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2018.09.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄で、何時もと同じだ。
午後は台風21号が直撃してきた。
想定された、樹木の倒れやビル足場の倒壊などがある中、関空の連絡橋に小型タンカーがぶつかり、橋桁を壊したことや、関空自体が全面水に浸かったことなど、想定外のことも多々起こったようだ。今の世の中何が起こるか分からない。

***

スルガ銀行の不正が、留まるところを見せない。事の起こりは、今年初めに戻る。そして、4月金融庁がシェアハウスへの不正融資で、役員に不正行為があるとされて、立ち入り検査に入った辺りから、急にクローズアップされてきた。

スマートデイズが運用する女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」に大半の建設費用を融資していたスルガ銀行だが、審査を通りやすくするために役員が書類の改ざんなど不正行為に関与していたのではないかとの疑いで始まった。

4月9日にかぼちゃの馬車が経営破綻したところから事が発覚したようだ。それまでのスルガ銀行は法人向け大型融資から小口融資に切り替えて特化し、融資決定のスピードも速く、返済期間は長く、高金利と云ったスタンスで、金融庁からも高評価を得ていた。このように高評価を与えていた金融庁も全容究明で重い責任を負うことになる。

スマートデイズはシェアハウスオーナーに関心を持つ会社員らを対象に、預金の少ないオーナー候補に、スマートデイズが通帳のコピーの数字を改ざんするなどして資産を多く見せかけ(例えば1万円ほどだった預金残高を3000万円余りに水増し、等々)、スルガ銀行の融資審査を通していた。この辺りまでなら、巷に良くある話だ。ここまでなら「行員はむしろ販売側にだまされた被害者だ」との当初のスルガ銀行の強弁も納得できる節もある。然し実態は、この融資に関連して、スルガ銀行側の担当者が関与して、両者が結託して被害を拡大させたと云う事だ。

関与していた行員は、相当数に上ることが判明したのが、5月だ。行員14人を含む33人が融資書類の改ざんに関わった疑いがあるとされる。この時点で、最早スルガ銀行は、加害者の主たる立場になったのだ。そして、その不正融資は、スルガ銀行の投資用融資枠の過半に及ぶことが判明したのだ。銀行ぐるみの詐欺行為に対して、更にその後の調査で、融資の審査に必要な書類の改ざんを、銀行が業者に指示した疑いがあるという事が分かったというのだ。いやはやだ。


一方の借り手のサラリーマンだが、自らの資産内容で、1億円以上の融資を受けられると云う事に疑問を持たなかったことも愚かしい。オレオレ詐欺がまかり通るはずだ。スルガ銀行が2018年3月末までに融資したのは約1200人で、融資額は約2000億円。多数の所有者が通帳などを改ざんされて融資を受けたようだ。

最早何をか況やだが、続きはまだある。

金融庁の立ち入り検査に対して、スルガ銀行側は非協力的で、融資担当者は既に退社したり、又退社の動きを見せているとのことだ。検査忌避で対応しようとの姿勢を示している。

スルガ銀行の米山社長は「シェアハウスは特殊な案件なのに、リスクが十分認識できていなかった」と説明しているとか、ガバナンスという以前に経営能力の無さを露呈していて、銀行の何たるかをもわきまえないとんでもない輩だと素人にも分かるほどだ。

こう言った件を受けて、8月29日ついにスルガ銀行は米山明広社長と白井稔彦専務の2代表取締役が引責辞任、創業家の岡野光喜会長ほか、代表権を持つ3取締役が総退陣する異例の事態になる。
やれやれ1件落着かと、思いきや、続きはまだあるのだ。

今日の新聞では、スルガ銀行は創業家の関連企業に500億円弱を融資していたとのことだ。スルガ銀行は1895年に岡野光喜会長の曽祖父にあたる岡野喜太郎氏が創業。100年以上にわたり岡野家出身者がトップをつとめてきた。スルガ銀行の子会社とは別に、岡野家の関連企業(ファミリー企業)は20社以上あり、スルガ銀行はこのうち約10社と融資取引がある。融資残高は2018年3月末時点で500億円弱にのぼるという。スルガ銀の融資残高(約3.2兆円)の1.5%にあたる。

これでも、金融庁の指示で、2002年に融資額は1200億円を超えていたものをここまで減額してきたというのだ。創業家の関連企業への融資はそれ自体がただちに問題になるわけではない。

まともな融資なら、それも頷けるが、企業の大半は実態のない企業であったり、経営状態の悪い企業であったり、さらにはスルガ銀行の株式を持つ企業であったりと、どうやらまともな融資では無さそうだ。

更に加えて、借入金の使途でも不透明な点があるというのだ。更にだ、創業家の関連企業が実態としてスルガ銀行の子会社なのではないかというのだ。

これでは根本から話が違ってくる。仮に創業家の関連企業が子会社だとすると、500億円にのぼる融資を実行した判断や貸し出し条件が適正だったかどうかが問題になるし、融資した金額のリスク評価が適切だったかも論点になる。



この期に及んでもスルガ銀行は創業家の関連企業はあくまで銀行の子会社ではないと主張している。
然し実態は、創業家の関連企業はすべての借入金がスルガ銀行の融資だったり、創業家の親族や知人が代表を務めたりしている例が多い。これはとりもなおさず、関係企業とスルガ銀行は「緊密者」に該当するとみられ、常識外である。

このように、極端な利益至上主義で現場を不適切な融資に駆り立てた企業統治の欠如の根っこには、創業家とスルガ銀行との不透明な関係(同じ穴の狢)だとの強い疑いなのだ。

最早これは銀行という袈裟を着た、悪徳団体(創業家+銀行+関連企業)ではないだろうか。
騙された人の悔しさや(中には自殺者も居るらしい)損害もさることながら、金融庁の監督のずさんさは糾弾されなければならないだろう。



【古今和歌集】

536.逢坂のゆふつけどりも わがごとく人や恋しき ねのみなくらむ (よみ人しらず)

「あふ坂」のニワトリも自分のように恋しい人がいるのか、声を上げて鳴いてばかりいるようだ

(ゆふつけ鳥 ・・・ ニワトリ:木綿付け鳥)





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Last updated  2018.09.05 11:31:48
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