増やしてみました。なんとか最近鳥たちのルールが出来てきたようで、雀もちゃんと食べています。一安心。 シジュウカラは今年初めてのお客様なので、特等席。向日葵の種を一粒づつくわえては、美しい曲線を描いてサッと飛んで行きます。どうして鳥はこんなに美しいのかなあ。眺めていると飽きません。飛んでいる姿はもちろんですが、枝から枝へうつる時、ぱっと飛び立つ時、ややリラックスして、首を傾げながら鳴いている時等等。 もちろん私にけっして油断しないところも好きです。私が見ていることはちゃんと分かっていて、たまに目が合うとおかしくなります。それでいいんだよ、人間に慣れちゃいけないよ、と呟きながら、鳥に元気をもらっている今日この頃です。掃除がちと大変ですが。。。鳥の言葉はどんなだろう。鳥と向かい合いながら、色々思うのですが、どうしてもまだわかりません。言葉に出来ない鳥の言葉はこんな歌にしかなりませんでした。「?」「 」「?」「 」「?」私はなにも出来ないよ小首傾げて窺ふ雀よ/蓬
Feb 9, 2004
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