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2019.08.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは水無瀬堤から堤東終点迄の往復だ。明日からイスタンブールの旅行なので、その用意をした。

このブログは2019年9月21日書いている。旅行中は書けなかったからだ。

8月27日に日経新聞に特集された内容だ。

***

日経アジア・アフリカ感染症会議が8月31日に開かれるに当たって特集されたものだ。
天然痘が世界で根絶されたのは1980年5月だ。感染症に人類が初めて勝利した瞬間とされる。

他の感染症(ポリオ、はしか)なども根絶可能と考えた。然し、新たにエイズ、エボラ出血熱、新型インフルエンザなど新型感染症が出現した。こういった感染症は、瞬く間に世界に拡散する。

2018年来はしかが世界で大流行している。特にアメリカが深刻だ。一旦2000年に根絶宣言をしてからの大流行は、凄まじい。患者数は182カ国36万人余りだ。今年に入って既に1000人以上のアメリカ人が感染している。ワクチンを接種しない旅行者が旅先から持ちかえるものもあり、また、SNSでワクチンは安全では無いとの噂が拡散したことだ。この噂の弊害は予想以上のもので、様々な対策が検討されている。

こういったSNSのワクチンが危険だとの偽情報に惑わされて予防接種をためらうことも感染症の拡散を大きくしている原因の1つだ。ワクチン接種を拒んだり避けたりする動きはアメリカだけでは無く欧州やアジアにも広がっているSNSの悪い点が感染症予防に関しても弊害となっている。。



日本でも子宮頸がんについてはワクチン接種による健康被害が報告されたこともあって、摂取か否かで未だに結論が出ていない。このままでは日本だけが子宮頸がんの発症におびえ続けなければならなくなる。

予防接種は、絶対的では無い。返って悪さをする場合がある。フィリピンでのデング熱のワクチンが逆に悪さをすることが分かり大問題となっている。
然し現段階で、ワクチンが最も有効な手段である事に変わりは無い。一体どう考えたら良いのだろうか。

歴史的には中世ヨーロッパで発生したペストがある。歴史を大きく揺るがした。第1次世界大戦時にはスペイン風邪が発生した。これは世界的パンデミックに繋がった。

新聞の図には2000年以降世界を襲った、5つの主な感染症が纏められている。

1つは中国東南アジア、日本で問題になったSARS(重症急性呼吸症候群)だ。2003年、中国広東省を起源に、インド以東のアジアとカナダを中心に流行、32の地域と国で2003年までに8000人超の症例が報告された。

2つは、新型インフルエンザ(H1N1)のパンデミックだ。2009年にメキシコで初確認、世界に一気に広がり、パンデミック(爆発的大流行)が宣言された。日本だけでも約2000万人が受診した。

3つはMERS(中東呼吸器症候群)だ。2012年9月以降、アラビア半島を中心に発生報告があり、こうした国から帰国した患者が欧州や韓国などでも見つかった。これまでの患者数は約2500人で、約850人が死亡した。滞在年は大幅にずれていたがアラビア半島で生活していた私は流行に巻き込まれなくて良かったと安堵したものだ。MERSによる経済損失は1症例当たり5000万ドル以上だ。

之については規模は小さく感染者は186人で済んだが、経済的打撃は甚大であった。終息までの2ヶ月間で、2700以上の学校が閉鎖され、1万7000人近くが検疫された。経済損失は推定100億ドルだ。

4つはエボラ出血熱だ。2014年~16年にかけてアフリカ西部で大流行し、1万1千人超の死者が出た。之に次ぐ今回のコンゴ民主共和国のアウトブレイクでは1年あまりで、死者数は1800人超とされる。この場合の経済損失は計530億ドルと1症例当たりの損失額は非常に大きい。

5つはジカウイスル感染症だ。2015年~16年にかけて中南米で大流行した。ブラジルだけで、2015年に40万~130万人の患者発生があったとの推計もある。



こういった感染症に対して、日本にも治験プラットフォームを作る必要性とメリットが述べられている。プラットフォームは欧米が先行していて南アフリカのケープタウン大では結核ワクチンの治験や免疫研究が進められている。

こうしたプラットフォームを日本に作るメリットとしては、1つは日本が持つシーズで世界に貢献できるという人道的見地からの価値で、2つは日本の製薬や検査薬が、新興国や発展途上国の市場を狙えること、3つは国際社会の中で日本の存在感が高まることを挙げている。

このような感染症に対して日本の企業も様々な努力を行っている。富士フイルムは結核とHIVの検出に、写真技術を応用した、銀フィルムの使用の実用化を進めている。アフリカの各地では迅速に且つ確実に、そして安価に検出できることを目指している。

マラリアやエボラ出血熱、デング熱などでも日本の企業が世界の注目を集めている。デング熱ワクチンは武田薬品が開発中で、予防効果は確認したとされる。

デング熱は蚊を媒体にしてウイルス感染する。世界で年約3億9000万人が感染し内2万人が死亡する。日本でも発症例が報告され、また去年フィリピンで、622人の死亡が報告されている。


このほかにも田辺三菱製薬がインフルエンザワクチンを製造する技術の開発を進めている。大日本住友製薬と愛媛大学はマラリアの治療薬やワクチンの開発を、また、アンジェスはエボラ出血熱の治療薬やワクチンを開発している、

ワクチンの世界市場は米メルク、米ファイザー、英グラクソ・スミス、サノフィの大手4社がほぼ寡占しているが、日本の動きも注目されていて、開発が成功すれば、この牙城を突き崩すことが期待されている。

こういった熱帯地方で猛威を振るう感染症は、温暖化する日本への波及も懸念されている。こういったワクチンの開発は日本のみならず世界的にも貢献することは間違いの無い事実だ。





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Last updated  2019.09.21 15:31:17
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