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2019.01.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは高浜堤から河口32.0km迄で折りかえし、帰りはシャルマンを通った。
小学校の2年生の学習会もインフルエンザで学年閉鎖だ。猛威をふるっているようだ。
中学校の放課後学習会はあり、参加した。連れ合いは、調子が悪く、参加を見送った。
(  )付のプラス、マイナスがまだ良く理解できていない子もいることに現実を見る気がした。

***

世界では洋上風力の発電量は急拡大する。しかし、先行しているのはヨーロッパだ。
国際エネルギー機関は洋上風力の発電量について、2030年には2017年比10.8倍の5490億kW時になると予想している。イギリスやドイツで電力量に占める風力の比率が1割を超えるなど、安価で効率の高い再生可能エネルギーとの評価が高まり世界で導入機運が強まっている。

ドイツのシーメンス系は出力を約3割高めた、従来型より20m以上大きな直径193mの超大型風車を2022年に投入する。シーメンスが投入するのは1月に発表した1基で1万世帯分の電力を賄うことが出来るものだ。コスト効率を高めるための風車の巨大化競争が激化している。

洋上に建てるのだから大きくても近辺への悪影響はない。ただ、強度的には台風にも耐えられる構造としなければならない。シーメンスは既に台湾での実績を持っていて、台風にも耐えられる設計だという。日本への攻勢でも風が強い海域を敢えて建造場所に選ぶことを厭わないという自信を持つ。



一方、日本でも、最大手(世界2位)の三菱重工業が出資するMHIヴェスタスが世界最高出力の風車の開発に着手している。現時点で世界最高の出力9500kW時の風車は納入経験がある。さらに、同機種で出力を1万kWに拡大した製品も受注を始めた。とはいえ、MHIヴェスタスには三菱重工が50%出資するが、本社はデンマークにあって経営トップも欧州系が占めるなど、海外主導色が濃い企業だ。

また、直径を更に10m伸ばした出力1万1000kW時を超す機種の開発にも着手している。
2018年度に日本に支店を開設し、国内最大規模となる秋田沖と能代港内のプロジェクト向けに売り込み攻勢に出ている模様だ。

アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)も直径が200mを超す1万2000kW時の風車をオランダに建設する予定だ。地上からの高さは260mに達する。
GEも日本の支社に風力専任の営業担当を置き活動を始めている。

洋上風力は海底の土台造りから始めなければならないので、大規模工事となり、建造コストが大きくなる。通常総事業費の半分近くを土台作りの工事費が占めるとされる。土台作りは小型でも大型でもほぼコストは変わらないから、風車の大型化で1基当たりの最大出力が約3割向上すれば、同じ発電容量のプロジェクトでも建設コストを3割削減できる計算になる。

大型化のメリットは、その点にあり、そのため世界の3強が大型化でしのぎを削っている。
2000年代初頭の風車の直径は最大で80mほどであったから、その3倍弱もの風車が相次ぎ誕生することになる。因みに一般の陸上風力発電の場合出力は2000kW時で高さは約100mである。

大型化競争に拍車がかかるのは、市場がヨーロッパ以外にも拡大しているためだ。代表例が日本だ。2018年11月に洋上風力促進法が成立し、最長30年間海域を利用できるよう規制緩和するなど発電所の設置を促す。

日本は電力消費量で世界4位だが、現時点での洋上風力の発電比率はほぼゼロだ。欧州のように遠浅の海が少なく、漁業との共存を計るために手頃な浅瀬に容易に建造することは難しい。周囲を海に囲まれていながら、最適地を探すのは簡単ではない。

2013年に、福島県いわき市の沖20kmで、超大型風車を海に浮かべて発電するプロジェクトが進行している。(これは浮体型だ)丸紅など日本を代表する企業10社と東京大学が、頂点までの高さ約150m、発電能力が2000kW時の風車1基と、高さが約230m、7000kW時の風車2基も設置する計画をしている。風が強い海上での発電の実証試験だ。



今後の制度見直しでは現在1kW時あたり36円の洋上風力の買い取り価格が低く抑えられる可能性が高い。(2015年には20kW時以上の場合22円とされていた)電力事業者にとってはわずかな効率の違いが事業の採算性を大きく左右することになりかねないことが、大型化競争の背景にある。

更に日本にとって芳しくないのは、日立製作所の実質的な撤退が挙げられる。いわき市沖のプロジェクトには名を連ねているが、風力発電機の自社生産から撤退すると発表した。外部から発電機を調達し、保守・運営サービスで収益力を高める方針だという。腰が引けてきた。

日立が台湾で建設を受注した洋上風力発電機の出力は最大機種でも約5000kWであり、世界は既に1万kW台での戦いになっているため遅れは免れない。

風車や発電機は既に、洋上風力開発で先行する台湾や中国の工場で製造されていて、日本は、蚊帳の外にある。日本の関連産業が受ける恩恵は土木工事の請け負いや保守、風車を設置する専用船などに限られてしまう。

原子力発電所の海外での新設案件は軒並みついえ、火力発電にも投資家は厳しい視線を向けるなか、日本の衰退は明らかだ。世界の発電所投資の3分の2は再生エネルギーに向かっており、このままでは日本勢は世界の発電分野で事業機会を失いかねない。



【古今和歌集】

660.たぎつ瀬のはやき心を なにしかも人めつゝみのせきとゞむらん (読人しらず)

心は激しく早く逢いたい気持ちでいっぱいなのに、じれったいことに、どうしてこうも人目が邪魔をするのだろう

(たぎつ瀬 ・・・ 水が激しく流れる川瀬、何しかも ・・・ どうして、つつみ ・・・ 堤防・土手)





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Last updated  2019.02.01 13:15:59
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