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<女子野球W杯>日本、念願の初優勝...カナダを逆転で降す松山市で開かれていた女子野球世界一を決める第3回ワールドカップ(毎日新聞社後援)は最終日の29日、松山市の坊っちゃんスタジアムで決勝などを行い、日本は決勝でカナダを11-3で降し、初優勝を飾った。1次予選リーグから6戦全勝の「完全優勝」だった。(毎日新聞) 北京五輪の女子ソフトに続く大金星だNPBの加藤良三コミッショナーも米国-豪州の3位決定戦を観戦。女子野球は初めてという加藤コミッショナーは熱心にグラウンドを見つめ、スピード感あるプレーに感心したらしい。「女子野球の隆盛が日本野球の隆盛になる。益々大きくなるよう支援したい」このW杯、オフィシャルスポンサーはENEOS(新日本石油)。だからのなのか、ENEOSのTV-CMには女子硬式野球の選手が映っている場面がある。最後のシーンは、ユニフォームに「SAKAE」と書かれた女子選手の笑顔が見える。たぶん、わが地元・埼玉栄高だろうと勝手に解釈して、CMを見るたびボクは勝手に嬉しくなっていた----------------------------------------------------------日本代表監督は、大倉孝一氏(岡山・玉島商高-駒澤大-NKK福山)。チームでは第3期より総合コーチとして監督の補佐を務めていた。前監督は広瀬哲朗氏(現・顧問、富士宮北高-駒澤大-ホンダ)、大倉監督は、駒澤大の後輩にあたる。大倉監督だけではない。コーチ陣も「駒澤大」の先輩・後輩でつながっている。元・西武や日本ハムの投手だった新谷博氏(佐賀商高-駒澤大-日本生命)もそう。狐塚賢浩コーチ(巨摩高-駒澤大-たくぎん)もそうだ。星野仙一氏が率いる星野JAPANは、「仲良し首脳陣」として批判を受けたが、こちらは「仲良し」だから栄冠をつかみ取ったと言えるかもしれない。--------------------------------------------------------加藤コミッショナーは、「日本野球隆盛のためには、女子野球の隆盛が必要」と語っていた。もし女子野球のことを考えるなら、プロ野球の視点で見ていても何も変わらない。ぜひアマチュア、とりわけ女子の高校野球への参加を手始めに、高野連と協調して考えてほしいものだ。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.30
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最近のコメントから。▼北京五輪・野球。「星野氏がもしWBCも監督するなら、今度こそ準備と戦略をきちんとしてもらいたい。守備走塁コーチは経験者にして欲しいな。打てなくても走塁で揺さ振れる様にならないと。今回はあまりに淡泊でしたからね。それと島野さんに代わる参謀も欲しい」(花菱パチェコさん)最近、星野仙一氏の「名参謀」だった、この島野育夫氏の名を目にすることが多くなりました。▼昨日書いた松田昌士氏(アマチュア野球連盟会長)のこと。「ちなみにタイブレーク案を出したのも松ジョンイル(たぶん、松田昌士氏のこと=筆者注)ですが、勝手に決めて混乱させたシラー会長を多くの国の関係者に根回しして会長選に当選させたのも彼です。オリンピックから外されると、国からの強化助成金に加え、スポンサー収入なども大幅になくなりますから、アマチュア側の収入は激減でしょう。星野氏ら首脳陣と同時に、今回メダルすら取られなかったのだから、彼も今関わっているアマチュア野球関連の役職を全部退くべきだと思います。(BRRK@さん)ちなみに、BRRK@さんが推すWBC・日本代表監督は、デーブ・ジョンソン氏(現・五輪米国代表チーム監督)。詳しくは、こちら。▼「勝手に甲子園を総括する!」への反響、続き。「『~日米の関係者が集まり、基準について検討。これまで日米で統一されていなかったバットの直径などについて、木製バットよりも飛距離が出ないような共通の基準を作ることで合意した。~』という記事を見たのを思い出したので探してみました。記事を見た時は、にわかに意味を理解できませんでしたが、本当にこういうバットが出来るなら大歓迎です。(前田☆侍☆智徳さん)教えてくれた、その記事のURLはこちら。木製バットより飛ばない金属バットって、安全性・経済性からいってもいいかもしれない!▼投手の保護、連投の禁止。「連投の禁止、一試合の投球数の制限を定めています。アメリカはさらに、トーナメントではなく、リーグ戦が主体です。だから、チーム自体が公式戦1年間で数試合しかないということはありません。リーグ戦で数十試合程度(大学は50ぐらい高校も30ぐらいでしょうか)あるので、投手の柱が何人かいるようにチーム構成します。もちろん、このルールや習慣をこのまま日本もっていけばいいというものではないかもしれませんが。一方、日本にはそんなにピッチャーいないという人もいるかもしれません。