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2020.04.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは何やら微雨が顔に掛かったので、傘を持っての歩きになった。然し幸い雨は降らなかった。第1645日目8033歩だった。
近くを通る電車内には人影が見えない。歩いている人も殆ど居ない。そんな日曜日だった。

***

今年の初めから日経に、毒シリーズが連載された。今日12種の生物の紹介で終わった。
新型コロナと違って見える毒だから近づかなければ済むだけだ。知っておいた方が、為になること請け合いだ。

1年下の後輩が入社してからのこと、その君と、和歌山に釣りに出掛けたことがあった。元より私には釣の趣味はないのだが、アウトドアが好きな後輩に誘われて出掛けたのだ。
そして私の針に毒を持つゴンズイが掛かったときのこと、そうとは知らず、獲物をゲットしたと私が外そうとしたときに後輩が危険だと止めて、踏みつぶして事なきを得た経験がある。

毒を持つモノは時に美しさを備えているものだ。

1. ヒョウモンダコ


日本近海やオーストラリアなどに生息している。背景に合わせて色を変化させる。太平洋側では関東から九州まで、日本海側では能登から九州までと生息範囲は広大だ。
秋から冬にかけての産卵時に大きくなるが夏場は小さい。

生まれたときから毒を持ち敵に襲われたり、エサを見つけるとかみついてテトロドトキシンで仕留めるのだという。知らなければ触って死ぬ恐れがありオーストラリアでは死亡の報告がある。

2. ヒラズゲンセイ
「赤いクワガタ」と別名を持つくらいクワガタに似ている。鮮やかな紅色が特徴。ツチハンミョウという昆虫の仲閒だ。触れると黄色っぽい体液が出てその成分の「カンタリジン」に毒性がある。体の節々から出てくる。
体長は2~3cmとクワガタよりやや小型。オスの大きなアゴはメスを巡る争い時に武器となる。四国や和歌山が生息地だったが、2019年には福知山市や東近江市でも見つかっている。

攻撃性はなく、直ちに死に至ることはないようだが、触れて水ぶくれになった例はある。強烈な匂いが発散されるようだ。

3. ソテツ
今度は植物だ。昔、田畑義男が島育ちで「赤い蘇鉄の実も熟れる頃、・・・」と歌っていたが、蘇鉄の赤い実には毒があったのだ。決して食べてはいけない。「サイカシン」という成分を含んでいて、体内で消化されるときに有毒な「ホルムアルデヒド」に変化する。

嘔吐やめまいがするほか呼吸困難になるとも言う。
サイカシンは実だけでなく葉や幹にも含まれている。ソテツの葉などを食べた牛がマヒを起こして、巧く歩けなく例がある。動物同士なら既に知っているのかと思うが、家畜として馴らされた故なのだろうか。



受精の時に精子を出したり、開花の時に雄花が発熱したりすると言うから動物のようで、変わっている。

4. ミツユビハコガメ
大きさは手のひらに載るくらいだ。一見可愛く見えるので飼う人もいるようだが危険らしい。後ろ足に並ぶ3つの爪が特徴。北米が原産だ。

通常は陸地に住み、雨が降った後に地中から出てくるミミズや昆虫、植物、魚の死骸などを食べる。毒キノコも食べるが死なずに、その毒を体内に貯め込む。そんな仕組みはまだ解明されていない。逆に間違ってこのミツユビカメを補食した動物は毒で死ぬ。

甲羅にちょうつがいがあって、箱のように閉めて手足や首などをすっぽりかぶせられる。後ろ足の爪が2本や4本の仲間もいる。温和しいので人にはかみつかないが、少し気味が悪い。


青みがかった透明でゼリー状の浮き袋を持つクラゲだ。美しい姿だが、長く垂れ下がった触手には特に強力な毒がある。
その触手、希に50mにも達すると言うから、何やら危険極まりない。それというのも触手には刺胞と呼ばれる毒を持った小さな粒がついている。

人が刺されても命に別状はないものの、過剰なアレルギー反応を起こす場合がある。海水浴中に刺されても落ち着いて行動しろと言うが、冷静では居られないかも知れない。

植物のようなポリプが集合して形作られる。5月から秋頃太平洋側に打ち上げられることが多い。岸に打ち上げられても好奇心から触ってはいけない、まだ毒牙残っている。

6. ウンバチイソギンチャク
一見普通の岩のように見える。沖縄や奄美大島とか暖かい海の珊瑚礁に張り付いている。
「ウンバチ」は方言で海の蜂のことだ。
体の表面の隠れたところに大きさが1~2mmの刺胞球を有し、その中にハブの数倍の強い毒があり、触れれば激痛に見舞われ、長期の入院の必要もある。

