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2018.06.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは上牧駅裏から上牧小学校までで、帰りはシャルマンを通った。
連れ合いは、元同僚さんとお茶しに出掛けた。

***

中国の「一帯一路」経済圏構想は、常に目を光らせておかなければならない。日経ビジネスに、沿線住民の不安と副題された記事があった。

記者が中国の影響力が増すアジア太平洋地域の国々を歩いたレポートしたものだ。
一帯一路の名の下に、中国は発展途上のアジアや、アフリカの諸国にインフラ整備と称して資金を出してやがて、自国に取り込むといった行動を進めている。

対象の国では、中国の投資を歓迎するものの、同時に「中国に何もかも奪われるのではないか」という不安も抱えるという。現実に債務が不履行になった国では、港湾施設など、体よく乗っ取られているケースもある。

中国の投資自身が、目的が曖昧で、単なる経済活動とは違ったニュアンスがあることが原因なのだ。この一帯一路は、アジアからヨーロッパに至る広域に、何本かの道(道路と海路)を創造して、沿線の国から、中国に便益がもたらせるようにすると共に、その影響下に置くことが目論まれているのだ。

有り体に言えば、沿線国にインフラ(高速道路や橋、港湾、空港、高速鉄道)を中国の資本投下で行うのだ。高額の資金が必要な、こう言ったインフラは途上国だけの資本ではなかなか造ることは出来ない。中国の甘い誘いに乗ってしまうのも無理からぬ事だが、この投資は、単なるドネーションではなく返済を伴うもので、行き詰まると、出来上がった物件を実質上中国が差し押さえる形で、手に入れてしまうのだ。


一時的に繁栄がもたらされ、国が潤ったかに見えるが、そこには隠された罠があるのだ。
実際に、カンボジアやスリランカなどのインフラ設備は中国の資本が大量に流れ込んでいて最早中国なしでは立ち行かない状況になりつつあるのだ。

中国資本の流入と共に、中国人の一隊が押し寄せることになるのだ。一時的な繁栄もつかの間、目覚めたときには中国化されて、引き返せなくなると云うわけだ。

このような将来を見据えている人も居るわけで、中国からの投資を受け入れている国の関係者全てが諸手を挙げて彼らを歓迎していると言うわけでもない。
自国の文化や住まい、資源などを中国人によって根こそぎ奪われてしまうのではないかといった危惧を持っている人もいるのだ。

そんな町の1つに、スリランカ南部の港町、ハンバントタがある。この街は中国の投資により港と空港が整備されたが、スリランカ政府は昨年、港の99年にわたる運営権を中国企業に売り渡してしまったのだ。実力行使で、竹島に軍事基地を造る一方では、お為ごかしにインフラ整備の名の下に軍港を手に入れるという戦略なのだ。軍の力による侵攻ではなく、金で頬を叩くようなものだ。

勿論、中国側はこの港を軍事利用することはないと明言しているが、字義通りに受け取る向きは少ない。現に、如何に租借の形を取ったとは言え、この港に入るためには許可を必要とし、自動小銃を持った門衛がガードしているのだ。

日本などが行うODAは無償供与という形のものもあるが、一般には長期のローンと云う事になる。それも相手国の財政状態に応じて、返済が出来やすいように考慮されている。しかし、中国のやり方が、結構どぎついようだ。その辺りの契約がどうなっているかはつぶさには解らないものの、結果が明白に事の成り行きを物語っている。

中国は、中国政府が100%出資する金融機関、中国輸出入銀行からの融資を先行して、インフラ建設に着手するが、その実、援助に近いローンで、その金利も援助の枠組みで考えられる以上の高金利の利子が付いているというものだ。

中国のこう言った国際常識から外れたやり方に疑問を持つだけの余裕が、対象国の政府にないことも問題だが、目的意識を相手国と共有することなく、はぐらかして取りあえずなし崩し的に資本を投入するやり方で、浸食していくのだ。

日本が対外的に示すODAでは、その事業が完成した暁には、どのような経済効果があり、どれだけの利益が見込まれ、それがどういった返済期間で返済可能になるかなど、事前にフィージビリティースタディーを充分に行ってプロジェクトに掛かるのだが、中国はそういった手順を踏まないようだ。



カンボジアなども、中国の資本が大きく流れ込んでいる。カンボジアへは日本が伝統的に支援してきたが、2010年に中国が援助額で日本を抜いて1位となり、影響力を増している。中身は援助か商売か実態は不明だが、地方の水力発電や道路整備でも中国からの投資は圧倒している。

中国はカンボジアの前国王にちなんだ、シアヌークビルの開発に多額の資金を投入した。シアヌークビルの人口25万のうち中国人は数万人が占め、「第2のマカオ」との異名を持つほどだ。中国がシアヌークビルにこだわる理由は、この地がカンボジア唯一の深水港を擁することにあるからだ。隣国ラオスからプノンペンを経由しタイ湾に抜ける要衝でもあり一帯一路の要衝でもある。

カンボジア人の中には、ここがいつ何時中国の軍事要塞と化すかと心配する向きもある。

他にも、中国からアラビア海に直接抜ける要衝であるパキスタンのグアダル港、紅海入り口のジプチの軍事要塞など、中国の世界戦略(一帯一路)は着々と進行している。

【一帯一路】



世の中というものはこのようなものだ、吹く風のように目に見えない人も恋しく思う

(目に見ぬ・・・まだ逢ったことのない)





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Last updated  2018.06.29 07:38:01
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