もちろん、そういう学校もあるでしょうが、部員100人、80人、50人などベンチ入りの枠をはるかに超える学校も多く存在します3年間試合はもちろん、ベンチに入ることもできない選手がいるのは私はもったいない気がします」(アスリートブランドさん)先ほどテレビを見ていたら、中学硬式野球(シニア、ボーイズ)の全国大会「ジャイアンツカップ」の特集をやっていた。この大会のルールでは、投手保護のため規定が設けられている。2日間を1クールとして、その間にひとりの投手が投球できる回数は10イニングまで。投球数であっても、回数であっても、何らかの規定を設ける必要があるかもしれない。そして、アスリートブランドさんの指摘する「3年間もベンチ入りできない選手の存在」。解決策とは言えないけれど、こんな方法があるかも?それは、「高校野球、審判員活用制度」。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.30
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日本球界の国際的な窓口となっている全日本アマチュア野球連盟の松田昌士会長は28日、メダルなしに終わった北京五輪の野球競技について「優勝と思っていた。勝負は時の運もあるが、残念」などと感想を述べた。日本の敗因について、ストライクゾーンの違いなどが指摘されているが、松田会長は「相手も同じ条件。いろんなことが新聞に出ているが、日本のプロが言うことはない。負けてもひきょうな日本人になってもらっては困る」と苦言を呈した。(時事通信) さらに、国際野球連盟(IBAF)の第1副会長も兼ねる松田昌士氏は「頭の中は、いかに(野球を五輪に)復活させるかとなっている」と、復活運動を精力的に行うことを強調しているらしい。----------------------------------------------------------松田昌士(まつだ・まさたけ)氏。北京五輪の報道でこの名前を見た時、以前どこかで見たことがあったような気がした。気になって、さきほどwikipediaで調べたことで、その名前の記憶が甦った。たしか70年代後半、国鉄は分割民営化に向けてへ向けて移行が進み、あわせて国労など国鉄関連の労働組合の解体が始まっていた。その仕掛け人として盛んに報道されていたのが、この松田昌士氏だった。実は、ボクの父親は旧・国鉄(現・JR東日本東北)の職員だったし、自称「熱心な組合活動家」(?)でもあった。そんな父からは、分割民営化を推進していた加藤寛氏(現・慶應義塾大名誉教授)らの名とともに、この松田氏の名前をよく聞かされていたものだった。もちろん、組合と敵対する「国家権力」の手先といった意味合いだったし、ボクは父の言葉をまともに信じていた時期もあった。ま、今となっては、国鉄の民営化を進めた人たちが正しかったような・・・、そんな気もするのだけど---------------------------------------------------------話が逸れてしまった。この松田さん、JR東日本・会長という要職に就きつつ、2005年には全日本アマチュア野球連盟の会長に就任している。あわせて全日本野球会議の日本代表編成委員長も兼任。星野仙一氏を北京五輪の日本代表監督に就任させるため奔走したのも、実はこの人だったようだ。一時話題になったタイブレーク方式の導入を提案して実現させながら、星野監督との協調が全く図れていなかった事件は、まだ記憶に新しい。松田さん、野球競技の五輪復活を願っているらしい。もしアマチュア選手のための復活なら、ボクも一緒に願いたい。でも、またプロ野球選手だけで構成する腹積もりなら、ボクは賛成したくない。その場合は、女子ソフトのみの復活を祈る 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.28
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つい先ほど、アクセス数が50万件を突破しました。ま、今回はyahoo!のトピックスに紹介してもらえる「特需(=バブル)」があったので、いつにも増してアクセス数が上昇する幸運を得ることができました。まずは、このブログに以前より来てくださっている皆様に感謝します。アクセスやコメントが励みになって、途中何度か休みながらも続いています。そして最近、初めていらしてる皆様、これからよろしくお願いします。通常は、この下に書いたような内容が中心のブログです。--------------------------------------------------------<西武7-2楽天>楽天朝井秀樹投手(24)が、2発に沈んだ。1点リードの4回、先頭打者に四球を出し、続く中村に逆転2ランを浴びた。5回にも中村に2打席連発の3ランを食らい、5回6安打5失点でKOされ、8敗目を喫した。(日刊スポーツ)スポーツニュースで、ただいま絶好調の西武・中村剛也(大阪桐蔭高)が豪快な本塁打を2本連続で打つシーンが目に入った。打たれたのは、2本とも「明日のことを日記に書ける」特技(?)を持つ、楽天の朝井秀樹(PL学園高)。なぜ昨日、「明日は完封勝利だ!」と書かなかったのか?せめて「おかわりクンには打たれない!」と書けばよかったのに。