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2018.01.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点の河川敷迄で、帰りは大道堤を降りて帰った。連れ合いに誘われて、桂川イオンの大垣書店奥で、読書を3時間ほどした。
喫茶コーナーは、様々な人が、思い思いの事をして過ごしている。静かな環境で読書もはかどる。

***

日経新聞に、関西の先端研究所が取り組む内容の紹介が、去年1年間掛けて随時にあった。14研究所が対象だ。(もっとあったようだが、スクラップしたのはそれだけだ)
日頃目にする身近なものから大がかりなものまで様々だが、日本の技術の先端を少し覗いてみた。

東レはテキスタイルの研究所だ。ヒートテックやヒトエ、カメレオイドメッシュ、ガルフェンなどの機能性素材を手がけている。
ヒートテックは、繊維の混合によって発生する色むらを無くして実用化にこぎ着けている。ユニクロで販売されていて、既に馴染みだ。
ヒトエは、電気を通す繊維で心拍数などの生態情報を収集出来る素材だ。ドライバーの居眠りを感知してアラームするなどといった用途を目指す。

カメレオイドメッシュは、見る角度で色彩が変化する立体構造の生地だ。靴向けに既に実用化されている。


京大ウイルス・再生研は、次のような研究をしている。
・iPS細胞から免疫細胞を作成し、がん細胞を攻撃して治療をする。
・数理モデルを駆使して人体の仕組みを解明する生命システムの研究。
・がんや心疾患、認知症などの高齢者に多い病気を克服する。
・人間の遺伝子に組み込まれたウイルスを調べて免疫の仕組みを解明する「免疫記憶」を追究。
・エイズウイルスを体内から完全に排除する根治薬の開発。
・自己免疫疾患を抑える治療薬の開発。

iPSを使う難病治療は、iPS研究所に任せて、がんや、心疾患、認知症など高齢者に多い病気の克服に焦点を絞っている。我々高齢者の頼みの綱だ。

堀場製作所は、自動車の検査装置を製作し、最新化を研究している。
自動車に関しては、次の3点だ。
・新たな法規制に対応した排ガス検査装置。VWの検査装置も手がけたが、装置は立派でも扱う側が不正をすれば意味が無い。

・トランクに積んではかれる小型検査装置。

また、環境に関する計測装置などの研究も行っている。1つはリアルタイムでPM2・5を監視する装置であり、1つは火力発電所向けのガス分析装置だ。

パナソニックは、水素の研究が進められている。製造から貯蔵、発電までを1戸で完結し、一切CO2を出さずに電力をまかなおうというものだ。燃料電池も、もう1つの柱と位置づけている。私が勤めていた会社の研究所でも燃料電池の研究者がいたが、その後どうなったのか、あまり聞こえてこない。

パナソニックもオープンソース的な研究にも目を向けているようで、これからは、研究所にどっぷりと浸かった、たこつぼ的な研究体制では対応出来なくなっていると云う事だろうか。

日東電工は、2016年に茨木市に開いたイノヴァス(研究所)で電子部品を軸に、次のような開発を行っている。

・電子部品として、情報機器向けのフィルム材開発。
・ライフサイエンスでは、皮膚を通じて薬を届ける投薬デバイスの開発。
・その他、立体ディスプレー用の表示デバイスの開発。

東洋紡は、繊維に留まらず、化粧品にも進出している。紡績は何故か化粧品に繋がる必然性があるのだろうか。パンティーストッキングに始まって、寝具用マットレス、触るとひんやりする繊維などを手がけ、ここでも運転手の眠気を検知するシステム(スマート衣料ココミ)を開発している。

住友ゴムは、自動車タイヤだが、之まで燃費追求(良くなる)が主だったタイヤに、相反する制動性の確保との兼ね合いで、新製品を追究している。二酸化ケイ素など重要な元素を用いて設計したゴムの最適分子構造をスーパーコンピューターを駆使して、算出しているとのことだ。ゴムとコンピューターなど一寸想像も付かない組み合わせだ。

グローリーは、初めて聞く名前だ。顔認証の技術では先端を走っているようだ。以前は、貨幣の真贋を見分ける装置で世の中を席巻していたようだ。
また、選挙の投票用紙に書かれた、様々な癖のある字を読み取る判読機も製造しているとのことだ。
顔認識では、今後は、更に精度を上げて、顔の表情などの判別が出来て、顔を見たら何を考えているかが読み取れるようなことまで考えている。

不二製油は、大豆たんぱく質や、油脂、さらには水溶性多糖類などの研究を行っている。食品に関することはパスだ。 

変わり種の大阪市大は、植物の光光合成を、人工的に行わせる住宅を研究している。無尽蔵な太陽光を利用して、水と二酸化炭素を分解し、酸素と有機物質を作ろうというものだ。人工光合成など、今まで聞いたことがない。色々な研究が行われているものだ。

グンゼは、矢張り衣料だ。選んだ研究所に、3つも衣料会社が入っているのは、一寸びっくりだ。
肌着に必要な3つの要素、「締め付けない」、「やわらかい」、「むれない」を追究してYGブランドで、販売している。着心地を独自に数値化して、客観的な評価を行っている。たかが肌着というものでも無いらしい。

クボタは、農機具だ。トラクターをロボット化する(自動化)研究に邁進している。
農業従事者が減少する中、農機具の自動化は大いに力になる。

農機の自動化レベルはレベル0からレベル3と4段階あって、レベル0は現状の手動で、レベル3は無人状態で全ての操作が自動化されているというものだ。現状はレベル2までで、レベル3はターゲットだ。自動車のような道路に白線も無い、でこぼこの畝上で如何に全自動を成すか、先は遠いようだ。

京セラは、スマートフォン用部品を始め、ヘルスケア商品、そして太陽電池などの研究開発を行っている。まだ他にも医療や製薬なども手がけている。

電子部品では、デジタル機器の制御用水晶振動子を小型化(ナノテク)する研究だ。それとスマートフォンの高機能化に対応する通信用部品も研究されている。ヘルスケアでは、ガス分子を使った臭覚センサーや、毛髪の再生医療などと分野は幅広い。

太陽電池の高効率セルの研究も行われている。

関電は、珍しい研究が目に付いた。太陽光発電について、天候にされやすい太陽光の出力量を予測するために雲の動きを予測するという、気象庁のような研究を行っているとのことだ。こう言った地道な研究で、是非とも自然エネルギーを効率よく取り入れるようになって貰いたいと思う。

大和ハウスは、建築、不動産会社だが、之まで、箱を作ってそれを売るというものだったが、現在は、中身を含めて提供するというものだ。人工土壌を作り、その土に配合した微生物を使って、室内を脱臭する試みが行われている。

微生物は酢酸やアンモニアの匂いを一般の空気清浄器の何倍もの力で脱臭するというのだ。ガソリンスタンドや、油や化学物質で汚染された土壌を改良するというレベルまで考えられている。

大ざっぱに駆け足で関西の研究所を回ってみた。色々な研究開発が行われているものだ。





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Last updated  2018.01.11 17:46:02
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