あたしには神さまが見えない

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nipponites @ Re:過去に遡る旅(06/24) お帰りになさい~ユウリィさん(^^) もう…
Ikuho @ げんきなんだ☆ ユゥリィさん、お元気でしたか? なつか…
Ikuho @ Re:Not, it's too late(09/14) わあ、ユゥリイさん! お久しぶりです! …
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nipponites @ Re:Not, it's too late(09/14) ユウリィさん、こんにちわ、お久しぶりの…
2006/02/06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今朝は先週末から居座っていた寒気団が、そろそろ立ち去ろうか、まだ居座るか、決心を決めかねているような寒さだった。天気もグレイに雲母を散らしたオレンジとベージュで、夕方から雪が降るという予報も充分ありえそうな話に思えた。あたしはクーポンチケットを配っているお兄さんたちを避けながら、地下鉄へと繋がる地下通路を降りた。そしてあの日のことを思い出していた。

あの日、あたしたちは特急の指定席に乗り、数時間後に着いた地方都市で急行に乗り継ぎ、更に数時間後には単線の電車に乗った。天気は今日のようなはっきりしない曇り空で、いつ空から白い雪が舞い降りてきてもおかしくないような空模様だった。電車の中に乗客はあたしたちだけだった。あまりにも絵に描いたような憧憬に「映画みたいだね」なんてあたしは無邪気に話し掛けたりしていた。

発車まで時間があったので駅のホームを端まで歩いてみて振り返ると、あの人が8ミリカメラを構えていた。学生の頃に自主制作映画を撮ったとか、そんな話を思い出した。勝手に撮っていた事に抗議しようとふくれっつらで詰め寄ると、いたずらが見つかった小学生のように笑った。「撮るのなら、きれいに撮ってよね」と言うと、「きれいだよ」と反された。リップサービスと判っていても、ちょっとうれしくて、照れたあたしは鷹揚に頷いた振りをしてそっぽを向いた。

色あせたレモン色の電車は、普段見慣れているものよりふたまわりはちっちゃくて、まるで田舎の旅館が送迎に使っているマイクロバスのようだった。ガタゴトと揺られながら、窓の外を見ると、空からわあっと一斉に雪が舞い降りてきた。

どんなことがあったとしても、ずっと幸せが続いていくものだと信じていた、あの日。「代用品」なんてありえないと思っていた。でも、「代用品」は必要に迫られなければ探さないし、使わないものだろう。「代用品」ではない幸せをあたしは今日も探し続けている。








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Last updated  2006/02/07 11:17:56 PM
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