---------------------------------------------------------この2人、高校時代からのライバルだったかも? ふとそう思った。同じ学年、同じ大阪、そして両高ともに高校野球の強豪だし・・・。さっそく調べてみたが、2人の直接対決は残念ながら確認できなかった。ただ、「マニアック高校野球」というブログで、次のことだけはわかった。2000年の秋季大阪大会・準決勝で、大阪桐蔭高とPL学園高が対戦。スコア4-1で大阪桐蔭高が勝利。また、2001年の春季大阪大会・決勝でも対戦。この時も11-10で大阪桐蔭高がPL学園高を降した。PL学園高の救援で登板した投手は、現・ロッテの今江敏晃だったようだ。今江と同じ学年だった朝井、一度だけ甲子園に出場したことがある。それは、まだ2年生だった2000年夏のこと。つけた背番号こそ「10」だが、実質的なエースだった。(今江の背番号は「6」で遊撃手・打順は4番)ちなみに、PL学園高の甲子園での戦績。1回戦は札幌南高を、そして2回戦は明徳義塾高を降して3回戦に進出したものの、智弁和歌山高に7-11で敗退した。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.27
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はてさて、こんなタイトルがあり得るのだろうか。書いてしまってから、ふとそう思った。→ ランキング。 え~、もう、そんなにぃ?渡辺恒雄氏とは、言うまでもなく読売球団の会長さん。愛称は「ナベツネ」。自球団の読売だけでなく、NPBまでも私物と心得ている(ような)御仁。一方の加藤良三氏、先ごろNPBのコミッショナーに就任した方。なぜ2人の間に「VS」なのかと言うと、来年3月に行われるWBCの監督人選について意見が対立しているからなのだ。ナベツネさんは言う。「ほかにいるか。星野君に欠点があるかもしれないし、失敗したかもしれんが、じゃあ星野君以上の人物がだよ、いるならいいじゃないか。オレはいるとは思わない。星野君以上のさい配を執る人間がいるかね?いたら教えてくれよ」加藤さんは、ナベツネさん対抗するかのように、こう言い放った。 「大リーガーも参加する。選手がこの人には従うという威光が必要。日本の戦力が最大限発揮できる人選をしていく」とした上で、WBCの監督に星野仙一氏の名前が挙がっていることには「聞いていない」と語った。------------------------------------------------------加藤さんのこと、ボクは詳しく知らない。ただ、これまでのNPBコミッショナーは、ナベツネさんからの影響が強かったのに対し、加藤さんはナベツネ発言に真っ向から否定する「対立の図式」に見えなくもない。所詮ポーズなのかも知れない。でもできるなら、加藤さんにはこれまでの事実関係をハッキリさせてほしい。1)星野さんは「責任は自分にある」と言っていたが、その星野さんを監督に 推挙した人、承認した人は誰なのか。2)そして、そもそも五輪はアマチュアのものだったのに、そのアマチュアから 取り上げ、プロだけのチーム編成を決定した人は誰なのか。3)WBCを中心に考えたら、五輪は「若手の経験の場」と捉えることができた。 なのに、五輪でも必勝態勢で臨む決断をしたのは誰か。誰も責任をとることなく、時間が勝手に経過することが一番の問題だと思う。その総括がなくて、WBC監督を選任することは愚かだろう。最後に。星野さんは「責任は自分にある」と言った・・・と、さきほどボクは書いた。サラリーマン社会によくあることなのだけど、「責任は自分にある」とクチにすることだけで、すっかり責任をとったつもりになってしまう御仁が多い。そういった人種は、とても始末に負えない存在なのだいえいえ、星野さんがそうだと言っているわけではないけれど・・・1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.26
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日本テレビ系『ニュースZERO』を偶然、見た。番組には、日本代表監督の星野仙一氏が生出演していた。→ ランキング、もう9位に下降中?以下、インタビュアーらとの一問一答。 --- バッシングの嵐の中、この番組に出演することに躊躇はありませんでしたか。「いいえ、私は男の子だから、ありません」 --- 大会前、「金しかいらない」とおっしゃっていましたが。「そう言わざるを得なかった。ただ、その結果がこういったバッシングだと、夢を語れなくなる。これでは、子供に夢を与えられない」--- 選手たちはふだんの力が出ていなかったようですが。「本来の半分の力。大会にピークを持ってこられなかった」--- 準備期間が短かったのでは。「それを言い訳にはできないが・・・。ただボクのミスは、東京で合宿したこと。予選の前は宮崎で合宿をした。イナカ(宮崎)のほうが選手どうしでコミュニケーションがとれて、結果は違っていたかもしれない。東京だと友達とかいて野球に集中できない」--- 初戦、キューバ戦が大切とおっしゃっていました。