PR
Freepage List
Comments
今日のウォーキングは第 1588 日目で、 8252 歩だった。
予定されていた小学校の学習会( 2 年)はインフルエンザで学級閉鎖もあり、中止となった。予定されていた大阪府の視察も行われない。
午後からの中学校の放課後学習会は予定通り参加した。来て直ぐ帰る子も居たが、中には最後まで熱心に学ぶ子も居た。 1 年生で、数学の図形を学ぶ生徒の答えは出来たが、 2 年生の確率の問題では他のアドバイザーさんに交代して貰った。
***
iPS 細胞による心筋細胞の移植手術が世界で初めて行われた。ついにという感じだが、是非成功してほしいものだ。
大阪大の澤教授らは、この研究に 20 年間を費やし、 2007 年頃から具体的に、 iPS 細胞で作成した心筋シートの臨床実験を試みていたようだ。そして、 2017 年臨床研究の計画を学内の審査委員会に申請した。その後、厚労省には 2018 年 3 月に申請が出され、専門部会で計画は臨床研究の患者の対象を厳しくすることと、患者への説明を十分に行うことという条件付きで承認された。
iPS 細胞の再生医療の研究は、実施中の目の病気(加齢黄斑変性)、審査中の脊髄損傷に続く 3 件目だという。
目の病気では理化学研究所が、脊髄損傷の臨床研究は慶応大学が手がけている。
今回の医師主導による心筋移植の治験は 2019 年 12 月に開始された。そして、このたび世界で初めて、人への移植手術が阪大病院で行われたのだ。患者は、重篤な心臓病患者とのことで、詳細は伏せてある。
京都大学 iPS 細胞研究所で予め作り置き(他人の細胞を使って)され、蓄積されていた iPS 細胞使った。培養して作られた細胞を冷凍保存して、手術に合わせて解凍して使われた。手術は、厚さ 0.05mm 、直径数 cm のシート状に加工され iPS 細胞を痛んだ心臓に貼り付ける形で行われた。
使われた iPS 細胞の数は目の場合の数万個に対して、実に 1 億個のオーダーである。細胞の数が多いだけ、不良なものが入り込む余地が多くなるので、一層の安全管理が要求されるのだ。心臓はがんになりにくい臓器として知られるが、余計な細胞が残ればリスクにつながる。
これまで、重症心不全の治療については、すでに患者本人の太もものなど筋肉細胞から取った拍動しない細胞をシート状にして使い、移植する治療を実施してきた。シートから出るたんぱく質が心臓の働きを改善するとみられていた。この筋肉細胞を使う心筋シートはすでに保険診療の対象となっている。しかし、こうした細胞は、心筋細胞とは異なり、重い心臓病の患者では治療効果が低いといった課題があった。然し、そこで得た知見が役立ったのは間違いない。
澤教授らは豚を使った実験で、 iPS 細胞から作った心筋細胞のシートを移植した際の効果を確認してきた。その結果、移植した心筋細胞は心臓の一部のように拍動して働くことで従来よりも効果が見込める事を確認している。
研究段階の説明からして、心筋細胞シート状は 2 、 3 枚重ねて、心不全の患者の心臓を包み込むように移植された模様だ。 iPS 細胞シートは3カ月で細胞が死んで消失するとされ、又、がん化対策や拒絶反応対策として免疫抑制剤を段階的に減らす事で対応された。後は経過を観察し、がん化や免疫拒絶反応などが起こっていないかなどの安全性に注視し、経過を観測しつつ、心機能が正常に働くことを待つのだ。
然し、目の網膜と違って、心臓細胞は、一旦埋め込まれると外から目視は出来ない。その分だけ、安全対策はより慎重でなければならない。埋め込まれる心筋細胞で上手くいくことで初めて iPS 細胞が使えるかどうかが決まると言っても過言ではない。
澤教授らは、これまでに動物(豚)実験で、安全性や効果は確認している。実験では移植した心筋細胞は心臓の一部のように拍動して働くことを確認している。
心配されるがん化の問題については、十分なサイエンスの下に行っていると云う事だ。(自信ありの感だ)
今後の予定は、 3 年で 10 人の患者に移植して安全性や有効性を調べるとしている。
iPS 細胞を用いた心臓の再生医療については、慶応義塾大学の福田恵一教授らが心臓に注射針で心筋細胞を注入する臨床研究を計画しており、現在、大学内で審査中だ。京大は体内で心臓の細胞に遺伝子を導入する遺伝子治療の研究開発も進んでいる。
こうした、最新の治療法がそれぞれ、どのような患者で効果があるかが今後問われる。
iPS 細胞は、誕生してからまだ 10 年余だ。実際の治療にも徐々に実績ができはじめている。しかし、海外からも「そんなに急いで臨床応用に挑む必要はないのでは」と、慎重な取り組みを求める声があるとのことだ。
また、今日の国会では、何やら、こうした研究費用を絞り込もうとする厚労省の役人が答弁をはぐらかせていた。一体国は何を考えているのだろうか。