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2012.12.19
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自民党の安倍総裁は選挙前から金融緩和を叫び円安に導き、以て株価は、待望の1万円台に乗った。11月11日以降の株価の上昇はかってない程の急激さである。株価好転は望ましいが、今後の対応如何によっては、この株価のかけ上がりの反動が起こらないとも限らない。見かけ倒しの政策でなく、しっかり地に足を付けたものであって欲しい。

現在の状況は、かつての自民党の全盛時代を彷彿させるもので独壇場と言ったところだが、一歩間違えれば、急降下することも視野に入れなければならない。

現在はデフレが当たり前になって久しく、国民は皆、安いものに群がり、価格は段々と安くなる一方であった。企業も人も萎縮して久しい。

企業も個人も、なるべく金を使わないようにと、給料は渋り、消費は手控えられている。こういった現象をデフレスパイラルというのだろう。今買おうとする品が1ヶ月先にはもっと安くなると言ったときに我慢して、今買うのを控えると言ったことは常識で、その結果金が回らなくなり不景気になっていくという状態が延々と続くわけで、ちょうどウスバカゲロウが待つ蟻地獄に蟻が吸い込まれるのように、やがては捕食されてしまうだろう。

「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズだけでは、巧く回らなかった民主党の施策が、再び、「人からコンクリートへ」と戻ってしまった。自民党の関係者は、昔のように無駄な箱物は作らないと言い、評論家は原発事故やトンネル事故を念頭に、今や補修に力を入れなければならないと説く。

次期政権の安倍総裁は白川日銀総裁に対し、物価上昇率の目標を入れた物価目標をたてるように要請、日銀は最終的な物価目標(インフレターゲット)を「2%」として「デフレ」からの脱却をめざす方向で検討に入ったとされる。政府の日銀介入が露骨に示されるほどに緊急性を以て語られている。

流通する金が足らない(不景気)ならどんどん日銀札を刷ればいい。何処かで聞いたような話で、ジンバブウェでは無教養のムガベ大統領が同じことを言って、ハイパーインフレを招いたが、日本では根本的にベースが違うと言うことである。

経済に明るくない私には、どのような手法で、インフレターゲットを守るか知らないが、過去にインフレターゲットを1%に設定しても、なかなか1%迄行かず、思うように景気が回復しなかったことを受けて、今回は2%に目標アップを行ったのだという。



問題は、浮かれて、不要不急の箱物を作らないと言ったことを守ることや、真に必要な対象に投資を限定するなどといった配慮が是非とも必要になる。

自民党の公約として、今後5年間を集中改革期間とし、「日本経済再生・産業競争強化法」(仮称)を制定して、「世界で1番企業が活動しやすい国」を目指すとしているが、法人税の大幅減税目論見と相まって、大企業優先となることは必定であるが、企業側が、それによる利益の配分を間違わず、且つ潤沢に行うことによって経済の好転を計ってもらいたいものである。

私のように年金がインカムの全てである大部分のサラリーマン停年退職者にとっては、年金の価値が想定的に低下して、生活が困窮することがあっては困るわけだ。今は取りすぎた年金を返せと言っているように、今後物価上昇などに対しては、年金の物価スライド制が守られないとたちまち困窮してしまうことは歴然である。

安倍総裁の盟友である麻生元首相が、「他には触れるな、当面は景気1本で押し通せ」と言っているようだが、その向かうところは誤りではないにしても、退場した首相の影が残る自民党に一種の危惧が沸くことは、過去の自民党政権下の施策を知っているからだろう。

「コンクリートを使いつつ、人に優しい施策を採ってもらいたいものである。





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Last updated  2012.12.20 09:19:29 コメントを書く


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