でも敗れてしまいました。「といかくストライクゾーンの違いに驚いた」--- それは他の国も一緒では。「日本の投手は、コースのギリギリのところで勝負している。その分だけ、日本への影響が大きかった」「そして、日本は国際大会の経験が少ないことも敗因にある。韓国は経験豊富だ」--- 選手の名前を出して申し訳ないが、G・G・佐藤や岩瀬仁紀を調子良くなかったのに使ったのはなぜ。「それは、わたしのやりかた。一度失敗しても、挽回のチャンスを与える」--- 長期決戦ならわかるが、短期決戦では違うのでは。「調子が悪い選手がいても、代える選手がいない台所事情があった」--- 日本野球界に、今後望むことは。「タフさ、精神力。これが欠けていた。野球そのものに差はない」--- 山本コーチ、田淵コーチなど仲良しどうしといった批判があるが。「予選で勝った時は、そのことを言われなかった。今回は、負けたから言われたんですよね。たしかに仲良しだけど、自分の意見をお互いに言い合える間柄だ」--- いま話題になっているWBC監督への考えは。「なんとも答えようがありませんね」--- ファンに一言。「ほんとに申し訳ない。ただこれだけバッシングを受けるということは、日本人がこれだけ野球を愛しているんだということがよくわかりました。どんなに叩かれてもチャレンジを続けます。夢をもって前に進まなきゃ」もし夢が世界なら・・・星野さん、WBC監督への意欲は「大あり!」とボクは見た。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.25
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西武・渡辺久信監督が心配しているという。「西武の渡辺監督は北京五輪準決勝、3位決定戦で計3失策を犯したG・G・佐藤について不安を隠せなかった。『心が相当やられていると思う。心配だなぁ。(26日楽天戦から)合流はさせるけど、すぐに試合に出すかは分からない。まずは本人の様子を見てから』」「球団も傷心の大砲にできる限りのサポートをする。自らの好守ばかりを20分程度に編集した映像を見続けることによって失った自信を取り戻す"心の治療"を行う方針」(スポニチ)→ ランキング、いま何位?G・G・佐藤(桐蔭学園高-法政大)、見かけによらず、極度の心配症。加えて繊細な性格の持ち主らしい。「守備ができなければレギュラーじゃない」が持論で、守備には相当に自信をもっていた。事実、昨年のレギュラーシーズン。規定打席到達者で年間無失策だったのは、両リーグ通じてこのG.G.佐藤とホークス・大村直之(育英高)の2人だけ。だから余計にショックが大きかったに違いない。-------------------------------------------------------北京五輪、たぶんショックを抱えたまま帰国する選手がいると思う。ただ、「メダルを逃した原因を、個々の選手に求めて」いてもキリがない。心に傷をもった選手は、五輪のことなど忘れてしまえばいい。組織の上層部にこそ、よほど大きな問題があるのだから。G・G・佐藤の記事を見て、過去にあったプロ野球選手の「心の問題」のことを思い出した。長嶋一茂氏(立教高-立教大)。彼はプロ入団後の2年目にパニック障害に陥った。完全に回復したのは現役を引退後という話を聞いたことがあるから、たいへんな現役生活だったようだ。そして、野球選手にとっては「イップス」(送球恐怖症)もよくあることだ。以前、この「イップス」について書いたけど、フィリーズ・田口壮(西宮北高-関西学院大)、横浜・内川聖一(大分工高)、西武・三浦貴(浦和学院高-東洋大)、中日・荒木雅博(熊本工高)、元日本ハム・岩本勉(阪南大高)などもイップスを克服したプロ野球選手として紹介されていた。それぞれの選手の克服法はこうだった。田口壮・・・内野手から外野手に転向。内川聖一・・・二塁手の時のみ発症で、ポジションをショートや 外野手に転向三浦貴・・・広島・緒方孝市(鳥栖高)に与えた頭部死球を キッカケにして相手打者のインコースへ投げられなく なってしまい、野手に転向。荒木雅博・・・スローイングをサイドスローに変えるなど、試行錯誤 を続けた結果、イップスの症状を乗り越えた --------------------------------------------------------------G・G・佐藤、球団の行う「ビデオを活用した心の治療」を活用して元気な姿を見せてほしいものだ。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.24
