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2009.02.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「脳研究の最前線」上下をやっと読み終えた。
読み終えたと言うより、やっと字数を目で追い終わったという感じだ。

理化学研究所で脳を研究する最先端の人達が執筆した本だから素人に分かるはずもないが、専門分野では今何を行っているのかと言うことが分かったという点では面白かった。

脳を研究すると言うことはいったいどういった手順なのかと言うことにも興味が湧く。ラットなどの齧歯類で実験や解剖をすることがそのまま人間の脳に適応されないことは当たり前だが、だからといって人間そのもので実験をするわけにもいかない。

またねずみが考えていることを如何に解明できたとしても、それですなわち人間の考えていることが分かるわけでもない。

この本の紹介には、心の仕組みを理解することが究極のターゲットであるという。
人間が今何を考えているのか、これから先どうしようとしてどの方向に向かっていこうとしているのかと言うことなのだろう。また心というものは一体何かと言うことなのだろうと思う。

難しい中にも何点か興味の湧く箇所がある。
快楽が脳を創るという項では、人間の脳は「快」という方向で形作られるというような意味のことだ。



「快」を感じると、脳内にドーパミンという物質が出るらしい。
ドーパミン神経細胞は脳の奥深くの比較的小さな領域に存在しているというのだ。具体的な名前が書いてあったが、それを聞いても何の事やら分からない。
とにかく「快」を感じるとドーパミンが多量に出て、脳の各部位を刺激すると言うことらしい。

そのドーパミンを出すのは「快」を感じた時だが、「快」そのものの絶対値よりも予測と実際の報酬の差によって決まるらしいと言うことである。
すなわち、

「報酬予測誤差」=「実際の報酬」-「予測された報酬」

による「報酬予測誤差」が多いと言う事によるらしい。
その先のことはよく分からないが、予測した時点での報酬に比べて実際の報酬が高いと「快」の値?が大きなものとなり、ドーパミンが沢山出て喜びやうれしさが増大すると言うことであろう。

そしてその報酬を得ると、今度はさらに多くの報酬を得ることを予測することになり、予測を超えない報酬では、ドーパミンの出る量が少なくなりさほどの「快」に繋がらないという事になるのであろう。

最近の世の中は、昔と比べると格段によいものが氾濫している。
従って今時の子供はおもちゃや、学習道具、衣服や靴などふんだんに手にはいることになっているし、また親や祖父母もそれをふんだんに与えている。

従って、子供の期待値、すなわち予測された報酬は、段々と高くなるのであろう。ある時点で自分の宝物であったものが次の報酬を得たとたんに忘れ去られる運命にあるようだ。



本を読み間違っているのかも知れないが、専門家といえども、脳の解明にはいまだしと言わしめているのだから、素人が、心と脳の関係がどんな風に繋がっているのかは勝手に想像するしかないと言うことである。

さらに10年後にはこの研究がどのようになっているのだろうと少し興味深く思った。





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Last updated  2009.02.26 08:18:33
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