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2012.02.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類



この革命を成就せしめた大きな要因としてファイズブックなどのSNSの存在が挙げられる。おそらくこういったツールがない場合には、この革命自身があり得なかっただろう。
SNSを使いこなすのは、日本でも若者が圧倒的に多い。所謂ある一定の年齢層以上は、あまり使っていないと思われる。そして、日本は、急速に高齢化に向かった邁進していることを考えれば、現状の不満をぶつけることも出来ず、殆ど諦めに近い心境で、空しい政治の流れを、何でも忍従しなければならないと言うことになるだろう。

江戸時代、島原では、領主の松倉氏が最悪の藩主で領民を搾取の対象としか捉えず、自らの蓄財(城も含め)のため、難癖を付けて、何からでも税を取った。例えば家に棚をつけたら「棚税」、窓をつけたら「窓税」、子が出来たら「頭税」、囲炉裏を作れば「囲炉裏税」、挙げ句の果てには死者を埋葬した時の「穴税」まで制定したと言うからたまらない。さらに、将軍家光からキリシタンを根絶せよ厳命を受けて、火あぶり、苛烈な拷問はては、キリシタンを雲仙の火口へ生きたまま投げ込んだという。之が日常的だと云うからたまらない。

その当時SNSがあったらどうだか解らないが、後に、百姓一揆や打ち壊しなどが起こったと言うから、少しは助けになったかも知れない。松倉氏の場合は特例かも知れないが、日本人は昔から忍従の精神に富んでいる。(昔の百姓=今のサラリーマン)
打ち壊しが起きたのは飢饉の時であり、庶民は食べる物がないのに、豪商の家とかには倉一杯に米があるといった不公平感故であった。今は、飽食の時代であり、職が無くても、何処かのコンビニの裏に行くと未だ食べられる弁当があったりするわけで、飢えて死亡するといった例は殆ど聞かない。

原発事故で云えば、これ程条件が揃ってるのだから、原発をぶっ壊して、放射線をまき散らし、なおぬけぬけと値上げを口にする東電社長などは吊し上げられても然りであるが、それもせず看過するとは、日本人は何処まで従順なのだろうかと言いたい。

北朝鮮では飢え死にする者が跡を絶たないと聞くが、独裁による恐怖政治のためか、唯々諾々と死んでいくのである(としか見えない)

このように日本を含めて、世界中何処でも独裁による恐怖政治と、洗脳などで、反抗する力さえ奪われて、その分富裕の人達には富が自動的に集まるというシステムになっている。民主主義国家と言われているはずの日本でもそう言ったことを突き崩せないのであるから、武力を背景にしたシリアなどでは、なかなか思うようにいかないのは至極当然と云うことなのだろう。


しかし、そんな為政者も初期の情熱を40年も続ける意志の強い人間は居ないと言っていい。

第3次中東戦争(6日戦争)で、イスラエルの電撃的急襲でシリアはゴラン高原を掠め取られ、国内で、急進派と、穏健派が対立、現大統領の父親である、穏健派ファーフィズ・アサドが大統領になったのが現在の1歩前の段階だ。温厚そうに見えるファーフィズ・アサドも、国内宗教問題で、アラウィー派を擁護、多数のスンニ派と対立しやがて、これらを力で弾圧する。
更に、ここからは親ばかの典型で、交通事故で亡くした長男に変わって、次男のバーシャル・アサドを世襲で大統領に付けるべくあらゆる事に注力したのだ。

どうも日本の2世にも馬鹿鳩のようなのが居るが、北朝鮮然り、シリア然りである。イラクのサダム・フセインが息子のウダイを見限ったのとは反対に、ファーフィズ・アサドはバーシャルを次期大統領に相応しいと宣伝するために、バーシャルがロンドン留学の経験があって高学歴、開かれた国際感覚を持っているといった息子の「博識」さを喧伝した。その一方で、バーシャルの無能を察知した軍のベテラン達を皆処刑してしまった。

親ばかというのは、何処の国でも同じであり、無能不的確など何処吹く風で、世襲大統領を誕生せしめたのだ。日本では、こういった野蛮な粛正などはないものの、平気で無能な連中を、2世だかなんだか、やたらと信奉する傾向にある。平和と言えばあまりに平和だが、国際的評価は、間違いなく低下どころか、今では歯牙にも掛けられていないようで、自分の庭先に我が物顔で通る敵国人を安易に許して看過しているのである。

前回11月の末までは、アラブの春のドミノ倒しは、シリアからイエメンという段階に入っていたはずで、そのイエメンは、サレハ大統領が権限委譲して、国外亡命してしまい、当面残るはシリアだけとなっていた。シリア内にも、既得権益を守ろうとする者達(アサド大統領派)は、リビアであったと同様に存在する。シリアに対する制裁をと言うことにも反応して、政権支持のデモを行うと云った有様だ。

勿論その間、アサド大統領派は、正規シリア軍として子供に対して迄拷問をし、256人が死亡せしめたと伝えられていた。その時同時に死者は全体で3500人にも達するとのことであった。勿論アメリカはいち早くアサド大統領の退陣を要求しているが聞き入れる風もない。安全保障理事会では、あろう事か、ロシア、中国は伝家の宝刀の拒否権を行使してまで、シリア制裁に反対したのである。

同胞(とは言っても宗教的派閥などで一筋縄ではいかないが)のアラブ連盟でさえ、シリア制裁措置に賛成しているのだ。シリア内では、アサド派に反対する正規軍からの離反兵が「自由シリア軍」を編成して立ち向かおうとしている。この時点で弾圧による死者は4000人と報じられた。なおトルコやフランスは軍事介入さえ視野に入れてきた。

クリスマスには、ローマ法王までシリアの暴力を訴えたが、之は異国の宗教だからシリアは露ほども感じていないかも知れない。今年の1月にはアラブ連盟が、アサド大統領に退陣要求を突きつけている。3月には死者は5000人と報じられた。それでもアサドは動かない。アラブ連盟までが、ロシアへの問題提起にいたり、ロシアも苦境に立っている状態だが、それでもロシアにとって敵の敵は味方論が根強いようだ。

2月に入っても、殺戮は続き、問題は解決しない。アメリカはシリアを「残忍で、機能不全の独裁政治」と断罪する一方で、ロシアは「シリア主導でないと解決できない」と弾圧と殺戮を容認しているのだ。ここで、シリア主導での解決の中に「自由シリア軍」勝利(革命達成)は視野に入っていないだろう。ロシアと中国は、アサドが、その反対派を殺せるだけ殺して、すっきりしろと云っているのだろうか。

とにかく人道を顧みない国の考えることは、我々のレベルではとても考えられないことである。

【拒否権】
・ロシア:決議案はシリアの実情を反映していない・・・裏では独自にシリアに接触打開を探る
・中国:シリアの問題の適切な解決策にならない。
【賛成】
・嫌気がさす。今後の流血事態は拒否権行使国の責任だ

【当事国】
・シリア:危機は捏造。一部大国の標的になっている

「シリア自由軍」のダメージ増加、国連安保理は動けない。殺戮は日に日に増し、シリアの言い訳は明らかに通らない。外交と商売(ロシアの武器輸出)は人命よりも尊いのか。解決にはもう少し掛かりそうであり、その間の死者は一体幾人らになるのか。





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Last updated  2012.02.14 12:50:19 コメントを書く


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