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2019.08.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。
連れ合いと、孫で弟の方と映画「ライオンキング」を観に桂川イオンに出掛けた。
実写との絡みで、よくできた、アニメーションというか、新しい製作方式のようで、流石ディズニーといった感じだ。

小5の孫も吹き替え映画に食い入るように観ていた。テレビのアニメで事前に観ていたようで、おおよその流れは知っていたようだが、所々テレビとは違っていたという。

映画を終えて、昼食を食べ、今度はゲームコーナーに遊んだ。UFOキャッチャーを何度かトライしたが、それでも自身が3つ商品をゲットしたので大喜びだった。コイン落としも楽しんだが、あまり劇的な状態にはならなかった。

そうこうする内に塾の時間も迫ったとかで、引き上げたが、イオンには5時間以上いたことになる。

***

ルネサンスの朝というタイトルで、4週に亘って美術作品の紹介があった。宗教がらみの絵画は、あまり興味をそそらないが、順に作品を見ていく。

ジョットの「哀悼」はキリストが十字架から取りおろされた場面を描いている。抱きかかえるのはマリアだ。この絵画からルネサンスが始まったという。抱きかかえるマリアをよそよそしいと解説するものもある。涙を流さず、イエスの顔を凝視しているからだろうか。周りを取り巻くのは何故か女性ばかりで、男は遠巻きの感がある。



空には10人の天使が舞っている。何を思っているのか、思い思いの表情で、特にイエスを凝視しているわけでも無い。悲しみの表情を浮かべていると云う事だが、この辺りの解釈が、私にはどうしても分からない。
パドヴァ・スクロヴェーニ礼拝堂に描かれたフレスコ画だ。この礼拝堂はヴェネツィアから遠くないパドヴァにある。

こうした絵を通じて、文盲の人たちを啓発していたようだ。

次の絵もジョットの「小鳥への説教」(部分)だ。空と背後の人などを除いた部分画だ。説教するのはフランチェスコだ。風貌はイエスに似ていたという。弟子を待たせて、小鳥に説教をすると、木の上の鳥たちも聞き入るというものだ。

フランシスコは、小鳥たちに創造主をたたえるように、やさしく勧めた。小鳥たちが美しい羽根を持ち、綺麗な声で歌うことが出来、そして何処にでも飛んでいけることなどを感謝しなさいと言う。それもこれも皆神様の思し召しなのだというわけだ。

彼が小鳥たちの上に十字を切って祝福した。じっと聞き入っていた小鳥たちは説教が終わるとすぐに、歌を歌いながら飛び去っていった。この小鳥への説教は、そのような伝道のために歩き続けていく途中の出来事であった。

サンフランシスコというのは聖フランシスコから名を取った街だ。そうかこの人の名前が付いていたのかと一寸感心した。

更にジョットの「ヨアキムの夢」(部分)これも大きい絵の一部だ。草を食む1頭と寝そべる3頭の羊を写実的に描いている。この絵も、スクロヴェーニ礼拝堂に所蔵されている。キリスト教の伝統ある物語の一つである、ヨアキムとアナに関するストーリーの一幕を描いた作品だ。マタイの福音書などから想像を巡らせて描いたものだという。

ジョットが羊飼いであったと言うことがこの作品からも分かる。ヨアキムは聖母マリアの父として知られる。この絵では取り上げられていないが、ヨアキムが寝ている右下と対比して、左上には天使が浮遊する姿を描いている。さらにこのヨアキムと天使との関係にクロスするように右上の岩山と左下の羊飼いらがいるという構図だ。

次はフラ・アンジェリコだ。ジョットが亡くなって60年ほどのちの人だ。この画家はルネサンス時代に入っている。ドミニコ会の清貧の修道士だったとのことだ。

「受胎告知」はどれだけの画家が取り上げているのか知らない。とにかく沢山存在し、少しずつ構図が違うので、ややこしい。実際に観てもその差が分からないくらいに、似たような図柄もあるようだ。



