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自然農を始めたばかりの頃の畑は スギナだらけの痩せた土だった。粘土質の硬い土は、水はけが悪く 長靴に重くまとわりついた。スギナのほかにはほとんど草もはえず、もちろん野菜もほとんど育たない寂しい畑。苗を植えても、種をまいても あっという間に虫に食べつくされ少し育っても ひ弱な野菜しか出来なかった。この畑で野菜が育つのは難しいように思えた。それから3年。いろんな草が生え、枯れて土に還り それを肥やしに、また新たな草が生えその草を虫が食べ 糞をし それを肥やしに、また新たな草が生え・・・。そんな無数の生の営みを繰り返しながら 畑は見事な進化を遂げた!硬かった土は 踏むと足が沈むようなフカフカの土に。畑の顔ぶれも、たくさんのミミズやクモ・カエルなどの小動物たちが集いレンゲや多様な草花たちが畑に登場し始めた。だれが指揮をとるのでもなく まるでさまざまな楽器が音を重ねながら交響曲を奏でるように 畑は美しく調和していく。それが自然 それがタオ。///////////////////////////////////////////////////////////////////////// 5月3日(木)in 東京 ~ LOHAS+天職の時代へ! with 塩見直紀さん他 詳しくは こちら
April 30, 2007
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この季節の海が一番好きだ!アクアマリンのような水と 白い砂。波待ちして深呼吸してるだけで、気持ちいいよね。今日は波はそんなになかったけど、そんな日は岩場でワカメ採りなのだ。採れたてのワカメって、ほんとうにプリップリで噛み切れないくらい。帰り道のスーパーで餃子を買って さっと湯通ししたワカメはサラダに。明るいうちからお風呂に入ってさっぱりしたら 冷えたビールでプファ~・・・最高っす!16年前、まだサラリーマンの頃、後輩とはじめて来たこのビーチ。いつも茅ヶ崎に通っていた僕たちは「こんなきれいな海でサーフできるなんて 伊豆に住んでる人はしあわせだなぁ」と思っていた。そして、まさか自分がそんな生活をすることになるなんて・・・。サラリーマンをやめる勇気なんてさらさらなかった、あの時の自分。都会以外で暮らすなんて まるで考えなかった自分。不思議だ。そしてこの先の人生もきっと・・・想像も出来ない未来が待っている!
April 29, 2007
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雨上がりの畑に エンドウの花。その絹のような「白」に うっとりする。支えの竹にツルを絡められず 地を這っていた不器用なエンドウが隣のセイタカアワダチソウに、ツルを絡め 支えてもらっていた。それはまるで、転んだ子供にそっと手を差し伸べるように。セイタカアワダチソウは、エンドウを助けようと生えていたのだろうか?いや、そうじゃない、ただ自分の生を全うしようとしただけ、それだけ。でも、自分では気づきもしないのにその存在が、誰かのために 無くてはならない支えとなっている不思議。それがセイタカアワダチソウの仕事。///////////////////////////////////////////////////////////////////////// 5月3日(木)in 東京 ~ LOHAS+天職の時代へ! with 塩見直紀さん他 詳しくは こちら
April 21, 2007
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「自己組織化する宇宙」 エリッヒ・ヤンツこのところのぐずぐずお天気のおかげで、一気に読んでみた。随分古く、難解で、半分くらいしか意味がわかんなかったけど 面白かった!この宇宙も・社会も・人生も・カラダもダイナミックな進化のためには、ゆらぎ・弾力・リズムが必要なのだと。ゆらぎにより秩序が乱れ、一見不安定さが増大するようにみえるけどそれをブレークスルーすることで、新たな高次の秩序が現れるのだと。だから、カタストロフィーとは 「より美しい花を咲かせるための剪定」であり進化の女神は イノベーションを喚起するために時々生命のスープをかき混ぜるのだと!ぐつぐつ煮えたぎる お鍋をかき混ぜる進化の女神・・・Woo!
