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2012.11.14
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一方、それどころでないのが、国会の先生方である。昼の民主党-自民党の党首討論で、野田首相が「明後日16日の解散を宣言したのである。」野党3党との合意で、早期解散を口にして早3ヶ月が経ち、無策な野党は、ただただ「解散」を合唱するだけの無意味で無駄な日々を過ごしてきた。

「嘘つき呼ばわり」を極度に嫌う野田首相は、小学校時代の先生にバカ正直といわれたことを引き合いに、嘘ではなかったこと、そして嘘でないことを示すとして「16日に解散します、やりましょう」と野党自民党の安倍総裁に詰め寄った。その一瞬予期せぬ発言に安倍総裁は少し鼻白んだ様に見えた。
窮鼠猫をかむといった表現が当たっているかも知れない。明らかにこの点では野田首相の勝利であった。

通常のシャンシャン党首討論ではない迫力を感じる瞬間であった。明らかに虚を突かれた、安倍総裁は、「約束ですね、いいんですね」を繰り返して、その直後はっきりと即答できなかった。あれほど長い間解散を迫っておきながら、いざ解散となると、自民党は、総裁の権限で即答が出来ない体質なのだと言うことを露呈した。

すぐさま自民党内の会議が招集され、夕方には安倍総裁の口から、野田首相の提案(0増5減・衆院定員40減)を受け入れる旨の発表があった。この数時間は何を意味するのか、安倍総裁のリーダーシップの欠如なのかも知れないし、合議制の民主主義とはこういったものかと思わせる事態だと感じた。

民主党内はといえば、もう、蜂の巣をつついた様な混乱ぶりであるという。その後「やってられるか」と離党者が目白押しである。幹事長の輿石は憮然たる表情で「総理の唯一最大の権限」と嘯く始末。
中には、事もあろうか民主党を離脱し、自民党のお世話になりますとヌケヌケという議員まで出る始末。
やんぬるかな、国会議員が国を憂うる選良だと言うことを見事に否定し、国会議員は、ハイリスクハイリターンの職業であることを世に示した典型的な例の1つになった。



自分が国会議員でなくて、何の政治があろうかというのが本音であり、決して、之をやりたいが為に議員になったという高邁な理想の人は皆無と言っていいのではないだろうか。美味しい既得権を手放すことは、辛いことであろう。国会議員にとって、定数削減は、就職先が狭まった労働市場に他ならない。

七転八倒してやがて消えゆく40人哉である。いっそうみんなの党が掲げる定数半減にして、後は各国会議員のシンクタンクで国政を執るという方が、見えやすいのではないだろうか。マスコットおばさんや、客寄せパンダのような議員こそ、国民のために百害あって一利無しというべきであろう。
身を処するに敏な、自己保身一辺倒の議員こそこの際排斥すべきである。

隣国、中国では暗躍死闘の末、どうやら新体制が固まったようだ。党常務委員を9名から7名に削減され、その構成がやっと決まったようだ。颯爽と登壇する新指導部7人は王岐山を除いて皆赤いネクタイをしているのが印象的である。

この7人の合議制で、これからの中国の方向が決まるわけで、はなはだ興味深いことである。
総書記は習近平で、首相は李克強であることは以前から決まっていたようだが、後の5人はかなり流動的だったようだ。背後の長老達の思惑が大きく影響していることや、その攻めぎあいがどのように展開されたのであろうか、ただ推測するしかないが、決まった顔ぶれを見ると、現胡耀邦の息の掛かった者は李克強だけだという結果である。後の5人はいずれも、江沢民派と任じられているのだ。

一方の胡錦濤は総書記引退後も中央軍事委員会のトップに君臨し、院政を引くと見られていたが、どうやら一切の職から退任することになったようだ。代わりにと言っていいのか、胡錦濤が掲げた「科学的発展観」が毛沢東の掲げた中国共産党綱領でである「マルクス・レーニン主義」や「毛沢東思想」などと並んで中国の基本的な思想として掲げられた。

日本のような開けっぴろげの指導者選びと異なった、中国の体質であるが、そう言った人事の結果が、もろに日本に関わってくるわけで、今後も注目していかなければならない。
かつては中国という国家内の波立ちであったが、今や地球全体の津波のような存在になってきた中国の存在は、アメリカの人事と共に日本の環境を決める重大な存在であることになった。





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Last updated  2012.11.17 07:24:19 コメントを書く


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