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2003.05.14
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“Johnny Remember Me” by John Leyton 1961


 60年代初期の、リバプールサウンド上陸以前、日本でも流行った英国ポップスといえば、女性ではヘレン・シャピロとアルマ・コーガン、男性シンガーではクリフ・リチャードが有名だろう。あとは、このジョン・レイトンの『霧の中のジョニー』と『霧の中のロンリー・シティ(Lonely City)』が流行った。本国イギリスでも流行ったが、アメリカでは全く流行っていない。このあたりは、クリフ・リチャードのケースとよく似ている。
 ジョン・レイトンは、むしろ俳優としての方が知られているかもしれないが、彼の出ている映画で僕が知っているのは、『大脱走』ぐらいだ。やはり僕らには、『霧の...』シリーズでおなじみの歌手だった。 

 『霧の中のジョニー』『霧の中のロンリー・シティ』ともに、いい曲だと思う。が、個人的には、同じマイナー(短調)の曲でも、僕は『霧の中のロンリー・シティ』の方が好きだ。サビでメジャー(長調)に転調して、「♪ ウォー、ウォ ウォウォ、ウォ ウォ ウォー、ウォ ウォ ウォ~」で、元に戻るところなんか、ポップスの王道を行く鳥肌モノだ。
 それに比べれば、この『霧の中のジョニー』は終始マイナー(短調)を貫き、比較的単調な曲に思えるが、こちらの方が流行ったのは歴史的事実なのでどうにも仕方がない。ただ冒頭の詞を読んでみると、このとてもイギリス的な風景がこの曲の UK No 1 ヒットに一役買ったのだろうと、想像できる。

♪ When the mist’s arising and the rain is falling
 And the wind is blowing cold across the moor
 I hear the voice of my darling

 「霧が立ちこめ 雨が降り 風が冷たく荒れ野を吹き抜けてゆくとき 
  好きだったけれど 1年前に別れた 彼女の声が聞こえてくる...」(穴沢訳)

 このあと、サビにさしかかるところで、女性の高い声で "♪ Johnny,remember me..." というフレーズが入る。克美しげるの日本語バージョンでも同様で、この曲のいちばん重要な箇所ともいえる。
 ところが、この部分、日英で微妙に違うのだ。
 英語の方は、"remember" の "mem" と "ber" のところが、半音下がって me につながるのに対して、日本語の方は、「メン」から「バー」に全音使って下がっている。この違いは曲調に大きな差を生んでいるが、皆さんはどう思いますか。
 え?そもそも、この歌自体聴いたこともないですって?そうですか。それでは、判断は難しいですね。尤も、今僕の手元には、日本語版がないので、本当は確かめようもなく、曖昧な記憶で書いているだけので、突っ込まれたらそれまでです。

 さて、いろいろややこしくなる前に、ちょっと話題を変えよう。
 この当時、ジョン・レイトンの LP を友人が持っていて、よく聴かせてもらったので覚えているのだけれど、その中に "Johnny My Johnny" という曲があった。サビを女性が歌っているとても印象的なロッカ・バラード風の名曲だ。しかし残念なことに、この LP も今は友人の手元にはなく、その後いろいろ探してもなかなか見つからない。ああ、もう1度聴きたいなあ。
 東京にでも出た折りに、大きなレコード屋で見つけたらあるような気もするけれど、東京に行く機会がほとんどなくなってしまって、どうにもならない。どなたか情報お持ちでしたら、よろしく。

 克美しげるは『霧の中のジョニー』がデビュー曲だったと思う。彼はジョン・レイトンのカヴァー曲のほか、『片目のジャック』、伊藤アイ子やザ・ピーナッツと競作の『さいはての慕情』『北京の55日』などをヒットさせたあと、演歌の方に転向したところまでは覚えている。その後、犯罪を犯してしまい、服役して出所したあと、また事件を起こし...というような一生を送った人だった。
 演歌の方が似合いそうな人だったけれど、元々いわゆるマイナー(短調)の曲だったせいか、『霧の中のジョニー』の日本語版は彼の独壇場だった。



 さあて、皆さん。いよいよ今日の宿題ですよ。
 これは老若男女関係なく、これを読んだすべての皆さんに答えていただきたい。お願いします。

 1.「ジョニー(または"Johnny")」といえば、どんな曲を思い浮かべますか?
 2.「ジョニー(または"Johnny")」といえば、どの歌手を連想しますか?

 星の数ほどあるジョニーの中から、何を(誰を)選ぶか楽しみですぞ~~。





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Last updated  2003.05.20 21:32:14
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