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敗戦が決まった瞬間、星野仙一監督はガックリと肩を落とし、グランドに背中を向け、ベンチ裏に歩を進めた。→ ランキング、いま何位?スコア4-8。3位決定戦でも、マイナー選手を揃えた米国に敗れた。試合後、星野監督のインタビュー。「うーん、選手が可哀想だったな、あらゆる面で。ケガはつきもの、これはいいわけにはならない。野球というスポーツは不思議なものです。最初のゲームから、選手は皆、怖々プレーしていた。でも(WBCの時と同じように)チームは一丸となってましたよ」そして「日本で応援していた皆さんに一言」と、インタビュアーに問われ、「申し訳ない、ただその一言です!」そう答えて星野さん、口を歪めた。----------------------------------------------------結局、「金しかいらない」はずだったが、「銅さえもとれず」に北京五輪は終わった。8年前のシドニー五輪を思い出す。この時も準決勝で敗れ、日本は3位決定戦にまわった。相手は韓国。試合は韓国の主砲イ・スンヨブ(現・読売)に決勝の適時打を打たれ、スコア1-3で敗退。結果として、初めてメダルを逃したのだ。試合終了後、松坂大輔(現・レッドソックス)や中村紀洋(現・中日)が涙を流していたっけ・・・----------------------------------------------------テレビで解説をしていた野村謙二郎氏(現・野球解説者)の、ある言葉がとても印象的だった。スコア4-8と完全に逆転された直後の6回表。駒澤大の後輩、4番・新井貴浩(現・阪神)が打席に立っている時のこと。「どうでもいいから、まず塁に出ることです。フォアボールでも、デッドボールでもいい・・・」新井に限らず、出場選手は皆、NPBを代表する選手ばかり。マイナーの選手ばかりの米国を相手にしながら「どうでもいいから」というのは、あまりに寂しく失礼な言葉なのだ。だけど、五輪を通した日本代表の戦いぶりには、とても象徴的なコメントにも思えた 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.23
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北京五輪・野球の3位決定戦が始まった、日本vs米国戦。試合開始前、昨日の敗戦ショックから笑顔が戻った星野仙一監督と握手、短い会話を交わした米国監督の背中にある番号が見えた。背番号「5」この番号の主はデーブ・ジョンソン。75年に「バリバリの大リーガー」という触れ込みで読売に入団した選手。その時の背番号も「5」だった。そもそも「純血主義」とやらで外国人選手の補強をしなかった読売、初めて禁を犯し獲得したのが、このジョンソン。だが、本来二塁手なのに長嶋茂雄氏の後釜を期待され、慣れない三塁手を任されたのが災いしたのか、「打てない」「守れない」外人選手と酷評。「ジョン損」。彼は、有り難くないニックネームを与えられていた。三塁手が二塁手に変わるならば苦労はわかるけど、その逆なら負担が軽くなるだろうとボクは思った。でも、どうやらそうではないようだった。ジョンソンがこの背番号をつける前、巨人の背番号「5」は黒江透修氏(現・西武ヘッドコーチ)がつけていた。ボクはこの黒江の大ファンだったこともあり、5番を引き継いだジョンソンがバッシングの嵐で、当時は恨めしくもあった。そんな記憶が甦る・・・-------------------------------------------------------さて、星野vsジョンソン。当然、当時中日の投手だった星野とジョンソンは対戦が何度もあった。その時の記録を調べてみたけれど、なかなか見つからない。「巨人時代に、たくさんの三振をしたのを覚えている。彼はプレーヤーとしても監督としても素晴らしい。対戦するのを楽しみにしている」(毎日新聞、2008年8月7日付)ただひとつ、ジョンソンのこのコメントだけが見つかった。そして、実はもうひとつ。「対戦」(?)の実績がある。それは、読売の監督候補争い。当時読売の監督だった堀内恒夫氏の後任問題が噴出した時のこと。阪神SDの星野が候補に挙がり、一方では読売OBでありメジャーの監督として実績のあるジョンソンの名も取りざたされていた。ジョンソンにその意思があったかどうかは不明だが、二人とも読売の監督にならなったことで、今日の対戦がある。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.23
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今日行われた北京五輪、野球の準決勝。予選を4位で通過した星野JAPANは、同1位の韓国と戦い、スコア2-6で敗退。このことで、明日行われる3位決定戦にまわることが決定した。星野仙一監督は「金しかいらない」と大会前に言っていたが、「よくても銅」という最悪の結果になってしまったとある夕刊紙の見出しは、「韓国に大敗!」と打っていた。ま、このスコアなら「大敗」というほどではないと思うが。-----------------------------------------------------そもそも、五輪野球に向けて日本のとるべきチーム編成、NPBの一流選手をかき集める選択肢だけではなかった。以前ホークス・松中信彦が言っていたように、アマチュアを含む若手選手たちの構成で五輪を戦う方法だってあったのだ。もしNPB関係者が「野球の世界覇権を争うのはWBC」と考えたなら、五輪を若手で構成し、WBCに向けて「経験の場」にすることもできた。