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2012.08.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は連れ合いのいとこの初盆で、昨日帰阪した姫と共に橿原市へ出かけることになっていた。私は道中の運転手として、共に出かけることになった。奈良への道は、大阪市郊外を経由する近畿自動車道を通るルートと、大山崎から久御山を経て、京奈和道路を通るルートとがあるが、大回りな近畿自動車道路ではない、京奈和道路を走るコースを行くことになった。

姫が運転する横で私はナビゲーターを務めることになった。明らかに距離的にはこちらの方が近いからでもある。大山崎から京滋自動車道路の側道を巨椋ICの下辺りまで行き、そこからひたすら南下する道である。国道24号線(奈良街道)に組み込まれたその道は城陽で、自動車専用道の京奈和道路(奈良街道のバイパス)にはいる。通称どんぐり街道と呼ばれているらしく、看板が目にはいる。

片側1車線のところもあるが、混雑もなくすいすい走れた。途中学研都市を抜ける頃に姫が、ここに国会図書館があることを教えてくれた。東京以外にここにあるだけの国会図書館である。何のストレスもなくそのまま木津ICで再び、旧国道24号線と合流して、そこからひたすら一般道路である。

奈良を抜ける頃には多少混み合ったが、概して混雑もなく郡山を過ぎ天理を通り過ぎるとまもなく橿原市である。橿原市の近鉄百貨店で昼食を採り、連れ合いと姫は、法事に出かけている間、私は近鉄百貨店の中で時間待ちをした。橿原市の近鉄百貨店はとにかく前近代的な百貨店そのものであった。品数もなく、目新しいものとて無い。しかしこの屋上からは大和三山である天香久山(152m)、 畝傍山(198m)それに耳成山(139m)が一望できる。

各山ごとに、万葉集の歌が添えられている。「香具山は畝火ををしと耳成と相あらそひき神代よりかくにあるらし古昔(いにしへ)も然にあれこそうつせみも妻をあらそふらしき」(天智天皇)、「春過ぎて夏来るらし白妙の衣干すちょう天の香具山」(持統天皇)、「思いあまりいたすもすべなみ玉たすき畝傍の山に我は標(しめ)結う」(作者不詳)が紹介されていた。

連れ合いと姫は初盆を済ませ、帰途についた。同じコースを今度は北上する。奈良橿原市までは初めてのコースだったし、途中のどんぐり街道もほとんど通ったこともないので、目にするもの皆新しく、千年の古都を駆け抜けた。
途中、遠くに大極殿や、眼前に若草山を遠望できるルートはなかなか味のあるものだった。

久御山に帰り着く頃、まだ5時前であったが、夕食の話が出て、少し早いが食べて帰ろうと云うことになり、姫がよく知る伏見の「鳥せい」本店を訪ねることになった。それは伏見の酒どころの真っ直中にある焼き鳥のメッカのようなところである。酒蔵を改造したこの店は、なかなか風情があり、運ばれてくる焼き鳥は、どれも美味しいものばかりだ。

こう云ったところを姫はよく知っていて、美味しいものにありつくことが出来るのは姫のおかげである。先ず飲んだビールのおいしさも格別であったが、ここ伏見の名水で造った冷酒は、ことのほか美味しかった。飲めばいくらでもいける感じだが、ほどほどで既に出来上がった。



ライトアップにはまだ少し早いと云うことで、6時10分発を見過ごし、30分発に乗った。我々3人と後女性の2人連れだけの屋形船である。秀吉が、荷を運ぶために作ったこの疎水を行くと、右手に寺田屋の側面が見上げる形で見え、途中、坂本龍馬とおりょうの新婚旅行出立の波止場を過ぎ、やがて、鴨川の河口と合流し、角倉了以の石碑を右に見て、さらに、高瀬川の支流との合流があり、やがて、宇治川に注ぐ、三栖の閘門までの約10分程度の船旅の往路の終点がくる。

三栖の閘門の外は宇治川が勢いよく流れていた。三栖の資料館で、閘門の原理を学んで、再び舟に乗ったときは辺りは薄暗くなっていた。両岸のライトアップが幻想的で、すれ違う別の屋形船の赤い提灯の光も幻想的であった。

ドバイで見たアブラの日本版と言うべきか。やがて元来た船着き場に到着し、約1時間の船旅と資料館の見学の旅は終わった。幾度となくこの近くは車で通っているし、伏見の酒蔵の風景は、テレビなどでよく見ていたが、訪れたのは今日が初めてであり、伏見の町を十分味わうことが出来た。

ほんの1筋が違っているだけで、かくも風景が変わるものだと感心しながら、初めての感激の散策と、焼き鳥の美味しさを噛みしめながら、帰りの運転のためにとアルコールを控えていた連れ合いの運転で、無事、自宅に帰ることが出来た。今日は、奈良の都、伏見の町、うまい焼き鳥、十石船と、盛りだくさんの行事に、充実した1日を過ごすことが出来た。





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Last updated  2012.08.20 06:19:21
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