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2018.04.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅までで折りかえし、島本駅を経て帰宅した。
5年前に思うところがあって歩き始めて、今日で、21000kmを歩いたことになる。地球を半周したくらいだ。当初は目標歩数を1万歩としていたが、腰の具合もあって、目標歩数を8000歩に下げている。従って、1000kmを歩くのに、初めは70日台で歩いていたが、今では100日近く掛かっている。

連れ合いと姉と共に、梅田で昼食を共にした。

***

武田薬品の(売上高1.7兆円)巨額買収交渉が大詰めに入ったようだ。アイルランドの製薬大手シャイアー(売上高1.6兆円)を、有利子負債を加えて、8・5兆円で買収し、製薬業界で世界のトップ10入り(7位)を果たそうとしている。両社は同規模の売上高だが、シャイアーの方が利益水準は武田の4倍強と高い。

M&Aという言葉は良く目にするがこれほど大規模なM&Aは日本では珍しく、日本では過去最大だ。之までの最高額は、ソフトバンクのARM買収における3兆3000億円だ。

IT産業でも無い製薬会社が、こう言った大規模なM&Aを行っても、更に上位売上会社が6社もあると言うことで、更に驚きだ。グローバル化を目指す武田だが、企業規模としては、国際的なメガファーマに大きく水をあけられているのだ。現在の売上トップはスイスのロッシュの5.9兆円で、武田の合併が成っても、ロッシュの半分強の売上と云ったところだ。

社長ウェバーが外国人と云う事で、日本のM&Aに対する常識に埋もれた感覚ではとてもこうはなっていないのかも知れない。

武田は、社内取締役4人のうち3人が外国人、戦略策定のチームも14人中11人が外国人となっている。グローバル化にカジを切った武田は有能な人員を登用する仕組みができつつあるとのことだ。(日本人よりも外国人の方が有能と云う事だろうか)



今回のシャイアー買収では、当初買収提示額約6兆5000億円で始まった。企業価値などを過小評価しているとして最初は折り合わなかったが、武田が食いついてきたわけだ。之までの買収交渉では5回の条件提示を行い、シャイアーの株主に額面の6割増しの代金を支払うと提案していて、買収総額は約7兆円となるようだ。

我々が世話になる医薬品は、新薬開発に1千億円単位の資金と10年以上の開発期間が必要とされている。それほどのコストを掛けても薬の候補物質の選定から数えると成功確率は3万分の1とされている。(その昔は、1000三つといわれ、1000分の1とかと思っていたが更に厳しい)

研究開発費に膨大な金が掛かることは知っていたが、なるほど法外である。

こういった事から、自社開発には限界があり、手短に成果を得るべく、有望な新薬候補を即戦力的に手に入れるためのM&Aが増えているというわけだ。(武田はまさにこの路線を採った)然し乍らそういった新薬候補を上手く育てられるかどうかを判断するには、長い目が必要で、買収の評価については時間が掛かる。

武田は過去に、たんぱく質の構造解析技術などに強みを持つ、米バイオVBシリックスを280億円で買収したり(2005年)、ガンや炎症疾患の遺伝子治療を研究する米バイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマスーティカルズを約8800億円で買収している。

さらには、2011年には新興国への販路確保を狙ってスイスのナイコメッドを約1兆1100億円で買収していて、大胆なM&A攻勢を掛けている。(2008年)

ミレニアムを買収した当時は高い買い物と言われたたが、買収後にミレニアムが開発していた「エンティビオ」がヒットし、2017年3月期に1432億円億円を売り上げてブロックバスター入りするなど、M&Aの真の評価は買収時点では評価しきれないところがある。

武田は、2025年に消化器系疾患でNo1、がんでトップ10、中枢神経系疾患領域と新興国で強固なプレゼンスを獲得することを中期目標を戦略に掲げている。この程度の規模のM&Aは想定されていたとのことだ。

武田が巨額のM&Aにこだわるのは、現在の売上高の3割が日本であり、日本は、医薬費の伸びを薬価で調整する政策を採っているので新薬の販売が出来ても飛躍的な成長は期待できないからだ。

一方のシャイアーは本社をアイルランドに置いているが、売上の6割は日本市場の10倍の規模のアメリカなので、アメリカでの医薬品の販売の拡大や研究開発の相乗効果を見込んでいる。

製薬会社は、こう言った巨額のM&Aで業界を再編しつつ成長し続けてきたが、近年は、新薬の開発はスタートアップ企業が担うケースも出てきており、旧来の巨額M&Aは見直される段階に来ているとも言える。



只、最後にシャイアーの株主の承諾というハードルが残っているので、現時点では決定ではない。シャイアーの利益率が良いことから、新たな買収希望が出てくるかも分からないと言った状態のようだ。

【古今和歌集】

419.一年にひとたびきます君まてば やどかす人もあらじとぞ思ふ (きのありつね)

一年に一度だけおいでになる君を待っているので、あなたに宿を貸す人ではないと思うよ

(織姫と彦星を掛けて歌った。)





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Last updated  2018.04.27 14:27:19
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