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2019.03.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点下迄で折りかえした。

***

再生エネルギー、日経の4回に亘るシリーズだ。
第1回は地熱だ。
地下の蒸気を活用する地熱発電だが、秋田県の湯沢市の山中でこの5月から営業運転を始める。
23年ぶりとなる大型設備と云うが、どういうものなのだろうか。

標高870mは山深い雪の中の設備だ。手がけるのはJパワー、三菱マテリアル、三菱ガス化学の3社だ。元は湯沢地熱と呼ばれた設備で、10年掛けて本格発電までこぎ着けた。
地熱は地下から汲み上げた高温の蒸気と熱水を使うが火力のようにCO2ガスを排出しないし、得られるエネルギーは天候に左右される太陽光と違い安定している。

発電コストも2015年時点で1kW時当たり16.9円と太陽光発電の24.2円、風力発電の21.6円よりも安価である。


自然を相手にするわけで、なんらかの環境問題や観光に対する影響なども十分に注意することが求められる。許認可庁との調整も多岐に亘る。又油田開発と同様に、掘削しても地熱の貯留層が見つからないこともあるようだ。成功確率は3割程度しかないとのことだ。

発電開始後には他の再生エネルギー同様固定価格買い取り制度があるが現時点では最大40円(1.5万kW未満)となっているが2020年までとなっていて、その後のことは決まっていない。

国内の地熱発電は1970~80年代に一時ブームとなったが、原子力発電に押されて、下火になって仕舞った。現在50箇所以上の地熱発電所があるが、大型新規案件となると少ないようだ。

海外ではインドネシアが盛んで、日本の2倍以上の140万kWを発電する。ニュージーランドでも100万kWを発電している。これらの国では行政の支援が手厚いようだ。日本は火山国なので、地熱に利用できる熱源の量は世界3位と多い、積極的な政治を行わないと、開発に時間とコストが余計に掛かりそうだ。

政府は、2030年度主力電源の22~24%を再生エネルギーで賄う計画としているが、具体的な推進は今一つだ。

第2回は洋上風力発電だ。
最初から不穏な解説で始まる。福島の沖合に設置した大型洋上風力発電の実証実験が一部中断されると云う事だ。

日立製作所が2000kWと5000kW、三菱重工が7000kWの風車を建設して、洋上で目標通りの発電が得られるかの実験だった。然し、7000kWの方は設備利用率が僅か3%台に止まって、目標の30%を大きく下回ったのだ。風車の回転力を発電機に伝える装置に不具合が頻発し、実用化が困難と結論づけられて撤去が決まった。

この余波を受けて日立は1月に風力発電機からの撤退を決めた。東日本大震災での電力危機に際して導入が企画されたが、太陽光の方は僅かに伸びたものの風力発電の方は伸び悩んでいる。
国も洋上風力設置に力を入れているがこの先どうなるかだ。

洋上風力発電はイギリスが盛んで、北海に設置した設備はシーメンスの370万kWを含め、2018年度時点で、既に原発18基分に相当する計約1800万kWを導入済みだ。日本はまだ僅かに2万kW止まりだ。



第3回目は太陽光発電だ。
太陽光発電は九州が盛んだ。この地域には、全国の2割弱の太陽光が集まる。原発8基分に相当する。

福岡県みやま市の大規模太陽光発電所は、東京ドーム7個分に相当する約33万平方mで、敷き詰めたパネルは7万8960枚だ。年間約2447万kW時、一般家庭で約4350世帯分の電力を賄う。九州全体での出力量は計838万kW だ。

然しここに奇異な現象があるのだ。発電量が多すぎ、需要量を越えると、発電を制限しなければならなくなると云うのだ。常に発電量と需要量は一致していないといけないという制約がある。

発電所から需要家まで送る送電線が限られていて、パンク(停電)する恐れがあるというのだ。このことは昨年9月北海道地震の折、大型火力発電所で需給バランスの崩れから大規模停電を引き起こしたことで証明済みだ。



国内の太陽光発電導入量は2012年の買い取り制度で促進され、2018年には3500万kWを越えたが、買い取り価格は需要家の電気代に転嫁されるため買い取り価格の引き下げが続き、太陽光発電の導入ペースにブレーキが掛かっている。

出力制御という更なる制限が掛かれば、再生エネ普及の行き足が鈍りかねない。蓄電池の普及、コスト削減も必要だし、送電線側の増強も考えないといけない。

第4日目は水力発電だ。
昔から行われている水力発電は、温暖化ガスの発生もない理想的な発電だが、最早日本には大規模なダムを造る場所がないという。これからはITを活用して既存の設備を進化させられるかどうかと云う。

関西電力は黒部水系で、ITを駆使した賢い水力発電の実験を始めた。ダムに入り込む水量を精緻に予測して、発電量を調整するというのだ。こう言った方法で、日本の約2千箇所、計2800万kWある設備を如何にコントロールするかがカギになっている。関電が、黒部水系で見込む発電量の増加は年最大3000万kW時だとのことだ。僅か1%の増加率だが一般家庭1万世帯分を賄える。

経産省は、之を全国展開することを考えている。水力発電には揚水発電という種類がある。作りすぎた電気で揚水を行い発電に回す事で、電力調整を行えるというものだ。水力発電はおよそ10%弱を占め、再生エネルギーの4割程度を占めているという。之を巧くコントロールすることも又重要なのだ。

【古今和歌集】

706.  おほぬさのひくてあまたになりぬれば思へどえこそたのまざりけれ (よみ人しらず)

大幣のように引く手あまたのあなたですから、愛しいとは思うけれど頼みにはできませんね

(おほぬさ ・・・ 祓えの時に使われる大きな串についた幣)





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Last updated  2019.04.07 13:12:33
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