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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】ORANGE JUICE / WAN LIGHT '82 LP「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」 当ブログでは既に「TENDER OBJECT」、「FALLING AND LAUGHING」、「DYING DAY」の3曲を取り上げているネオアコ最重要アルバムであるORANGE JUICEの1STアルバム「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」収録曲。既出の3曲は全てヴォーカルのEDWYN COLLINSの作品だけど、この「WAN LIGHT」や「THREE CHEERS FOR OUR SIDE」などギターのJAMES KIRKによる作品も少し違った魅力があります。ヴォーカルもジェイムズ自身がとっていて、そのヘタウマ的ヴォーカルに味がある。ちょっとお道化た感じのメロディの明るい曲調は、既出のエドウィン節全開の痛い3曲を中和している感じ。とはいえ終盤ではお馴染みの痛いエドウィン節が展開され、オレジューらしさを垣間見せているけれどもね。1STを最後にオレジューを脱退してしまったジェイムズ君は後にMEMPHISというグループを結成。そこで残した85年のシングル曲「YOU SUPPLY THE ROSES」、「Apres Ski」は共に彼らしい脱力・和み系の魅力が伝わる良曲なので是非聴いてみてください。しかし、このメンフィスという地名だけのグループ名といい水牛一匹だけが写ったジャケといい、ジェイムズ君って何とも不思議ちゃんな人だったよね。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(脱力感)ポップ偏差値合計86666878560
2017.07.31
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洋楽スーパーポップの世界(1) 【 ポップ偏差値 74 】BEATLES / PLEASE MR. POSTMAN '63 史上最高のカバーソングは?と聞かれたら「BEATLES / PLEASE MR. POSTMAN '63」と答える。古今東西様々な音楽を取り上げている当ブログ。最高の音楽の探求を毎日数時間、数十年欠かさず続けているけれど、どうやら今後これ以上のカバーソングは出現しそうもない。原曲はモータウンの女性グループMarvelettesの61年のヒット曲で、これはモータウン初の全米NO.1ヒットということにもなっている。60年代ガールグループの持つ明るさ、楽しさ、可愛らしさが伝わってくるナンバーでメロディのキャッチーさに加えて、軽やかなリズムのグルーヴ感がヒットの要因だったと思われます。ビートルズはこの曲を63年の二枚目のアルバムの収録曲としてカバー。聴き比べて見れば一目瞭然だけど、何と言ってもジョンレノンの瑞々しく、張りのある、伸びやかで華の有るヴォーカルが特徴的。明るく高揚感のあるコーラス、メリハリ感とシャキシャキ感のあるドラムス、曲の魅力をより引き立てる明快なギターとベースの響きとバックも最高の出来。ジョンの緊迫感のあるリードに絡むポールとジョージのコーラスも臨場感と一体感が半端なく素晴らしい。サウンドを構成する要素は非常にシンプルだけど、将に「これ以上の物は無い」と言うぐらいの唯一無二、抜群のポップセンスを感じさせます。ビートルズが当時如何に突出した存在であったか、天才、奇跡、どんな表現を使っても褒めきれないぐらいの素晴らしさがあります。ビートルズと言うと若い人には「年配の人が懐かしむ古臭いグループ」ぐらいの印象しか無いのかも知れないけど、ポップスを嗜む者には基本中の基本にして史上最高のポップバンドだということを知って欲しいものです。(史上第二位のカバーソングについては又の機会に。)「YOU TUBE」で聴けます。Marvelettes / Please Mr. Postman明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(瑞々しさ)ポップ偏差値合計999779910574
2017.07.24
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 68 】EUGENE SMILEY AND THE ESSENCE OF LOVE / YES IT'S YOU (K-CITY IRDA 481)'78ユージン・スマイリーはCarl Davisのもと、シカゴのVisitorsのメンバーだったアーチスト。その後カンサスに移り彼名義ではおそらく78年のこのシングル1枚のみしか残さなかった模様。附随するコーラス・グループの「ESSENCE OF LOVE」って名前もイカしてるね。明るく軽快に始まるイントロに爽やかなコーラスが乗り、ボーカルが吠えて盛り上げていき、バックも激しく畳みかける・・・歌が始まるまでのこの流れが情報量も多く実に私好み。その後の展開も基本スマートなリズムに爽やかなコーラスということで、所謂モダンソウルにカテゴライズされる作品。ひたすら明るくポップな曲調に軽快なグルーヴや途中転調する妙味などなかなかのセンス。もっとこんな作品を残して欲しかったですねえ。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(情報量)ポップ偏差値合計88878888568
