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2015.01.29
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今治造船が丸亀工場に大型のドックを設けるという。日本の造船業が衰退を初めてこの方16年ぶりの大型設備投資だ。

この紹介記事で、今治造船を、「国内最大手」の造船会社と紹介していたのを見て、隔世の感を持った。
10~15年前とは違ってきたなぁと感じたわけだ。

30年前には、大手造船所と言えば、三菱重工、川崎重工、IHI(石川島播磨)、三井造船、NKK(日本鋼管)、住友重工、日立造船などと言ったところが上げられていて、来島ドックや、今治造船は、「強手」という名前で呼ばれていた。

昔大手だったところで、未だに造船が主力の会社は、三井造船ぐらいなもので、他は、機械関係のジャンルに分けられているようだ。日立造船などは、造船と名が付いているが、船舶部門は切り離されている。

そして、現在(去年辺り)では造船の建造量の順に、1位が今治造船、2位にジャパンマリンユナイテッド(JFE傘下のユニバーサル造船とIHI子会社のアイ・エイチ・アイマリンユナイテッドの統合新会社)、そして、3位に合併した新会社名村造船(名村造船所+佐世保重工業)といった順になり、三井造船や川崎重工業そして三菱重工業等の造船部門は遙かに後退してしまったのである。

ここで、ジャパンマリンはNKK(日本鋼管:現・JFEエンジニアリング)と日立造船の船舶・海洋部門が統合した会社である。


要するに、造船というジャンルで見れば、離合を繰り返し、今では完全に様変わりしたと言うことだ。

この時海外生産なども視野に入れたり、設計の外部供与を実行したり、設計の共通化を図ったりと、およそ従来のやり方の大転換を図ってきた。

さて、今や国内最大手となった今治造船は、久しぶりに約400億円を投資して、長さ600m、幅80mの大型ドックを造るのだという。
ここに来て、円安が進行している故の判断であろうが、それで韓国や、今や中国を相手にしてやっていけるのかどうか、若干心配な思いはある。

しかし、今治造船では、台湾のエバーグリーンから大型コンテナ船11隻(TEU約2万個)を受注したのを大型ドックで建造しようとしている。
そんな強さの秘密は、今治造グループの地域的集約が挙げられている。今治市を中心に「愛媛船主」と呼ばれる船主が集まり、国内の外航船の3割強(約1000隻)を保有する規模に達しているのだ。
その昔の村上水軍を思い起こす。

さらには、地元金融機関が地場産業育成へ積極的に融資するという「シップファイナンス」があるというわけだ。
また、韓国や中国に対抗するために、「一般商船なら何でも対応できる」という船(造船)のデパートといったオールマイティー化で生き抜こうとしている。

一頃と違って、韓国辺りの製造コスト(給料)などのアップで、そろそろ造船の日本回帰を期待できるかも知れない。





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Last updated  2015.01.30 14:47:41 コメントを書く


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