April 20, 2007
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東京での講座を終えて、伊豆に戻り これから2週間は充電の時だ。さぁ、波乗りに畑に!と思っていたのに 真冬並の冷たい雨が続く・・・。でも、こんなときだからこそ、じっくり本を読めるのかも。デミアンに続き、ヘッセの「シッダールタ」を読む。/////////////////////////////////////////////////////////〈 その中の一節 ~ 川の渡し守 ヴァスデーバのはなしより 〉私の勤めは 川の向こうに渡すことだ。多くの人を、数千人を渡した。彼らにとって 私の川は旅の途中の障害に過ぎなかった。彼らは金と仕事に向かって、また婚礼へ、巡礼へと旅した。数千人のうちの数人、4人か5人の少数のものについては川は障害であることをやめた。彼らは川の声を聞いた。川に耳を傾けた。川は私にとって神聖となったように、彼らにとっても神聖となった。さぁ、寝るとしよう シッダールタよ。//////////////////////////////////////////////////////1年前、いや1ヶ月前に読んでも 深く胸に響かなかっただろう。きっとこのタイミングで、デミアンの次にこの本を読むことにも意味があった。読み終えて、うとうとしたら夢をみた・・・深い夢だった。冷たい雨にも意味があるのかもしれない。
April 17, 2007
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カラダは 自らの調整機能によって常にバランスを保とうとしています。そして、異常な状態から 元の状態に戻ろうとするとき 「快感」というシグナルを出します。冷たい風で冷え切ったとき ~ 暖かいお風呂は 「快感」汗をかいてのどが渇いたとき ~ 冷たい水をゴクゴク飲むのは 「快感」「快」に従うことは、普通の暮らしの中でとても大切なシグナルです。でも・・・人生の岐路において 僕たちは安定した元の状態を捨て「苦しみ」を超えて 新しい道を切り拓かなくてはならないときがあります。母なる海から、はじめて陸に這い上がった魚のようにアフリカの赤いサバンナで はじめて二本足で立ったサルのように幕末 新しい時代を夢見た多くの志士たちのようにカオスの縁で相転移が起こるとき、新しい進化を始めるとき らせんを昇るとき僕たちは苦しみをブレークスルーしなくてはいけないのです。それはまるで、この世に僕たちが生まれ出た時のように!ひょっとすると、今ってそんな時代なのかも知れません。
April 16, 2007
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「温暖化で、南極の氷が解けると困るからエアコンで冷やしましょう」もちろん誰も それが正しいことだとは思いませんよね!?そう、地球はつながっている!南極という「部分」におきている現象だけをフォーカスしてそれを、部分的に解消しても意味がないからです。複雑につながりあう地球環境のようなシステムでは全体のつながりをズームアウトして見渡さない限り問題解決なんてできっこありません。それはカラダもおなじ。腰が痛い・手が冷える・のどが痛い・・・それはあくまで、部分で起きている結果です。だからこそ、その解決のためにはカラダとココロも含めて全体を見渡す視点もっといえば 地球全体、宇宙全体までズームアウトして見渡す視点があってはじめて対応が出来る。 でも、いったいそんなことが出来るのは誰なのでしょう? 宇宙飛行士?いえ、実はそれこそが感性・右脳の役割なのです。だからこそ、セラピストには自然と触れる時間とか 静かに目を閉じる時(unplug)が必要なのだと思います。そしてそれを実現するための、ライフスタイルが半農半エックスなのです。
April 13, 2007
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「私たち野菜を自給しています」と書くと、何だか大変そうなイメージがあるかもしれません。でも、そんなことまるでないんです。それを仕事としてやっていくのは大変なんだろうけど、自給用ならまるで楽チン!見栄えが悪かろうが、小さかろうが、虫が食ってようが 自分たちが美味しければそれでOKなんだし。自然農なら肥料も・農薬も・水遣りも必要ないし。何よりも半農半エックスだから ほかでの現金収入があるので「何が何でも受給しなくちゃ」というプレッシャーもないし・・・上手くいかないときは スパーで買えばいいんだしね。結局のところ、週のうち1日くらい畑で楽しく仕事してあとはお天道様にお任せしておくだけです。みんながそうなればいいのに!
