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2018.06.07
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今日のセミウォーキングは名神桜井から島本高を経て、第2小学校を経て帰宅した。

***

三菱重工の中期経営計画の中に、引き続き原発事業を推進するとある。
これは、経産省のエネルギー基本計画に沿ったものなのかどうか。経産省は再生エネルギーを主力電源にするという前提で、原発についても「重要なベースロード電源」としながら、「依存度は可能な限り低減していく」と云うのが本筋のはずだ。その結論として、2030年度時点の発電電力量に占める原発の比率を20~22%としている。

一頃原発に頼っていた日本が、少しは見直した結果が、現状を踏まえて、ここまで絞り込んだという所だろう。(精一杯か)然し、原発が稼働していなくても何とか乗り切れた実績を思うと、矢張り、これまで以上に原発に頼ることは極力少なくする方向で考えるべきでは無いかと思う。

三菱重工は、日本の基幹を構成した企業であり、官制の色が濃い会社だ。三菱の方向は、日本の方向的なニュアンスがあるが、原発については少しばかり肯定的に日本の方向性を先導しているようだ。

技術継承のためにも原発輸出は不可欠としているようだが、先進国でも原発事故を防げなかった中、新興国への原発輸出が将来もたらす影響が、どれ程になるのか考えられているのだろうか。

三菱のスタンスは、原発の安全性には一定の憂慮を持ちながらも、世界全体のこれからの人口増を考えると、原発による電力供給は必要だとの見解だ。原発技術を継承していくためにとあるが、それは本末転倒では無いかと思う。日立製作所もイギリスでの原発プロジェクトを進めるようだ。更に云えば、東芝は、WHの問題で原発に味噌を付けている。

最近では、中型原子炉が開発されている。今のところコスト高だが、技術的な習熟度や技術進歩でコストは軽減できるとしている。三菱が進めるのは、トルコの黒海に面したシノプ原発計画だ。将来の危険を想定していては企業の利益を逸失し、企業人として意味が無いと、計画を進める。現時点で技術的に安全が担保できればそれで良いというわけだ。




ドイツは2020年までに原発を全廃するとしている。そのメルケル首相のブレーンであるリフキン氏は「原子力から脱却しないと日本は二流国に陥る」と警鐘を鳴らしている。それによると、そもそも地球上の生命はから始まる大上段的な内容だが、これからの世界は、原子力の様な中央集権的なエネルギーであってはならない。旧態依然とした、化石燃料を使っていては、次なる発展は無いと云うのが論点だ。

再生エネルギーのような限界費用がほぼゼロであり且つ自然に負荷を掛けないエネルギー源を志向するべきだと云う事だ。EUは元より、かの中国ですら、積極的に再生可能エネルギーを導入している時代になっているというわけだ。(一方では中国はこれからも原発を作り続けるとしているが、その辺りの矛盾はどうなのだろうか)

また、現在では、再生エネルギーの固定費は、指数関数的に下がっていて、太陽光や風力発電の固定費もどんどん下がってきている状況下にあるのだ。リフキン氏に言わせれば、太陽光や風力にはランニングコストである燃料費も要らないのだから、之を使わない手は無いと云う事だ。中国や欧州もそれを知っているから自然エネルギーの導入を進めているとのことだ。

ドイツでは、旧態依然とした産業革命(第2次)のままにエネルギーを考えていれば、これ以上の成長はないということを理解したのだ。原子力に依拠する限りは、それ以上の飛躍はないと示唆しているのだ。

それなのに成長戦略の中で、原発の必要性を蕩々と述べる日本政府はどこか自己矛盾を来しているとでも云いたそうだ。私などは、過去に於ける原発は、日本が飛躍するときになくてはならないものであるとの認識で、核のゴミの処理とかについては、目をつぶって推進してきた嫌いがあるのだと思っている。

そして、原発の事故は過去何回もあって、その都度問題視されてきたが、福島原発のような、致命的な損害を見ること無く今日に至ったわけだ。あまつさえ、放射能を閉じ込める5つの壁とか称して、安全神話を作り上げてきたのだ。それもこれも皆机上のことで、予期しない(想定外)のことが起こったらそれらの安全対策は一挙に崩れ去ったのだ。

ここに来て、新しく原発を建設することは非常に愚かなことだと、リフキン氏は言っている。今は、目をつぶっている核のゴミの処理については、やがて(というか今も問題だが、触れないように議論を進めている)大きな問題となって、後世の人たちに負の遺産として取り残される資産となるのだ。

そのことを中国の李克強首相も理解した上で進んでいるという。(然し実際には中国では膨大な数の原発新設の動きがあり、どうも納得は行かないのだが)とはいうものの、原発によるエネルギーを俄に遮断することで、起きる混乱を最小限にとどめるためには、当面は、併存していく必要があるという論議も又理解しうることだ。然し、あくまでも、その先、2030年に原発依存度を15%以下に落として、2050年には、現原発を全く利用しないでやっていける位の革命的なエネルギー対策にカジを切らなければならないだろう

そういう意味では、現在の政府も官僚もエネルギー政策をまじめに考えてないと言う事になる。原発に面と向かって対峙していないと云う事だ。少しでも先延ばしにしていれば、やがて通り過ぎるくらいに考えているのではないか。

少し気になるのが、改良型中型原子炉の安全性だ。放射性物質が提言するとか、又その対処方法などが確立されていれば別だが、今のままで破綻に原発の小形化でしか無いように思うのだが。

【古今和歌集】



梶(櫂)にあたって砕け散る波の雫を、春だから、どうして咲き乱れる桜の花と見ないことができようか(いや、見ざるをえない)

いかがさき=河内国茨田郡、伊香(いかが)郷。現在の枚方市伊加賀を詠み込む。





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Last updated  2018.06.08 13:46:57
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