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2020.01.12
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今日のウォーキングは第1575日目で9330歩だった。

***

ティラノサウルスの話がナショナルジオグラフィックに出ていた。
ティラノサウルス・レックス(Tレックス)は、骨まで砕く巨大な肉食恐竜だ。恐竜の中の恐竜といえるが、その実態については、100%解明されたわけではないようだ。

Tレックスの化石は、6600万年前の白亜紀の地層から豊富に見つかっている。孵化してからあれほど巨大(12~15m)になるまでの成長過程については、これまでのところ手がかりが少なかった。

Tレックスは、10歳代の頃には、ナイフのような歯を持つスリムで俊足の捕食者だったという。未成熟個体のものと見られる化石からそのように推定される。

1月1日付の論文によると、Tレックスの成長速度は、食物が少ないときには成長を遅く、暖かく食物が多いときには成長を促進していたことが分かった。その時々で成長を変化させることができ、進化上の利点となっていた可能性がある。

ナノティラヌス(小さい(nanos)」+王、暴君(tyrannus))という小型の恐竜の話がある。ティラノサウルス類の一属とされていたが、ここに来て、単にティラノサウルスの若い個体である可能性が論じられてきた。体長は約5mで、北米の白亜紀後期・マーストリヒト期の地層から2個体が発掘されているだけだ。

調べられた2体の化石については、未成熟な個体であると確認され、実はナノティラヌスの化石はおそらく成長途上のTレックスだろうと考えられるようなったのだ。しかし、一方では、成熟した個体がまだ発見されていないだけで、森林地帯に住んでいたために小型化した独立属だという説も依然として強く存在している。



Tレックスは10歳代に急激な成長期があり、20歳代半ばまでに巨大な体になることがわかっている。その間は体重が1日に平均2kg強増加していたことも知られている。(2004年8月)
ではどのように成長していたのだろうか。
両個体とも、骨の繊維は乱れ、血管があちこちに張り巡らされていた。死亡当時、骨が急速に成長中だったことを示している。2体の脚の骨から骨片を採り、更に研磨して、光が通るくらいの透けた薄片として観察し、骨の成長速度を推定したのだ。血管の跡からは、どれだけの血液が骨に栄養を運んでいたかが分かるのだ。

骨は成長とともに生まれ変わり、幼い頃に作られた骨は徐々に消えてしまう。骨には樹木の年輪のように、毎年の変化も記録される。温暖な季節には速く成長し、食物の少ない冬季には3カ月から6カ月ほど成長が止まっていたらしく、それを示す輪が残される。恐竜はワニやヘビなどの変温動物同様、爬虫類なのだ。

これらの骨には成熟個体に特有の多数の線がなかったため、未成熟個体であると断定された。余程の小さな確率で、ナノティラヌスの成熟個体が見つかるかもしれないということは保留されているが、この化石がほぼ確実にTレックスであるという証拠だと言うわけだ。

「年輪」の数を基に、2個体がそれぞれ死亡時に少なくとも13歳と15歳にはなっていたと推定されている。さらに、おそらくは食物の多寡に影響され、各個体の成長速度が年によって大幅に変動していたことも分かっている。食物が少ないからといって餓死するのではなく、成長を止めることで生き延びていたと考えられるのだ。こうしたことが他の恐竜たちと比べて、生存の上で有利だったのだろうと思われる。

ティラノサウルスに関して既に発表されている20~28歳まで7頭分の化石の解析結果がある。肋骨などの成長線から年齢と体重の関係を分析した結果、14歳ごろ1ton程度だった体重がその後の4年間は1日当たり2.07kgのペースで急増、18~20歳ごろにほぼ成長が止まるということが明らかにされている。寿命は長くても30歳程度だったとみられる。(之に対し、体重2ton以下の恐竜は10歳前後から約4年間に成長が緩やかに加速し、1日の増加量は0.3~0.5kgだ)

更にTレックスには尾と下あごの骨のそばには繊維状の構造がある。松葉状に二股に分かれているものもあって、どうやらこれは羽毛の原形だと見なされた。肉食恐竜と鳥は共通の祖先を持つという説を改めて裏付けた。 恐竜の化石から採れたコラーゲンのアミノ酸配列を比較したところ、ニワトリのものと最も似ていることも確かめられている。

Tレックスは、若い時に縄張りなどをめぐって同種同士でけんかすることがあったようで、化石の中には、肋骨が折れて治癒した痕跡、2本の歯の間で異常に成長した骨、尾骨を骨折した痕跡などが残されているものもあった。このように、

2本の脚で9tonもの体重を支える大腿骨は直径20cmもある。立派な太ももに比して、前足の小ささはアンバランスに見えるが、Tレックスの腕は接近戦の際に、相手を「凶暴に切り裂く」ことができ、長さ約10cmの鉤爪で獲物に深い傷を負わせたというのだ。案外前足は結構進化した結果なのかも知れない。





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Last updated  2020.01.13 09:56:11
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