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2018.09.10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングも雨のため中止した。旅行中以外に、5日連続で歩かなかったのは珍しいことだ。

***

アルツハイマーが予防できるのか。そんな記事が日経にあった。
アルツハイマー病は認知症の代表的(認知症全体の6割を占める)な一因だ。「症」と云うからには、病気なわけで、病気にかからないようにすることが大事なのだ。通常の病気などもなるべく掛からないようにする事は心がけているが、アルツハイマーもちゃんと向き合えば、予防できるとのことらしい。

予防する薬の研究開発が進んでいて、大阪市立大学、理化学研究所などで、予防薬が出来ているとのことだ。いずれも、動物実験で効果を確認した段階のようで、早期に実用薬として売り出されるのを期待したい。

私もアルツハイマー病については何度か勉強したことがあるが、身につまされていないからか、なかなか身につかないのが現実だ。というより現象や、結果がどうなっているかの説明はあるものの、では、どうすれば良いのかについては、具体的な示唆は無かったように思う。

アルツハイマー病は畢竟脳の神経細胞の死滅であり、神経細胞は一旦死んでしまうと元に戻ることはないとされ、治療などではなかなか回復できないとされる。従って、病気にかからないようにすること(脳の神経細胞を死滅させないこと)が肝要というわけだ。

大阪市立大学では、結核の飲み薬である「リファンピシン」を認知症に似た症状のマウスに鼻から投与し、症状が起きないなどの効果を確認した。1カ月間の投与後に脳を詳しく調べると、認知症の原因物質とされるアミロイドベータやタウなどのたんぱく質が固まるのを防いでいた。
投与前の症状も改善されていたようで、正常なマウスとかわらなかった。



元々結核用に用いられていたリファンピシンは特許切れで後発薬が出ている事とで、安価であることや、安全性もほぼ確認されている。さらに、詳細に安全性をマウスで確認しながら、鼻に投与する医療機器を開発し、2年後の臨床試験(治験)開始を目指すとのことだ。

私などは、丁度気になり始める頃だろうから、なるべく早い段階に実用化できればと心待ちだ。

理化学研究所の研究チームは、アルツハイマーの原因となる、アミロイドベータの分解を促すたんぱく質の働きを高めることで、認知症の予防効果を確かめた。今後は製薬企業と協力して経口薬の開発を進めるという。

脳内にはアミロイドベータを分解する酵素があるが、高齢者や認知症患者では働きが悪くなる。研究チームは特殊な神経伝達物質が作用する受容体たんぱく質の一つが、酵素の働きを高めることを突き止めた。受容体を活性化するたんぱく質断片を合成して早期認知症状態のモデルマウスの脳に投与すると、アミロイドベータの凝集が減り、認知機能も回復した。

従来から、アミロイドベータやタウと言ったたんぱく質を標的とした製剤の臨床試験は実施され、多くの有効であるとの知見は蓄積されているものの製造販売に至った例はない。
5年程度で実用化を目指すとのことだ。こちらの場合は、私にはぎりぎりかも知れない。

同様の研究はエーザイでも行われていて、早期アルツハイマー病患者で病気の進行抑制などの効果があった。ただ定期的な注射が必要で費用が高く、副作用とみられる脳の浮腫や出血なども発生した。こちらは、まだ少し時間が掛かるようだ。

アルツハイマー病治療薬の創薬は臨床試験で失敗が相次いでおり、製薬企業が撤退する動きもある。予防薬で患者数が減れば波及する経済効果は大きい。ただ健康な人が長期にわたって服用し続けることが前提で、安価で副作用が少ないなどの条件を満たすことが必要だ。

厚生労働省によると高齢者の約4人に1人が認知症やその予備軍の軽度認知障害とされる。(こう言った統計的な数字を見ると自分が逃れる位置にいるとは思えなくなる)

認知症患者は2012年で、推計462万人で、高齢化が進む2025年には700万人前後となる見通しだとのことだ。一方、2007年の読売新聞の記事によると、2030年には世界中で、約4400万人にも達する見通しとのことだ。特に、高所得国では、認知症患者の割合が平均の約3倍に達するとの分析もある。日本が高所得国なのかどうかは議論があるとしても、そういった傾向にある言うのだ。

更に、2012年の新聞記事によると、世界の認知症患者は2010年時点で3560万人、更に毎年770万人ずつ増加していき、2030年には、6570万人、2050年に1億1540万人に達すると言っている。


加えて、世界の認知症の約半数強は日本や中国などのアジア諸国が占めるとのことだ。(WHO)

昔の記事を振り返ると、2007年に佐賀女子短大が、老化によって神経細胞の働きが抑制されると、アルツハイマー病を引き起こす物質「ホモシステイン酸」が脳内に増えて、別の原因物質と合成されて、神経細胞死を招く働きをすることを実験で示している。

このホモシステイン酸は喪失体験やPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの強いストレスが持続的に続いた際に増えるとのことだった。

同じく2007年には、大阪バイオサイエンス研究所と大阪大学が認知症のアルツハイマー病を発症段階で抑えるタンパク質(リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素)が脳脊髄液に含まれていることを見つけ、この酵素がアミロイドベータ蓄積を妨げることを発見している。この量を計測することで、発症の危険性が検知できるとしていた。

また、同じく2007年に、名大などが、マウスを使った実験で発症後に飲むと認知能力が戻るワクチンを開発し、効果は確認されているが、その後の報告はない。



2007年に多くの知見が出されているが、その後、これといった治療薬が出されるまでには至っていないようだ。過去の研究成果を見る限り、こう言った予防薬の完成までにはあと1歩との感じを受ける。早期に、安価で手軽に服用できる薬が開発されることを願うのみだ。

【古今和歌集】

541.よそにして恋ふればくるし 入紐のおなじ心にいざむすびてん (よみ人しらず)

離れて恋しく思いつづけるのは苦しいものだから、「入れ紐」のように、さあ結ばれよう

(よそに ・・・ 離れて、入れ紐 ・・・ コブになった雄紐と、輪になった雌紐で結ぶ紐 )





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Last updated  2018.09.11 11:28:25
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