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2015.12.30
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連れ合いは最後のカーブスへ向かった。

***

今年もイスラム国(ISIS)の名を聞かない日はなかった。イスラム教スンニ派の過激集団はイラクに興り、シリアで活発化し、現在はリビアへもその勢力を伸ばそうとしている。ここに来て、イラク軍が力を回復したと言うべきか、5月にISISに占拠されたラマディを制圧(取り戻)したとのことだ。

2014年に一方的に国家樹立を宣言してから、一頃は、新聞紙上でISISのテレトリーがアメーバーのようにイラク北部やシリア北部に広がっているのが報道されが、最近は少し逆転している感じだ。表向きは世界中が敵対しているのだから、もう少しスムーズに壊滅の道に追い込める感じがするのだが、実際にはなかなかそうはなっていない。

ISISに立ち向かう各国の勢力が必ずしも一体となっていないところが見られる事が原因かも知れない。
宗教が絡み、民族が絡み、政権が絡み、背後の国が絡みと、複雑さは一筋縄ではいかないようだ。

その結果悲惨な目に遭うのは一般の国民であり、非戦闘員である。故郷に居場所を無くしたこれらの人々は、難民となって、国外に流出し、大勢は、ヨーロッパに向かった。最初は難民に寛容であったドイツでさえ、このところ、予想に反する膨大な難民の流入に、悲鳴を上げている状態だ。

いったいこの状態がいつまで続くのだろうか、現段階ではようとして行方が知れない状態だ。ISISとイラク軍や、シリア政府軍が、一進一退を繰り広げる中、アメリカやヨーロッパ、そしてロシアなどは、空爆で対応しているだけだ。



更に悪いことに、ISISに共鳴する狂気のテロリストが、イラクやシリアに空爆を行ったり、敵対する国へ出向いて(と言うか自国のテロリストがISISに倣って)自爆テロを仕掛ける事態になってきている。当事国への渡航は考えられないが、今では、ヨーロッパ各国への渡航も逡巡せざるを得ないような雰囲気になってきている。

何とかこの状態に終止符を打って欲しいものだ。

ISISを巡る今年の主な動き

1月:フランスの新聞社襲撃、リビア首都で武装勢力がホテル襲撃、エジプトでの武装勢力襲撃。
2月:ヨルダンがISISに報復空爆、コプト教徒を殺害、 
3月:イラクがティクルート奪還作戦開始、イエメンで自爆テロ
4月:リビアの韓国大使館銃撃、アフガニスタンで爆発、リビア沖難民船700人死亡
5月:パルミラで400人殺害、イラク軍がファルージャ奪還作戦、
6月:チュニジア、クウェート、フランスでテロ、トルコ国境地帯でクルド人との戦闘
7月:エジプトの検問所襲撃、シナイ半島でエジプト軍と交戦、シリアでパルミラ遺跡破壊、カイロのイタリア領事館前で爆発、トルコでの自爆テロやPKK拠点空爆さらにトルコ軍の車列で爆発
8月:パルミラ遺跡の神殿爆破(2回目)

10月:イラク軍、「イスラム国」指導者を空爆、
11月:レバノンで自爆テロ、フランス、アメリカ、ロシアISを空爆、パリ郊外で銃撃戦、トルコ軍がロシア軍機を撃墜、チュニジア首都でテロ
12月:トルコ地下鉄駅爆発、イギリスの地下鉄駅で3人刺される、ロシア、「イスラム国」に潜水艦から巡航ミサイル攻撃、イラク軍、要衝ラマディを制圧





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Last updated  2015.12.31 15:52:21 コメントを書く


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