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2026.08.12
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米ドル/円の160~162円台は日米当局の防衛ラインに! GW介入時安値155円、神田シーリング152円が下値めど、押し目買いから戻り売り戦略へ
14:06 配信 ザイFX!

⚫️米ドル/円の160~162円台は日米当局が守りたいレジスタンスとして明確化。約30年ぶりの協調円買い介入で

 みなさん、こんにちは。

 先週金曜(7月31日)、ついに米国も動きました。日米当局による約30年ぶりの協調円買い介入は、3日間で推計12兆円規模と日経新聞が報じています。

 本コラムでもお伝えしてきましたが、日本の単独介入の間は、日米金利差を筆頭にしたファンダメンタルズを背景に、米ドル/円は徹底して押し目買いのスタンスでした。

 ただし、仮に米国が協調介入に動いた場合は話が別。いったん戻り売りに転換――これが従来からのシナリオであり、まさにその局面が到来したことになります。

 ここで思い出したいのが、相場格言の「Don't fight the FED(FRB(米連邦準備制度理事会)と戦うな)」です。



 ただ私は、この格言は協調介入においても重要な意味を持つと解釈しています。

 巨額の資金力を持つ米国当局が明確な意思を持って市場に入ってきたとき、その流れに逆らうポジションは取るべきではない。今回、米国が円買いの側に立った以上、米ドル/円のロングは「FRBと戦う」ポジションになってしまったのです。

 米国の介入参加が意味するのは、米ドル/円の160~162円が「日米当局が守りたいレジスタンス」として明確化されたことです。

⚫️今回の協調介入はアジア通貨安阻止という大義を持った、スケールの大きい話。投機筋にとって160円台再トライの妙味は大きく後退

 注目は、日経新聞が報じたベッセント米財務長官の単独インタビューです。介入の理由について同氏は、多くのアジア通貨が円と連動しており、1990年代のアジア通貨危機は大幅な円安が引き金だったと説明しました。

 円安がウォン安を招き、中国も人民元切り上げに消極的になっている――つまり今回の介入は、米ドル/円単体ではなく「アジア通貨全体への波及阻止」という大義を持った、想像以上にスケールの大きい話なのです。

 この枠組みについて、日本の財務官は「日米通貨同盟の完成形」と表現し、米高官はG7(先進7カ国)への拡大の可能性にも言及しています。

 ここで投機筋が警戒しているのが、市場で「ベッセント買い」と呼ばれ始めた動きです。米ドル/円で「買い」と言うと、通常は米ドルの買い注文を指しますが、ここでの買いは逆で、米財務省が入れてくる円の買い注文です。

 米ドル買い・円売りを仕掛けた瞬間に、巨額の円買いをぶつけられて踏み上げを強いられる可能性があります。

 相手は潤沢な資金力を持つ米当局です。さらに、米高官は「あらゆる選択肢を排除しない」との姿勢を示しています。

 投機筋としても、勝ち目の薄い勝負は避けたいところ。その結果、投機筋にとって160円台を再トライする妙味は大きく後退しました。まさに「Don't fight the Treasury(財務省と戦うな)」です。



 もっとも、介入はあくまで時間稼ぎ。この間に日本側に求められているのは、日銀の利上げと財政規律です。

 同インタビューでベッセント氏は「アベノミクスの段階は終わり、タカイチノミクスの時期だ」と述べ、低金利政策からの転換を事実上促しました。

 植田総裁については15年来の付き合いで、市場感覚を深く信頼していると評価し、直接の利上げ要求こそ避けたものの、市場の9月利上げ織り込みは6割を超えています。

 さらに、米政府高官は食品消費減税について慎重論を唱え、円安インフレを招く政策への異論も明確にしています。日銀の利上げは、もはや国内だけの問題ではなく、日米協調の一部として意識されていると考えられます。

 一方で忘れてはならないのは、円安は本来、日本企業の収益と株高を支えてきた追い風だということです。



 米国がユーロ売りで介入した背景には、強い米ドル政策への疑念を避けたいという思惑があったとの見方が有力で、現時点では急速な米ドル安・円高は日米どちらの本意でもありません。

 着地点は「150~152円ゾーンでの安定」あたりではないでしょうか。

⚫️米ドル/円の160~162円台は戻り売り。目標は155.00円、抜ければ152.00円

 テクニカルにもこのゾーンは重要です。介入後、米ドル/円はすでに一時155.23円まで急落しました。

 短期のサポートはまずGWの介入時安値155.04円。その下は2026年安値152.10円、そして2022年から介入の防衛ラインとして機能してきた「神田シーリング」の152.00円。かつてのレジスタンスがサポートに転じる、教科書どおりの構図です。

 整理すると、155円までの円高は介入とポジション調整で進み得ますが、152円割れからさらに円高が進むには、日銀の利上げを含むファンダメンタルズの変化が必要です。

 戦略は米ドル/円の戻り売り継続。160~162円台への戻りは売り場とみて、ターゲットはまず155.00円、抜ければ152.00円です。





金2カ月ぶり高値 米FRB利上げ観測後退で ドル信認低下で各国中銀が購入進める
8/12(水) 9:59配信 テレビ朝日系(ANN)

 10日に発表された国内の金の店頭小売価格は、1グラムあたり2万4698円でした。

 1週間で2000円以上上昇し、およそ2カ月ぶりの高値となりました。

 7日に公表されたアメリカの雇用統計は、予想を大幅に下回る結果となり、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ観測が後退しました。結果的に利息の付かない金の魅力が増した形です。

 ドルへの信認の低下から、中国をはじめとした各国の中央銀行が金の購入を進めていて、価格を押し上げています。





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Last updated  2026.08.12 12:50:08
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