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2018.07.31
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今日は辻堂界隈をセミウォーキングした。姫達の住まいから海に出るつもりで南に向かったが、道路は碁盤のようには造られていないので、知らず知らずに東に向かっていたようだ。引地川の富士見橋に出た。川沿いに歩いて、引き返したが、途中藤沢SSTと名付けられた、大きな住宅地があった。目標歩数に2000歩足らず、又、辻堂駅の方向に1000歩、歩いて引き返した。

連れ合いと、テラスモールに出掛けて、昼食したり、買い物したりした。テラスモールは、桂川イオンモールよりも一回り大きな感じで、テナントのブランドも高級そうだった。

午後は、今回も目的だった、姫の試験問題の採点だが、先ず自ら模範解答を試みた。材料力学の基礎で、大学時代相当に叩き込まれた内容だ。基礎と言うだけあって、回答そのものは簡単にできたが、最近使い始めたSI単位については、慣れていないので計算で出した値そのものが妥当なのかどうか、瞬時には判断が難しい。

我々の時代は、cgs単位で、例えば、許容応力といえば、軟鋼の41kg/mm2を元に、安全率を見込んで、評価したのだが、kgにはfを付けて、kgfとする事や、さらには、1kgf/mm2=9.80665×10^6 Pa=9.80665MPaとパスカルという表現になってきた。重力の加速度が関係した値で、何処(月や火星)に行っても同じ値だと言うことだ。

これからは宇宙の時代だから、当然のことだろうけれども、古い教育を受けた者にとってはいささか馴染み薄いというところだ。明治生まれの親父などが、尺貫法からメートル法に移行した時の様な戸惑いもかくあったのだろうかと思った。即ち、長さ1尺=10/33 mで、重さ1貫=3.75kgと言った具合だったわけだから。

***

日経のコラム「複眼」で揺らぐアジアの民主主義が掲載されていた。タイの元首相アナン・パンヤーラチュン、インドネシアの前外相マルティ・ナタレガワ、そして、熊本県立大理事長の白石隆の3氏の意見を載せたものだ。

民主主義が揺らいでいて、それは、アメリカやヨーロッパだけに限らず、フィリピンやタイ、カンボジアなどアジア各国でも強権型のリーダーが国のかじ取りを担っている時代になった。

パンヤーラチュンは85歳、国民の満足が統治の肝だという。いまや、多くの人々が、民主主義政治やグローバリゼーションが公正な経済発展を実現するための解答ではないと考えるようになって、大衆迎合主義(ポピュリズム)や権威主義が台頭してきたのだという。


民主主義を支えてきた中核的な「価値」が、民主主義が確立しているとみられていた国々で腐食しているという。

そして、次の1節には思わず膝を叩いてしまうほど共感した。
「真実であるかどうかは軽視され、嘘をつくことが罪ではなくなった。政権与党が自らに有利なように恣意的に選挙区割りを決める「ゲリマンダリング」も横行している。社会の中の、ある特定の層に利益を誘導するような法律を制定する動きもみられる。」

まさに今のおごれる自民党、強権を行使する安倍の政権そのもののことではないか。嘘を突き通し、丸め込み、押さえ込む、そして今回、与党のごり押しで、参院の定数6議席増やしたのは正に之だ。

人々は民主主義の短所を理解しているが、肝心なのは良い統治を実現することだというのだ。民主主義でも権威主義でも国民を満足させてこそだというのだ。シンガポールの故リー・クアンユー元首相を引用して完全な民主主義で無かったかもしれないが、国は富み、人々の生活水準は向上し、教育や医療など基礎的な公共サービスをもたらした事で国民は感謝したというのだ。

タイの現状は、軍政であり、民主化に向けて進んでいるという。時間は掛かるが、その国独自の民主主義を確立することを考えるべきだという。民主主義には完全はなく、終わりはないともいう。我々も日本に適した民主主義を求めて、もっと目を開かなければいけないだろう。しかし、あまりにも、逸脱した現在の社会の現実に、詠嘆あるのみだ。

ナタレガワは55歳、若手だ。東南アジアが得た民主主義は、それなりに評価できるという。中東などに比べると、ある程度平和的に進んできたとの意見だ。比較の対象が、中東だというのはどうかと思うが、まぁ一理はある。

ただ、東南アジアの民主主義の現状を評価すれば漂流している状態で、ここで努力を怠れば民主主義が後退する恐れがあると警鐘を鳴らす。

民主主義は、何にも妨げられず、一直線に前に進むというものではないというが、如何にもインドネシアらしい発想だと思う。国によって民主主義の形態は多少異なると云う事だ。

ASEANで働いていた経験から、他の国を良く理解しているのだろうが、画一的な民主主義を求めることは、現実的でなく、危険でさえあるという。民主主義は、一度達成したからと言って、永続できるものでは無く常に後退なり破壊の危険性に見舞われる。

そうした不断の努力を積んで、互いの国の間の平衡を保つと云う事が求められているという感じだ。


1989年の東西冷戦終結から2008年の世界金融危機までは、世界は、米欧型の民主主義が席巻するとみられていた。

然しその後は、所得に注目すると、いずれの国も世界金融危機などがあって、伸び悩んだ。それ故にポピュリズムが台頭したという。それも、最初は上手く転んだが、次第にぼろが出て、期待は裏切られる結果になった。

そこで、トランプが出現することになったわけだ。アジアに目を移せば、中国は20年間で所得を4倍に増加せしめた。アメリカに依らなくても自分たちで出来ると考えるようになったという。

国民が国家に求める生活の選択肢が2つあり、「豊かで自由」か「豊かで安全・安心」かだという。東南アジアはまず、経済発展先で、政治的自由の制限は許容された。多少とも豊かになった今、「自由か、安全・安心か」を求めるようになった。中国がその成功例だ。

現在は、中間層と言われる階層が増え、より保守的になり、政治的な自由より安全・安心を優先するようになったと述べている。今後どのようになっていくか、経済が差ほど伸びなければ、国民は離反し、政治はたちどころに不安定になる。その後どのように展開するかはその国次第というところだ。


日本は、アメリカ一辺倒で、真の意味の民主主義国家になれていないので、東南アジアの中で、リーダーシップを取れるまでにはならないようだ。

【古今和歌集】

504.わが恋を人しるらめや しきたへの枕のみこそ知らば知るらめ (よみ人しらず)

この恋しい気持ちを誰が知るだろうか、もし知っているものがあるとするなら、それはただ枕だけだ

(しきたへの ・・・ 主に枕など寝具に掛かる枕詞 )





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Last updated  2018.08.06 16:33:03
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