なのに、残念ながら選んだ方法は前者であり、それを選んだ以上は世間体(笑)からいっても「金しかいらない」と言わざるを得なかったし、現実に「金」を獲るしかなかった。 --------------------------------------------------------結局「よくても銅」が確定した星野JAPAN。 でも冷静に考えると、敗者は誰もいないように見える。例えば星野さん個人のこと。もし「金」なら、NPBにおいて今以上に星野さんの地位が上がることが期待できた。でも仮に「銅」だって、星野さんの地位が現状より落ちることもない(だろう)。まして、先日の日刊ゲンダイによると、星野JAPANの選手たちが着用したユニフォームなどは、星野さんが経営する企業を仲介しての売買だという話もあるから、金銭的にはデメリットどころか多少のメリットがあった(のかも知れない)。ま、これは余談一方、五輪に選出された選手たち。今はさぞ悔しいかもしれないけれど、この悔しさを次のWBCで晴らすことができる。「五輪野球の金メダル」の価値は、さほど高くないと冷静に考えれば、今日の敗戦など取るに足らない出来事なのだ。だとしたら、敗者はいないのか?いや、あえて挙げるなら、それは今回が最後になる「五輪という夢のステージ」をプロの選手たちに奪われたアマチュアの選手たちということもできる。今回「金メダル」なら、精神的に多少は救われたかも知れないけど、この結果では「な~んだ、俺たちが出てもよかった」と思っても、不思議ではない。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.22
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8月18日に書いた「甲子園を勝手に総括する!」。既報のとおり、たった1日で21221件のアクセスを得、さらに多くのコメントをいただいた。昨夏に書いた「広陵・中井発言への賛否?」の時のように、せっかくいただいたコメントをまとめて紹介したい。そもそも「甲子園を勝手に総括する!」に書いた要旨は2点あった。(1)今大会、試合が大ざっぱでツマラナイ。 旧来の高校野球ファンから「ファン離れ」が起きるのでは?(2)大ざっぱになった理由は「打高投低」にある。 「投手保護」を重点にした日程の改正が必要なのでは? たとえば1日2試合にして、投手の連投を極力回避するとか・・・まずは(1)への主なコメント。■「ささやんさんのおっしゃる通りで... こんなに高校野球を見なかったのは、初めてです」■「同感。正直来年から見る気が失せるかもしれません。 特に智弁和歌山当たりの試合は、つまらないの一言です。 高校生らしさが野球で見られなくなったのは、残念の一語です」■「そうですか? かなり面白かったけど... まあ、人それぞれですね^^」■そうですか。打撃も進化していていいじゃないですか。 菊川の野球を見てると高校野球ってまだまだ進化するんだなあって思いますよ」■「レベルの向上は目覚しいのですが、マナーの劣化は目を覆うばかりです。 必要以上に塁審への確認を要請する捕手、足をあげるスライディング、 判定への不服の表現など。アピールや判定への不満は持って当然ですが その表現の仕方が・・・」■「本格的に木製バットに移行するかもしれませんね」■「バットは木製バットを導入すべきです。 北海の三塁手を直撃した打球は凄まじいものでした。 このままでは危険です。過密日程よりも最初に議論すべきかと思います」■「高校野球は、県の予選の方がよっぽど面白い。 甲子園となると勝つ事だけを使命とされたチームが多く、面白くありません。 地方大会の1.2回戦辺りが1番面白く生で球場で見るのが良いですよ」■「こんな展開勝ち抜くにはお金のある学校じゃなきゃ無理じゃん! (設備の充実)って単純に思っちゃったんですよね」次に(2)へのコメント。■「仮に一日2試合にすれば今回は55校出ていたので27日間必要になります。 普段の49校ならば24日間。それでも準々決勝ぐらいから3連戦になるチームが 2チーム出る可能性があるのでは?それを防げはほぼ1カ月かかることになります。 選手の宿泊費だけならまだしも応援団も宿泊している人がたくさんいるので 相当経済的にも難しいでしょう」■「一日2試合にしても延長の試合をしていたら意味がないと思います。 アマチュアとプロとの違いです。高校野球ファンは少なくならないと思います。 また旧来から変わったのだと思いますよ。 それもまた高校野球らしくていいんじゃないですか?」■「観客を楽しませるために高校野球があるのではないと思います。 あなたがつまらなくても、眠たくても高校球児は必死に頑張っています。 たった一つのエラーに泣く試合も今回はあったのではないでしょうか? ファンが減ると危惧していますが、マナーの悪いファンが減って、 純粋に選手たちの頑張っている姿を見たい!という健全なファンだけが 残ればいいのではないでしょうか?」■「ハンカチ王子の活躍で有名になったのが高気圧酸素カプセルです。 そのおかげで連投に対応できたということはスポーツ界の常識です。 でも今年は高野連のお達しでその使用を禁止したそうです。 