想像以上に面白くて,これも購入してみました。 "光るパウダーアートを作ろう" 入っていたのは2種類の白い粉。 吸水パウダーと蓄光パウダーです。 吸水パウダーは1mmくらいの粗い粒で 粉が舞い上がるほどでもなく使いやすい感じです。 吸水パウダーはポリアクリル酸ナトリウムという物質。 「アクリル酸」を重合して出来るプラスチックです。 ポリエチレンの材料であるエチレンに COOH基(カルボキシ基)がついた構造です。 重合してできるポリアクリル酸は鎖状の高分子ですが 2つの分子をつなぐ物質も加えて重合させると 網目構造になり,水を吸収できるようになるそうです。 キットには10gの吸水パウダーが入っていて 茶さじ1杯くらいで1gです。 これに100mLの水を入れて楊枝を 刺してみたらちゃんとホールドされました。 ですのでこのキットで1Lのジェルができます。 水を加えた状態で紫キャベツ液を加えると中性でした。 酸でもアルカリでも粘度が下がって トロトロになってしまいます。 加えるものは中性じゃないとダメなようです。 レシピではキットの蓄光パウダーを混ぜて光るアートを作るのですが せっかくなのでいろいろ光るものを使ってみることにしました。 左からニックウォーターのキニーネ(ブラックライトで白) オロナミンCのビタミンC(ブラックライトで黄色) スピルリナのフィコシアニン(ブラックライトで赤) 一番右は水に蓄光パウダーを混ぜたもの(ブラックライトで黄緑) トニックウォーターは以前,光るタピオカに失敗して以来。 吸水パウダーではちゃんと光りました。 スピルリナというのは海藻から採れる食用の青い色素で 今回初めて使ったのですがとても綺麗な色です。 可愛いワインの瓶を見つけたので順に詰め込んでみました。 途中にビーズも散らしてみました。 ブラックライトだとこんな感じ。 なかなか写真に撮れませんが実物はもっと怪し気で なかなか綺麗です。 子供たちも感心してくれたのですが… 2日後。混ざるとは思っていましたが想像以上に 不思議な様子になっています。 スピルリナが大きく広がったせいか,ピンクの蛍光が とても薄くなりました。 劣化したのかもしれません。 黄色+青=緑だと思っていたのですがなんか黄色と青のまま 混ざっています。う~ん ラップなどで仕切りを作れば混ざらずに保てます。 この場合は吸水パウダー1gに50gの水くらいに しておいたほうが扱いやすいです。 実験の際の注意点 レシピにもありますが,吸水パウダーは水を吸っていない状態で 吸い込んだり,口に入れたりすると体内で膨らんで大変危険です。 袋から出したらすぐにゲルを作るようにするなど,十分ご注意ください。 食品と間違えて口に入れないように,器は食べ物を入れないものを 使いましょう。 トニックウォーターは,日本で作られている多くのものはキニーネが 含まれていないようです。光るジェルを作りたい場合は成分をご確認ください。 青色の食用色素も色々な種類のものがあります。スピルリナ以外は 光らないのでご確認ください。 参考させていただいたページ ありがとうございました。 ポリアクリル酸ナトリウム Sodium polyacrylate | Chem-Station (ケムステ) ポリアクリル酸Naとは…成分効果と毒性を解説 | 化粧品成分オンライン ジャパン・アルジェ株式会社 | 天然色素(スピルリナ青色素:スピ・ブルー) |
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