刺胞が飛び出てまだ弾けない間なら海水でやさしく流し取り、病院に行けば大事にはならない。然し、毒を持つハブクラゲに有効とされる酢や真水を使って流そうとすると、逆に毒が流れ出し非常に危険だ。

形を周りに溶け込むように変え、岩や藻と紛らわしい場合があるので、特に要注意だ。

7. カエンタケ
これも植物。赤いサボテン、燃える炎といった感じだが、このキノコは毒性が極めて激しい。ほんの数グラムでも食べれば死ぬ。手で触れただけで皮膚に有毒成分がしみこんで炎症を起こす。珍しいキノコで、なかなかサンプルが集まらなかった。

研究の結果、毒は「トリコテセン」と呼ぶカビの1種だ。この毒は人の細胞でたんぱく質の合成を阻害する。一方このカエンタケを食べるナメクジもいるというから蓼食う虫もなんとやらだ。

ナラが枯れ広がってその枯れたナラに発生したカビを食べてカエンタケは育つという。勿論見たことは無いが、珍しいモノ(特にキノコ類)はなるたけ敬遠した方が良さそうだ。

8. スローロリス
東南アジアに生息する体長20~40cmの霊長類だが、一寸かわいらしく見える裏にとんでもない仕掛けがあるのだ。霊長類で唯一毒を持つという。有名らしいが私は知らなかった。動きがゆっくりしているから付いた名前だが、樹液や果物、昆虫や小鳥などを食べる。木にしがみつく力は相当強い。

動きが遅いのは獲物を安心させて捕獲するためもある。肘から分泌される体液に唾液が混じると毒に変わると言うから正に2液性だ。自身が毛繕いで毒を体中に塗り広げる。人は毒をかぎ分けられないがヤマネコなどの天敵はかぎ分けて逃げるという。

かまれて血中に毒が入ると、過敏なアレルギー反応を起こして死に至ることもある。性格は温厚だが、時にかみつくこともあるので注意を要する。絶滅危惧種だ。

9. タガヤサンミナシガイ
聞いたことも見たことも無い。白い三角形や茶色い模様が殻を形成している。
死んだモノは飾りにもなるようだが、生きている間には触ることは御法度だ。死亡例が報告されるほどの毒を持つ。

東南アジアの温暖な海に生息している。日本では沖縄にいる。巻き貝を食べるが管をエサの貝に差し入れそこから毒を注入する。エサの貝がマヒして動けなくなって捕食する。
他の同科のイモガイも毒を持つものが多く、毒は「コノトキシン」という神経毒だ。

珍しいからといって不用意に持ち帰らないことが肝心だ。

10.ミナミハコフグ

太平洋のサンゴや岩の割れ目などにいる。体長数cmで風貌は可愛く、熱帯魚的な感じだ。然し、これもフグの仲閒で、カラフルな表面が危険だ。興奮すると体を大きく膨らますのはフグの常道だが、この時「パフトキシン」という毒を放出する。

水槽で他の魚と飼ってはいけない。毒で全滅の例もある。内臓にも「パリトキシン」という毒がある。食物連鎖で蓄積した毒だ。

生魚になると体長は数十cmになって可愛くなくなるとか、黒い体の斑点は目の位置を隠すためとの説がある。

11.テンナンショウ

これも植物。上に広がった筒状の草花だ。夏から秋にかけて直系1cm弱の沢山の赤い実を実らせる。
美味しそうだが食べてはいけない。口に入れるとしびれたり大きく腫れたりする。原因は「シュウ酸カルシウム」だ。長さ0.1mm程の小さな針状の結晶をしていて体内に入ると、腎臓に障害を起こす。

雄花と雌花があり、小さなハエなどが雄花に入り、花粉を付けて底から出てこられる。そのハエが今度は雌花に入ると雌花の底は締まっていて出られず、花粉を雌花に付けながらやがて死ぬ。自然がこんな風に作られているとは驚異だ。

12.ドクウツボ

見るからにどう猛そうだ。間違えて食べてしまうと激しい食中毒を起こし吐き気やしびれなどの症状が出る。写真を見る限り、之を食べてみようとの気にはならないが・・・。

毒の成分は渦鞭毛藻(うずべんもうそう)という植物プランクトンが作る毒だ。食物連鎖の頂点に位置し、魚やエビを食べて筋肉や内臓に毒を貯め込む。

体長はウツボの仲閒でも特に大きく約2mにもなる。鋭い牙を持っているのでかまれないように要注意だ。

沖縄や太平洋などの温暖な海に生息している。岩の凹みなどに隠れ顔を出している姿は子供に人気があるそうだが、見ているだけの魚だと云う事だ。





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Last updated  2020.04.13 09:46:33
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