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2012.11.30
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昨年の夏に連れ合いと共に醒ヶ井に梅花藻を見たり、養鱒場や風穴洞等を歩いた頃から山歩きに誘われる事が多くなった。
観音寺城、安土城跡などを皮切りに、高野山を走破し、今年4月には近江富士(三上山)に登ったことがある。

その一連で、今日は、柳生の里に行くことになっていた。秋の陽は落ちるのも早いだろうと言うことで、2回に分けていくことになり、手始めの今日は、近鉄奈良駅からバスで、破石町に出て、山道を歩き、圓城寺までの道のりを歩いた。

柳生の里と言えば、柳生宗矩の子の柳生十兵衛や荒木又右衛門と言った名前が浮かんでくる。柳生新陰流の剣豪達が通ったという道のりである。所要時間は5時間で、歩行時間は約3時間余とある。
京都から近鉄奈良線に乗ると、友人も乗ってきた。6時23分発でまだ外は薄暗い。

近鉄電車に乗ることは稀である。車中で話しながら奈良路を南に下るとのどかな田園風景が続く。とは言っても近年は、住宅地としての開発が進んでいて、昔のような広がりはない。近鉄奈良駅でもう1人の友人と待ち合わせて、破石町から柳生街道に入る。この道は滝坂道とも呼ばれているようで、車の走る道路脇は、春日大社の外れで、神苑から出てきた鹿がたくさん出迎えてくれる。柿の木にはたわわに実がなっていた。

飛鳥中学の前をUターンする様に回り込むと、そこから程なく東海自然歩道に入り込む。道の脇に流れるのが能登川である。能登川と言えば、東海道線に同名の駅があるが、そこのことかと口に出すと、地名と川の名前の違いで関係はなさそうだ。奥入瀬川の小型版だ。「妙見宮五丁」の碑が見えると山道は石畳となる。江戸時代の街道である。

暫く行くと寝仏が見える。大日如来が彫ってあると言うが識別できない。そこから少しで夕日観音があるが、之は道から離れているため一寸識別しづらい。今度は通り過ぎたのかと思う頃にやっと朝日観音が見えてくる。鎌倉時代の彫刻で、朝日を浴びると美しいと書いてある。観音とは書いてあるが、真ん中が弥勒仏で左右に地蔵仏の3体である。


そこから山道を採ると少し下るようになり、地獄谷石窟仏がある。そこからさらに段々と下って行くではないか。地図にはその先、急な坂道とあるから、今降りている分をまた倍以上登るのだとのことだ。朝早かったせいで、お腹が空いて力が出ない。先を行く友人に飴をもらってやっと元気が出た。
這々の体で上り詰めるとやがて峠の茶屋である。

江戸時代のままのような茶屋は、風情がある。名物とやらの草餅を食べたが、美味しいので、一つ連れ合いにと求めた。マユミという赤い実を付けた木が脇に植わっていた。もう1人の友人は、植物にも興味があるとかで小形の植物図鑑を持参していた。

彼が教えてくれた木に、カゴノキがある。幹に特徴があるこの木の樹皮は灰褐色~灰黒色で、点々と丸い薄片になってはげ落ちて、あとが白い鹿の子模様になるためこう呼ばれているようだ。
峠の茶屋からは比較的なだらかな下りと上りの山道が続く。途中農家の人が無人で作物を置く店で、7個入りの柿を100円也で買った。

北の方に和束町があり茶の生産で有名であるが、ここでも所々茶畑が見える。東海自然歩道は県道184号線から外れて再び山道にはいる。前半の苦しさからは解放されてピクニック気分である。2~300m毎に設置された木製の道標に従って進む。栗の木の葉を敷き詰めた山道は枯葉道路である。程なく国道369号線に出るがその先が今日のゴールの圓城寺である。

もう1人の友人はなにやら歩き足りないといった風情で、このまま柳生の里までも行きかねない感じだったが、この先は春に回して、ここで終わることにした。境内のうどん屋で山菜うどんを持参したおにぎりと共に食べたが具の大きなうどんだった。

圓城寺には、何の変哲もない社2つが国宝で、多宝塔に収納されている大日如来像も又国宝である。ガラス越しに特性のめがねで見るようになっていた。後背部が青く、金色の残った座像は奥の方に静かに座っていた。
帰りは忍辱(にんにく)寺の前のバス停からバスの人となった。友人に小銭200円を貸していたので降り際に、払っておいてと言って降りたが通じていなかった。しかも200円ではなく650円だったという。運転手も何も言わないままだったが、気の毒なことをしたので、近くのバスの案内所で事情を話し、正規運賃の650円を払って帰ってきた。差ほどの疲れもなくその時点で今日の歩数は2万歩を越えていた。





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Last updated  2012.12.02 11:01:58 コメントを書く


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