その結果、今年の決勝戦に象徴されるような見たくもない結果になりました。 高気圧酸素カプセルを禁止するならピッチャーの連投を禁止するべき!!」■「経済的に1日2試合は難しいんじゃないかな。 もっとも1回戦2回戦は日にちが空くので今の4試合でも構わないと思うけど。 2試合だとむしろ空きすぎる気もする。連戦になるのは3回戦からだし そこからくらいならやってできないことはないのかも?? もしくは甲子園で戦えなくなるけど2回戦くらいまでは別球場も掛け持ちして 1日8試合するとか。その分日程的に楽なるので後半余裕ができ連戦をなくせる。 サッカーやラグビーなんかはそうだしね」賛否両論のコメントは、ざっとこんな感じでした。何か問題があると有識者や現役監督たちに意見を求めるのが常の高野連さん。でも、広く一般に問うほうがこのように有効じゃありませんか?---------------------------------------------------------なんで一気にアクセス数が増えたか、その理由が遅まきながらわかった。読者のゼロスさんが教えてくれました。「yahooの高校野球のトピックスにここへのリンクがあったのできました。 おそらく他の人もそうじゃないかと思います」慌ててチェック。yahoo・高校野球のトピックスで「甲子園を勝手に総括する!」(あま野球日記@アマチュア野球)と紹介されていることを確認しました。ありがたい!そして恐るべし、yahoo! もう二度とないと思うので、記念に付記しておきます。8月19日のアクセス数「21211」は、楽天ブログの全ジャンルで「スザンヌの『ぶろぐザンス☆』」に次ぐ第2位。(スポーツ・ジャンルでは第1位)8月20日のアクセス数「7850」は、楽天ブログの全ジャンルで「花田美恵子のM's Life」に次ぐ第13位。(スポーツジャンルでは第1位)また、ブログランキングでは一気に第4位に急上昇。どうぞ、こちらでご確認ください。皆さん、ありがとうございました1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.21
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最寄りの駅から家に帰宅途中、道沿いの家から大きな歓声と拍手が聞こえた女子ソフトボール。日本が優勝を決めたことを家族中で喜んでいるのだと、ボクにはすぐにわかった。なぜなら、ワンセグで女子ソフトボール・決勝戦の中継を見ながら歩いていたのだから。電車内から見始め、最寄りの駅に降りた時は7回裏・米国の攻撃がちょうど始まっていた。スコアは3-1で日本が米国をリード。この回、先頭の打者が安打で出塁したものの、続くフラワーズの打った打球は三塁フェンス際へのフライ。三塁手・広瀬芽(ひろせ・めぐ)がそれを好捕して一死。次打者・ワトリーは三塁線に火の出るような強烈なライナーを放つが、これも広瀬が難なくさばき二死。(※普通なら打球が怖くて逃げてしまう。いや逃げ切れないか?)そして、最後の打者・ローがチョコンとバットに当てた打球。三塁線にゴロを転がしたが、またしても広瀬が素早い送球で刺し、日本の五輪初優勝を決めた。その瞬間、テレビで解説していた宇津木妙子・前監督は涙声で 「やったぁ~、・・・。やったぁ~・・・・・・」と言ったきり、声を詰まらせた。ボクは優勝が決定した瞬間よりも、宇津木さんの声を聞いた時のほうが感動が大きかったナ。道を歩きながら・・・なのに---------------------------------------------------------さて明日、星野JAPANは準決勝を韓国と戦う。ボクは大きな期待を持っているわけじゃないけど、今日の女子ソフトのような歓喜にむせぶことができるのだろうか?2年前のWBC、韓国の選手たち。日本に勝利した時、マウンドに国旗を立てていたシーンを思い出す 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.21
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いったい何かあったんだろうか?夜11時ごろに帰宅、PCを見てボクは驚いてしまった。本日(19日)のアクセス数、18200件と出ていたから。え、たった1日で「いちまんはっせん・・・!?」(結局19日の合計アクセス数は21221件)最近は1日700~800件程度だったので、およそ30倍ほどのアクセス数があったことになる。初めてこのブログにいらした方にお願いがあります。何でこのブログを知りましたか?どなたでも結構ですので、ぜひ教えてください。-------------------------------------------------また、17日に書いた「甲子園を勝手に総括する!」にはいつになく多くのコメントが寄せられていた。あまりボクは慣れていないので、初めはギョッとしたのだけど、そのコメントの内容はボクの書いた内容に対して、とても「冷静」に反論しているものも多くて、それはそれで読んでいて嬉しく思った。例えば、 ■「仮に一日2試合にすれば今回は55校出ていたので27日間必要になります。