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2009.06.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「GSハイ・イールド・ボンド・ファンド」運用報告会というチラシが舞い込んできた。連れ合いが関係しているらしい。

この手の講演会には今迄参加したことがなかったが、第1部に手嶋龍一氏の「オバマ大統領の変革と日米関係の行方」という講演会がセットされていたので、連れあいと共に参加することにした。

手嶋氏はあの9・11事件の時テレビに良く出てきた元NHKのワシントン支局長を務めた人だ。アメリカびいきでもあるから、内容はオバマ新大統領を絶賛するものであり、麻生首相などは「みぞうゆう首相」と揶揄して憚らなかった。

氏の話し出しは、ハイ・イールド・ボンドの話を聞きに来た人を前にしてだけに、手持ち資金の運用について、現在の経済状況はかの有名な経済学者ケインズを引用して、近未来の経済動向を予測するのは難しいと言う事から始まった。その時初めて、ケインズは偉大な経済学者であるほかに、有能な投資家としても有名であることを知った。

美人コンテストを例えにして、「個々の判断に基づく投資より投資家全体の投資を考慮した投資の方が有効であると説明した」という話があるそうだ。
何だか競馬のオッズみたいな感じだ。
彼はまた、投資に関して、インサイダー情報を当てにせず、朝起きてベッドの中で新聞の金融情報を読み、電話取引を行うだけであり、その方法で母校キングス・カレッジの運用資金を十数倍にした手腕もあるとのことであった。

手嶋氏は、公演当地におもねることは言わない主義だと前置きしながらも、「大阪のおばちゃん」のしたたかさと。「大阪の小豆おじさん」の経済視点の鋭さなどを賞賛してから、オバマ大統領の演説の素晴らしさに話を移していった。

アメリカの大統領制では、今回の共和党ブッシュから民主党オバマに変わることにより、日本で言えば、本庁の課長クラス以上に相当する約5000人のスタッフが全員入れかわるという現実をひいて、それでこそ大変革が出来るのだという持論を展開していた。

一部の者の強欲と無責任の結果であるだけでなく、厳しい決断をすることなく、国家を新しい時代に適合させそこなった我々全員の失敗の結果である。 という点を強調していた。

日本は今正にそういった事態のまっただ中にあり、一部事業家だけではなく政治家までもが金にとりつかれている事に思い至り情けなく感じた。

「みぞうゆう首相」の言ではないが、そう遠くない時期にこのアメリカ的な変革が起こるのか否か、非常に関心があり、またそれが為されないような判断を日本国民がするならば、それこそ、そう遠くない段階で日本は沈没するであろうと考えている。

オバマ大統領はまた、「new foundation for growth」新しい発展に対する基礎作りで雇用を創出するとの考えを述べ、そこから、ミシガンでの演説では、今迄の Greed capitalismではなく一文字違いではあるが大きな違いである、 Green capitalismを提唱し、1929年以降の世界大恐慌を救ったルーズベルトのニューディール政策を念頭に入れた、グリーン・ニューディール政策を遂行しようとしているとの話になった。

引用された内容は全て演説の中にあるが、次の4点を強調していた。

1.今後10年間で1500億ドル投資し、500万人の雇用を創出する。
2.2015年までに1ガロン(約3.8リットル)当たり150マイル(240km)走る米国産プラグインハイブリッド車を100万台走らせる。
3.再生可能な資源(バイオマス・風力・太陽光・地熱)からの電力を
  -2012年までに全発電量の10%

4.温室効果ガスを2050年までに80%削減する。

と言う事である。
日本にはリーダーが不足しているというか、不在だということも言及していたが、果たして、このオバマ大統領の演説通りになるものかどうか、私の生きている間に確認できるかどうかのものもあり、京都議定書を批准しないアメリカが、そこまで言うかという変わりようである。

クリントン大統領時代の財務長官であり、現政権の経済会議の委員長である、ローレンス・サマーズ(この人物は、自分よりも頭の良い奴はいないといった類の嫌な性格らしいが)をして、オバマ大統領は自分より頭が良いのではと言わしめたほどの持ち上げ振りであったという。

また。「みぞうゆう首相」を最初にアメリカに招いたのも、実は日本をあまり好きでないクリントン国務長官が最初に日本を訪問したのも、アメリカー中国関係だけでは不安定な、ドルの威信を、日本を加えることによって三角形の安定さを保とうという意図があったからと言うことだった。



第2部で、こちらは本番であったのだろうが、「ハイ・イールド・ボンド」に関しての運用報告であり、要は、ハイリスク・ハイリターンの社債であると言うことで、ムーディーズが格付けしたBBBからCCC間のデフォルト率(債務不履行の割合)は少し高いものの、結構利回りがよく、巧くいけば儲かるよと言うような内容の話であった。

この手の話は、手持ちバジェッドがない私にとっては、そう言うものかと思うと同時に、よくまあ、物を製造していない人種は、金を転がして金儲けをすることを考える達人であるものだと感心させられると同時に、あのホリエモンや村上世彰達の顔が頭をかすめた。

会場に集まったおじちゃんやおばちゃん達は、そう大金持ちという風体ではないが、小金を持っていそうでなにやら一旗揚げたそうな雰囲気の大盛況な会場であった。





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Last updated  2009.07.01 06:14:36
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