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2019.08.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは霧雨が降っていたので、近場を回ることにし、名神桜井から島本高を経て、百山団地を回って帰ってきた。

太郎君一家と比叡山と知恩院の墓参りに出掛けた。早く出掛けることにして、8時前には島本を出発した。心配したお盆渋滞も殆ど影響なく、思ったより早く比叡山に着いたら、お詣りの人もまだ少なかった。お盆の墓参りで、曇り空だったことは無かったので、普段より涼しく感じた。

そのまま、叡山を下り、知恩院にお詣りしたが、大修理中の御影堂は覆いを取られていて、昔ながらの偉影を現していた。納骨堂前の池には沢山の蓮の花が咲いていた。お参りを済ませ、高槻まで帰って、先斗入るでスパゲティーを食べ、太郎君夫妻の誕生会に替えた。夕方は台風接近の報もあったが敢えてカラオケの練習に出掛けた。

***

トルコが受け入れていたシリア難民に帰国を促している。これまでトルコのエルドアンは難民を積極的に受け入れてきたが、ここに来て経済が好転しないこともあり、方針を変換したようだ。難民に対して母国シリアへ帰還を促している。既に入国した人の数は360万人居ると言うから、凄い人数だ。その内50万人はイスタンブールに住んでいるとのことだ。

月末にイスタンブールを訪れる予定だが、不穏な動きなどが起こらねば良いがと思う。シリアからの難民と云う事だから、国境近くの問題で、遠くイスタンブールまで波及しないだろうと思っていたが、そう単純では無いようだ。

トルコとアメリカとの間はすんなり行っていないようで、2018年にアメリカ人牧師を拘束した辺りから特に難しくなった。アメリカはトルコに経済制裁を加えたことで、経済が悪化トルコショックと呼ばれる通貨下落が起こった。それが周辺国へも波及して、株の暴落などを招いている。

トランプは、やたらと経済制裁を発動するようで、現在は対中国が紛糾しているただ中だ。経済制裁で、国民の生活は一層苦しくなった上に、難民は、ともかく、職を得るために低賃金でも働くことになり、トルコの最下層の人たちから職を奪ってしまうことになる。

エルドアンの主要な支持層はこうした低所得者層であり、シリア人が入ってきたことで、イスタンブールの低賃金労働者の多くは彼らの職が奪うと考え、被害者意識が強まっている。世論調査によると、現在トルコにおける最重要課題とされたのは1位が経済(26%)、2位が難民(18%)との結果だった。



こうした安全地帯を設置することで、難民がトルコから追い出しやすいと考えたのと、アメリカと決定的な対立に至らないようにと配慮した形だ。安全地帯として考えられているのは、トルコがテロリスト集団と見做しているクルド人が実効支配している地域になりそうだ。

エルドアンにとっては、この地域はトルコであって、トルコでは無いと行った地域で、クルド人も、難民も同じようにトルコにとっては厄介者といった扱いだ。こうした安全地帯を設けることで、クルド人掃討はひとまず回避されることになり、アメリカを慰撫する形になるからだ。

クルド人は過激派組織イスラム国(IS)を掃討する祭に、アメリカに協力した。エルドアンにとっては、クルド人が支配するこの地域への空爆をしないことでアメリカの顔を立て、その地域にシリア難民を送り込むことで、収めようとしているわけだ。この辺りの考え方は、トランプの難民に対してのやり方と類似したところがある。

然し乍ら、安全地帯を、国境から数十kmという広域に設定したいトルコだが、安全地帯を設けることに対しては、アメリカは同意しているもののそれほど広範囲にする事に対しては異を唱えている。しかもシリアのアサド政権は安全地帯といった地域の設置自体を認めていない。こうしたエルドアンの一方的な思惑がすんなり通るとは思えないので、これからも曲折がありそうだ。

エルドアンの最近の動きは、不可解な点が多い。北大西洋条約機構(NATO)に加入しながら、7月には仮想敵ロシアからミサイル防衛システムを購入してトランプを揺さぶっている。クルド人が実効支配する地域を安全地帯に設定することで、クルド掃討攻撃をいったん棚上し、トランプへの配慮を見せるという両面作戦を採っている。

過去の歴史的経緯から見て、トルコがロシアの武器を買うなどと云うことは、考えられなかった事だが、エルドアンにとっては、アメリカの言いなりにはならないといった反骨精神が見え隠れするところだ。

危険な取引なのかも知れないが、日本の安倍のように何でもかんでもトランプの言いなりで、事足れりとする盲目的なやり方よりも何かしら主体性を感じて、感心するところがある。
勿論、トルコはアメリカによる経済制裁を解除させたいと言う思惑があるが、国家としての主体性だけは維持しなければならないと思っているのだ。

トルコは歴史的に移民や難民に対して鷹揚な国であった。ここに来て、一大方針の転換を行ったのは、エルドアンへの国民の人気低迷が原因だ。何とか人気を取り戻そうと必死になっているとみられる。

3月の地方選では、与党の公正発展党(AKP)は首都アンカラとイスタンブールの両市でエルドアンの属する党が敗退している。これは、実に四半世紀ぶりの一大エポックだ。この選挙を有耶無耶にして覆し、6月にやり直し選挙を強行したが、それでさえイスタンブール市長選は大差で敗北するという結果になって仕舞ったのだ。すでにイスタンブールでは、エルドアンの施政は受け入れられなくなっているとみられるのだ。

安全地帯の設定自身も、シリア側に設けるのか、トルコ側に設けるのかについても問題は波乱含みだ。シリアのアサドは非情な人間で、自国の民に平気で銃砲を浴びせて顧みない。すんなりと安全地帯が平穏に保たれるといった保証は無い。



然し乍ら、既にエルドアンは、一部難民に対し、20日までにイスタンブールから退去して安全地帯(最初に登録された東部などの県または無登録の難民は特設のキャンプ)に移動するようにとの指示を出している。そこが安全かどうかも分からず、また、退去の手順や、方法などは、特に考えられているとは思えない。当面の低所得者層の国民の支持を回復するための付け刃的な施策のように見られる。
その1つの例は、シリアへ強制送還された例もあるとのことだ。命からがら逃げてきたところへ力尽くで帰されれば、その先待ち受ける運命は、自ずと見えている。

以前の解説で、エルドアンも、トランプも共に経済音痴だと評していたものがあった。互いの独善、強権が、国を誤った方向に導きかねないものと注目される。

【古今和歌集】

828.流れては妹背の山のなかに落つる 吉野の河の よしや世の中 (よみ人しらず)







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Last updated  2019.08.15 09:59:54
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