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2018.12.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日から師走、月並みだが時間の経過を早く感じる。
今日のセミウォーキングは大阪染工から宝寺踏切までで、帰りは島本駅を通った。

中学校の土曜スクール学習会に出掛けた。10人程度の生徒が、思い思いに勉強に励んだ。3年生は来年の入試だ。ここに来ていない大半は勉強が進んでいるのだろうか。

***

ネガティブ・サプライズの研究と題した4回に亘るシリーズだ。上場企業で業績がことのほか悪くなった企業を紹介して分析している。

1回目は千代田化工建設だ。プラントで巨額損失を計上している。2019年3月期の最終予想は1050億円の赤字となる見通しだ。舞台となったのは米ルイジアナ州の大型液化天然ガス(LNG)基地だ。全従業員9000人が次々と辞め、その数が半数になるという事態になった。

キャメロン基地はメキシコ湾岸の荒野にあって、大都市に出掛けるのも難しく、働き手に人気の無い場所だ。然し、とは云ってもそれを承知で雇われた人たちが半分近く辞めていくのはどう見ても納得できない。

アメリカはシェールガスの採掘が今活況を呈していて、技能工がそちらに流れて、必要な頭数も3分の1くらいしか雇えない状況だという。賃金を半年で平均15%程上げても追いつかない。障害を最小限にするダメージコントロールが何故追いつかなかったのか。そこにはプラント業界の問題が潜んでいたのだ。

プラント事業は現地の状況に詳しい提携先を頼らなければならない。千代田化工がこの建設を請け負ったのが2014年で、原油安で、中東など産油国の工事が減り、経験の少ない北米に進出した時に当たっていた。ジョイントベンチャーのCB&Iはサハリンなどで協働した事はあるものの、約6000億円と言った巨額のプロジェクトの経験は無かった。



また組んだ相手(CB&I)も悪かったとの事だ。様々な悪条件が重なったとは云え、こういった資源相手のプロジェクトは往々にしてこのような事態を招きかねない体質のようだ。俗に山師などと言うが、何となくそういった気配を感じてしまう。

2回目はレオパレスだ。アパートの施工不良で50~70億円の最終赤字に転落する模様だ。1回目とはずい分規模が違う話だが、期初の150億円黒字からの赤字転落はやはりサプライズなのだ。その原因はお粗末だ。建築したアパートに建築基準法に定める界壁の無い事がパートナーのアパートオーナーからの指摘で発覚したのだ。共に利益を共有するはずの相手からの告発だ。

図面には指示してあったのが施工段階で省略されたと分かり、約3万7000棟を調査対象とする事になったのだ。
レオパレスはアパートオーナーから物件を借り上げ入居者に転貸する「サブリース」方式で、入居者の有無にかかわらず、レオパレスは一定の賃料をオーナーに支払う必要がある。その未払い額が2009年末には1兆9000億円に膨れあがっていた。

リーマンショック以前には地方都市への派遣社員などで入居者が多かったアパートもリーマンショック後は入居率は急低下、レオパレスは家賃収入以上にアパートオーナーに賃料を支払わなければならない「逆ざや」に陥った。契約の見直しや変更などで対応しようとしたが、それぞれの思惑の乖離が激しかったようだ。オーナー側は巨額の投資でアパートを建てたものの、思う通りの賃料が入らないわけで、そういった不満が今回の発覚に繋がった。

そして何といってもレオパレス側の施工の不備(省略)は昨今の企業不祥事の1つを担っているようだ。そもそも、長期に亘って実現できるかどうかが疑わしいサブリース方式のビジネスモデルは限界だとの話もあるようだ。

3回目は三井E&Sだ。インドネシアの火力発電所工事で海中に据え付けた配管に数カ所の破損が見つかった事を原因として、2019年3月期には430億円の赤字決算となる見通しだ。期初の予想が50億円の黒字であった事からこれもサプライズである。(それが何に起因するかは述べられていない)

発電所の建設は桟橋など海上での土木工事や中央制御室など建屋の建築工事、煙突工事など高度な土木技術の集大成だ。

海中据え付けの配管亀裂は部分修理だけでは済まず、全配管を撤去、新しい部材で据え付け直すという大工事になり工期に影響が出てしまった。
主力の造船が不振の中、安定して稼げるはずだった火力発電所工事に大きな欠損を出してしまったのだ。過去20年で10件以上の納入実績があるだけにこういった想定外の事態は正にサプライズだ。

株価は下がり、時価総額は600億円減少、子会社である三井海洋開発の1548億円を下回る985億円となってしまった。羮に懲りてではないが北米での同様のプラント工事の新規受注を手控えるなどすくんでいる。


三井E&Sは前身の三井造船時代からプラント事業は多くの問題をもたらしていた。造船部門によって補填した事も何度かある。今や、造船は中国や韓国にその領域を侵されて、やむなく多方面に力を入れている矢先のこういった失態は、会社の先行きの大きな不安材料になる。

昭和飛行機という優良資産を有するだけに敵対的買収に晒される恐れもあるという。さてどうなる事だろうか。

4回目はジャパンディスプレイ(JDI)だ。経営再建中だ。株価は上場来の安値を更新し続けている。
JDIが液晶パネルを提供しているアップル社の新型スマートフォン(iPhone XR)の売れ行きが低迷している故だ。XRにはJDIの液晶が使われているのだ。

XRの出荷は2019年9月までに1億台を計画していたが7000台まで引き下げざるを得なくなった。


JDIの売上高に占めるアップル向けの割合は55%(2018年3月期)でアップルの不振はもろにJDIに掛かってくるのだ。これだけではなく、今後発売予定の2019年モデルのiPhoneには画面に液晶を使わない可能性があるという。高価格帯は有機EL、低価格帯は液晶との棲み分けで進んでいたが、有機ELの値下げの可能性がささやかれているのだ。

ここに来て、アップル離れを模索しているが、なかなか他部門の実績が上がってこないというのが実状だ。2018年連結決算の連結売上高は1109億円で、売上比率は車載のパネルとモバイルが60%でそれ以外が40%の443億円(前年より70億円増加)だ。モバイルでの見込み違いは813億円と大きく、他の部門での少々の増加ではまかない切れていない。

今後のJDIの戦略をどう持って行くのかが注目されるとしている。

【古今和歌集】

604.津の国の難波のあしの めもはるにしげき我が恋 人しるらめや (つらゆき)

津の国の難波の葦の芽がふくらみ、目の届く限り生い茂るような繁き私の恋心をあの人は知っているだろうか





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Last updated  2018.12.03 16:31:38
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