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2009.02.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
麻生首相の施政方針演説を読んだ。

この演説がテレビで流されたかどうかは知らないがもし流されていないのであれば、残念な気がする。

テレビ局(と言ってもNHK位だが)もいかに先のない首相の演説とはいえ中継を予告し、中継するくらいのことがあっても良いと思う。

民放では、町の声として誰に首相になって欲しいかを町行くおばちゃん達に聞いて、島田紳助や、橋本、東国原両知事、果てはキムタクなどの名前を挙げていた。

彼女、また彼らは本当にそう思っているのだろうか。本当にそう思っている人たちが国民の代表意見ならゆゆしき問題とは言わないがこの国はダメ国家のまま進みやがて沈没するような気がする。

そう言った人たちが集まるところを選んでか、またそう言う人たちを抽出してテレビで放映していたとしたら、マスコミの怖さをその点にも感じた。

我々はどんな事件も身近に起こったとしてもマスコミを通じてしか知る事が出来ないし、外国の動静などまた然りである。

マスコミが如何様にも誘導する事が出来る事になるのは恐ろしい事だ。

さて、麻生首相の施政方針演説を聴いた野党の幹事長が、テレビでいつもと全く同じで、官僚の作文を読むだけの無味乾燥なものだといつもの国会でのインタビューで流された。



内容は頭の良い官僚が書いたものだから、個々の問題は別として、素晴らしいものにはなっているように思ったけれど、どこか絵に描いた餅の感が否めないのと、誰が首相であっても全く同じ文章になっていたであろうという感覚を受けた。

この国は、政治家が政治を行う国ではなく、官僚が政治を司っているという事が如実に感じられる内容だった。

世界第二位の経済規模を持つニッポンを強調されているが、それを成してきた働き汗を流してきた人たちに対する仕打ちが今無惨にも実行されようとしているさなかでは、空虚に響いた。

この二世紀に二度の危機を脱したと言い、一つは開国・明治維新、二つ目は敗戦・戦後改革だという。そして今三番目の変革を迫られているというのだが、私には前二例に比肩するほどのものではないような気がしてならない。

人が余っているから人を切り、人が足らないから人を雇うという事はある意味では当たり前の事かも知れないが、労働により得られた財の分配に大いに問題があるのだと思う。

例えば敗戦では、一部を除いて皆ゼロからのスタートを余儀なくされ、国民全員が辛酸をなめたある意味平等な感覚があったが、今は極端な二極化と言われるように、持てるものと持たざるものをハッキリ二分化されて、苦しみなり、未来に向かって成すべき目標が完全に共有されたものではない事が問題である。

高齢者を社会全体で支え合い、中福祉を目指すなら中負担が必要という。
誠にもっともな事で、高負担無く、北欧の国のような高福祉を期待する気はない。

しかし、おそらくこれを書いた連中は、そうなっても何ら痛みはないはずで、渡りなどに見られるように、自分たちの立場が揺るがないのだから高負担にもならないのではないだろうか。

暗いトンネルの先に明かりが見えるようにするというのが政治だと唱っているが、その明かりを一方では消そうとしている。
三段ロケットで、景気浮揚策として約75兆円を当てると言っているが、どうにも総花的で、迫力に欠けるところが多い。


これで次期選挙は勝てると踏んだのなら甘いと言わねばならないし、また勝たせるようではこの国はやっぱりダメから脱出する事は出来ないだろう。

政令で骨抜きにしている渡りの禁止なども、演説の文面から見る限りはもう起こらないと誰もが思うが、首相が替われば、政令は残ったままなのだから、如何様にも言い抜けられるわけだ。

テロ対策もソマリア海賊について触れているが、今後アメリカから圧力が掛かるであろうアフガンのアの字もなく、相変わらずODAでアフリカを救い、資源外交についてはほんの一行触れただけのまさに今起こっている問題を羅列するのに忙しく、内容が全く不明なままである。

それでいて、最後には、日本は諸外国から尊敬される成功したビジネスモデルであるとまで言い切っている。いつまでも過去の栄光にすがって歌い続ける、昔の演歌歌手のようなものだ。

まさに、麻生という首相の底の浅さを見せつけられる演説内容である。








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Last updated  2009.02.02 06:26:00
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