この絵が嵌め込まれた祭壇の下には小さな絵が並ぶ、装飾部がある。「聖母マリアのエリサベツ訪問」が有名だそうで、マリアが洗礼者ヨハネを身ごもった従姉妹を訪ねる場面だ。背景の湖はトラズィメーノ湖だという。もうこうなっては、聖書を知らず、かつまたイタリアを熟知していない身には、なかなか理解しがたい。

絵の左上には、アダムとイブが小さく描かれている。アダムとイブが犯した原罪を、今から生まれてくる救世主が救うという話のつじつまになっているようだ。ガブリエルの指は1つが神と精霊を指し示し、もう一方は、マリアを指しつつ、この受胎は内緒だと云っているのだそうだ。

サンマルコ美術館の簡素な「受胎告知」も紹介されていた。マリアの姿がフレスコ画で描かれている。現代の女性と何か通じるところがある、端整な顔立ちで描かれている。

ピロ・デッラ・フランチェスカが取り上げられていた。
「出産の聖母」は1460年代、出産の聖母美術館蔵だ。


この画家は80歳まで生きたと言うが、田舎の画家のままだったという。華々しい話はあまり残っていないとのことだ。算術に熱心に取り組み「算術論」「遠近法論」「五正多面体論」を現したとのことで、本当に画家だったのかと思わせるような人生だ。

同画家の「モンテフェルトロ祭壇画」が挙げられている。甲冑姿で跪いているのが、ルネサンスの理想都市とされるウルビーノを収めたフェデリーコだ。ナポレオンが絡んで、この絵は転々と移され、現在はミラノのブレラ絵画美術館に所蔵されているという。

遠近法を会得したと言うだけあって、この絵は完璧な手法で描かれ、10m離れて観ると、人物の群像が立体的に見えてくるのだという。新聞に示された絵も、そう思ってみるとそのように見えてくるから不思議だ。

左右に3聖人ずつが描かれ、後方の4人は大天使だ。天井の貝と卵(ダチョウの卵)は「マリアの属性で、ダチョウの卵は無性で光が当たると生まれるとされると信じられていたとか。絵画の中にかくも多くの逸話や物語を閉じ込めているというのも興味深いことだ。ただ、解説してくれる人が居ないと皆見過ごしてしまうことだろう。

最後に矢張りレオナルド・ダ・ビンチが取り上げられている。
「東方三博士の礼拝」だが、この画題も多くの画家が手がけている。ただ、ダ・ビンチの絵は何やらデッサンで止まっているかの感がある。それもそのはず未完だとのことだ。
然し、人物の表情はそれぞれ綿密に描かれていて、ダ・ビンチらしさを感じる。
ウフィツィ美術館で私も見たことがある気がする。何しろ作品が多いので、しっかりとは印象に残っていないのだが。

この絵の中には多くの馬と、象(動物は合計で20体)、そして人物は79人も描かれているのだという。生まれたキリストに跪く、森羅万象を現しているようだ。正に宗教画の極地の感がある。

何とダ・ビンチが生まれた翌1453年、コンスタンチノープルが陥落したのだ。(月末からイスタンブールを訪れるのは何かの縁かも知れない)之が契機で、イタリアでの内部紛争は終わり、ギリシャや東方から多くに人材が集まり、ルネサンスが起こったと云う事だ。

最後の作品「キリストの洗礼」は、ミケランジェロの師であるアンドレア・デル・ヴェロッキオとの共作だ。この絵もウフィッツィ美術館にある。

洗礼者ヨハネがヨルダン川の水をイエスの頭に杯で注ぐ(洗礼を施す)場面だ。人々に洗礼を施す中の1人にイエスがいたと云う事だ。その後、ヨハネは、「私こそ、あなたから洗礼を受けるべきですのに」とイエスの足元にひれ伏したということだ。

ヨハネとイエスの足にヨルダン川の流れがまといつくように描かれている。後年水の描写に取り憑かれたというダ。ビンチだが、洪水の絵を多く描いているとか。今日の水の恐ろしさを既に予言していたという事か。





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Last updated  2019.08.23 16:24:22
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