April 7, 2007
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名人の動きには無駄がない。剣道の達人と呼ばれる先生も、まるで仙人みたいに 飄々とした立合いをする。鍼の名人の先生も、1箇所か2箇所くらいの鍼で いとも簡単に治しちゃう。波乗りも、全然がんばってる感じはないのに、す~っと進んでいく。・・・残念ながら、僕はまだそうじゃなくて、頑張りモード全開だ。でも名人たちも、最初からそうなのではなくて若いころ、さまざまな努力を積んで、頑張って、行き着くところまでいって深く考え、自ら気づき・・・はじめて省くことができるのだろう。見た目は同じでも、最初から省くのとは違う。一見、無駄に見える頑張りは とても大切なプロセスなんだ。宇宙はなぜ「無」から、この制限のある世界を生み出したのか?ココロはなぜ、自我を必要としたのか?なぜこの世界に人間がうまれたのか?時に、それらは一見否定される側面もあるけど、必要なプロセス。僕たちは行き着くところまで 行き着かないと 次のステップに進まないんだと思う。いつの時代も。
April 7, 2007
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昨日の続きです。塩見直紀さんは「LOHAS+天職の時代」へ向かうための具体的な方法のひとつとして 「半農半エックス」というライフスタイルを提唱しています。でも、それは都会で暮らす人たちに「さぁみんな、トラクターと土地を買って 田舎で農業しようよ!」という呼びかけではなく プランターでもいいから緑を育て、ほんの少しでも自然に触れる時間をつくりませんか?というものです。緑に触れる時間、農・・・それは 労働というよりも食を得るという根源的喜びの時間であり、内面と向き合う時間であり、夫婦や家族の語らいの時間であったり。僕にとって、農とは 波乗りする時間と良く似ています。息詰まる都会生活の中で、そんな時間がほんの少しでもあればおのずと「自分の本当にしたい仕事」も 見えてくるのではと。 だからこそ、都会に住み「田舎暮らしなんてまっぴら」と思っている人ほど忙しくて「野菜を自分で育てるなんて無理」と思っている人ほどお話を聞いてもらいたいなと思っています。5月3日 ロハスムーンさん主催 ~ 塩見さん&小玉さん&のみやまのコラボイベント LOHAS+天職の時代へ!
April 6, 2007
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「LOHAS + 天職」 半農半エックスの著者 塩見直紀さんが提言されているこのキーワードは間違いなく、これからの時代のおおきな潮流になると思っています。 本田健さんが「ユダヤ人大富豪の教え」で< 大好きなことをして 金銭的にも豊かになる>というライフスタイルを提言した時には、なるほどな~と思ったけどいくら大好きな仕事をしていても いくら沢山のお金を得てもカラダも心も そして地球も 健やかでないならば そんなの意味がないしいくらLOHASなライフスタイルを送っていてもいやいや仕事をしていたのでは 人生楽しくないし。だったら、その両方を満たすライフスタイルを目指そうよ! というわけです。それが「LOHAS+天職」の時代。「そんなの夢物語だよ、無理だよ~っ」と思う人も多いかも知れません。ごもっともです。でも、あなたがもし ほんの少しでも「いつかそんな暮らしやってみたいんだよな~」と感じるならばあなたの人生において、それはトライする価値があることなのだと思います、きっと!・・・・・・・・・・・・・・・・・・7年前 普通のサラリーマンだった僕は 病気を機にそんな暮らしをすることを選択しました。そして どうすれば実現するか考え、行動し 塩見さんと出逢い・・・今があります。5月3日 新宿御苑で 塩見直紀さんと 小玉泰子さんと 僕の3人で 軽いボディワークを交えながら そんなお話をします。この講演は 決して、あなたを理想の暮らしへ導いてくれる 魔法の杖ではありません。でも、このお話しの中には「小さな種」が宿っています。その種はあなたの胸の中で 芽をだし ムクムクとあなたをかき立てる力となるでしょう。「ほんとうは こんな風に生きてみたいんだ!」と。いつしかその種は 花を咲かせ 沢山の種を宿すことでしょう。熟した種は やがて ぱ~んと大空へはじけ飛び、また誰かの胸に宿るのかも知れません。7年前の僕の胸に宿った種のように・・・。 お会いできるのを楽しみにしています!● 日時 平成19年5月3日 14時~17時● 場所 新宿御苑● 参加費 3500円 (当日 4000円)● お申込 詳細をご確認のうえ 直接 主催者さんのロハスムーンさんへお申し込み下さい。
April 5, 2007
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いまTVで流れている富士通ゼロックスのCMご存知?そこには、ピアノ1台にひとつの鍵盤しかない、不思議なピアノが出てくる。ドならド レならレの音しか弾くことが出来ない、そんなピアノ。でもそんなピアノが たくさん集まり それぞれの音を順番に弾いていくと・・・。フジコ・へミングの「奇跡のカムパネラ」の見事なメロディーが奏で出される!ああ、それは自然農の畑も、この社会も そしてこの地球や宇宙も同じだ。それぞれが、それぞれの音を持ち、時に不協和音を奏でることもあるけれどどの音も決して欠かすことの出来ない大切な音。そのそれぞれが、自らの持ち場で 最高の音を奏でたとき素晴らしいハーモニーが響き渡る! レンゲも菜の花も ブラボ~♪
April 4, 2007
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