2017.07.17
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甘茶ソウルコンピの世界(19) SWEET SOUL COMPILATIONS (19) THIS TIME WILL BE DIFFERENT THE SWEET SOUL OF CHICAGO: 1968-1981INTERSTATEというレーベルから2016年に出されたスウィートソウル・コンピ。フィラデルフィア編とシカゴ編が同時に発売された。シングル曲を中心に集められたコンピで甘茶ソウル百科事典掲載曲など昔からマニアに人気の曲が多い。初CD化となった曲も複数ある感じなので、CDの良い音で楽しみたい人には格好の内容かも。シカゴソウルと言えばチャイライツに代表されるような冷たい風を感じさせる曲が思い浮かぶけど、このコンピを通して聴いてもあまりシカゴ色を感じないのは私だけ?1はシャラララ~♪というコーラスが最後だけちょこっと入るんだけど、これを全面的に導入すれば相当痺れる甘茶ソウルになっていたはずで、なんとも惜しまれる内容。マニアには人気のグループ。2は甘百MOONY'S SELLECT 059のアルバムタイトル曲。キャッチーで分かり易い曲だけどその分飽きやすいかな。9は結構あちこちのコンピに入っている。語りから入り緊張感のあるファルセットが悶えまくる暗めの内容は如何にもB級・マイナーグループファンには重宝されそう。18は甘い女性の語りから入る浮遊感の有る甘茶ソウル。流石インディペンデンツの甘茶センスは違うねって感じ。22は甘百P.18掲載曲。悲しげなムードにキャッチーなサビがなかなか美味。(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)1. Essence - Sweet Fools (甘茶偏差値61)2. Harlem Meat Company - I'm Not Gonna Be Anybody's Fool 3. Magnum Force - Share My Love With You (甘茶偏差値62)4. Billy & the Bloodknots - Gotta Get Away 5. The Chi-Lites - (Um, Um) My Baby Loves Me 6. Lost Generation - Wait a Minute 7. The Turks - You Turn Me On 8. The Stimulators - Warm Summer Nights 9. Hands of Time - This Time Is for Real (甘茶偏差値62)10. Chocolate Sunday - Second Story Man 11. Eight Minutes - Oh Yes I Do 12. Visitors - Until You Came Along 13. Enchanting Enchanters - No One in This World 14. Magnetic Force - Ole Sweet Music 15. The Lintons - Lost Love 16. The Vegas - I Need Your Love 17. The Ledgends - Gotta Let You Go 18. The Independents - I Just Want to Be There (甘茶偏差値61)19. The Cheers - I Made Up My Mind 20. Lovelites - This Love Is Real 21. The Esquires - Girls in the City 22. Windy City - Just for You (甘茶偏差値62)
2017.07.10
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 67 】BILL STONE / GET DOWN KIND (SOLAR JJ067)検索しても日本語のサイトのヒットが皆無で歌手の詳細不明のノーザンダンサー。プロデュースにMAC RICEとあるのはMACK RICEのことでしょうか?ニューヨークSOLARレコードからのお皿。威勢のいいホーンをふんだんに取り入れたファンキーな曲で一本調子のトラックだけど、スマートさとスピード感も兼ね揃えている。曲調は暗いけどメロディはキャッチーでなかなか印象的。4分30秒と長い曲で後半になるとコーラス中心であまり歌わないんだけど、語りやシャウト、ちょっとしたアドリブ的な歌いまわしなどで飽きさせない。まるでレゲエの曲で後半にダブが接続されたディスコ・ミックスみたいですね。延々聴いてると心地よくてクセになる感じのトラックで長くて正解って感じ。会話部分ではスティーヴィー・ワンダーの名前が聞こえるので彼からインスパイアされた曲なのかも。「YOU TUBE」で聴けます。こちらの映像は本人による解説かも。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ホーン)ノーザン偏差値合計78799787567
2017.07.03
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