普段の49校ならば24日間。それでも準々決勝ぐらいから3連戦になるチームが2チーム出る可能性があるのでは?それを防げはほぼ1カ月かかることになります。もちろん雨は考慮していません。選手の宿泊費だけならまだしも応援団も宿泊している人がたくさんいるので相当経済的にも難しいでしょう。どちらかというと連投を禁止したほうがいいように思うのですが・・・」■「観客を楽しませるために高校野球があるのではないと思います。あなたがつまらなくても、眠たくても高校球児は必死に頑張っています。たった一つのエラーに泣く試合も今回はあったのではないでしょうか?ファンが減ると危惧していますが、マナーの悪いファンが減って、純粋に選手たちの頑張っている姿を見たい!という健全なファンだけが残ればいいのではないでしょうか?」■「一日2試合にしても延長の試合をしていたら意味がないと思います。アマチュアとプロとの違いです。高校野球ファンは少なくならないと思います。ただ高野連を嫌う人はますます増える一方だと思いますが。また旧来から変わったのだと思いますよ。それもまた高校野球らしくていいんじゃないですか?」などなど。ぜひ、こちらをクリックして日記の下に書いてあるコメントをご覧ください。 ※今日は、たくさんのコメントやメッセージをいただきました。そんなこんなで返事は後日させていただきます。ごめんなさい。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.19
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<北京五輪・野球:日本1-0カナダ>◇18日◇1次リーグ 星野ジャパンが1-0で逃げ切り、3勝2敗とした。 試合後星野仙一監督は開口一番「オレを殺す気か、ホンマに」と苦笑い。7回まで先発成瀬が無失点の好投。8回を藤川、9回は上原が抑え、稲葉のソロ本塁打で奪った虎の子の1点を守り抜いた。「成瀬が良く投げてくれた。1点じゃあ寂しいが、藤川に上原も良く投げてくれた。上原は全盛期に戻っている」とホっとした表情で話した。 (日刊スポーツ) 虎の子の1点、その本塁打を放ったのは日本ハム・稲葉篤紀(中京大中京高-法政大)だった。「やっぱりイナバ!」なんて、今さらシャレにもならないけれどいざという時、やはり頼りになる男のようだ。---------------------------------------------------------------- 稲葉、高校・大学時代の戦績。ボクは以前、このブログに書いたことがあると思っていた。だからその記事にリンクを張って、今日はシャンシャンと終わろうと考えていたのだ。甲子園決勝のスコアも凄いことになっていた(大阪桐蔭高 17-0 常葉菊川高)し、くだらないシャレ以外に思いつくことがないから。ところが、いくら探してもない・・・というわけで、「あま野球日記」の慣例にしたがい、稲葉のアマチュア時代の戦績を紹介します中京高(現・中京大中京高)時代。甲子園出場経験があると思っていたが、実はない。90年、稲葉が3年生の時に愛知県大会決勝に進出したものの、イチローのいた愛工大名電高にスコア4-5で敗れ、甲子園のキップを逃した。この時、愛工大名電の投手はイチローではなかったようだ。そして法政大時代。3年生の春季リーグから一塁手としてレギュラーに定着。その年と翌年の2回連続で日米大学野球の代表選手に選出されている。ちなみに稲葉が3年生だった93年、日本代表の主な選手は、青山学院大・小久保裕紀(現・ホークス、星林高)青山学院大・井口資仁(現・パドレス、國學院久我山高)日本大・北川博敏(現・オリックス、大宮東高)駒澤大・河原純一(野球浪人中、川崎北高) ほか同じく94年の主なメンバーは、愛知大・岩瀬仁紀(現・中日、西尾東高)大商大・谷佳知(現・読売、尽誠学園高)東洋大・今岡誠(現・阪神、PL学園高)慶應義塾大・高木大成(現・西武職員、桐蔭学園高) ほか1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.18
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北京五輪、女子レスリングでは浜口京子が銅メダルを獲得した。準決勝で敗れたとき、精神的にキレてもおかしくないと思ったけど、見事に切り替えて3位決定戦で勝利した。浜口という選手、やはりスゴイ選手だった。------------------------------------------------------------さきほど書いた「甲子園・総括」の続きを。今大会で気づいたもう一つのことは、レフト方面への打球が異常に伸びたこと。たぶん、「浜風」の仕業だけじゃないだろうし、以前話題になった「飛ぶボール」のせいだけでもないハズだ。いったい、なぜ?理由をわかる方がいらしたら、ぜひ教えてください。お願いしますそして、もうひとつ自分なりにわかったこと。それは、ボクはやはり「埼玉の高校野球が好きなんだ」ということ。そもそも「甲子園のものとは野球が違う」気がする。別に埼玉が低いなんて思っているわけではない。甲子園ほど大雑把な試合が多くなく、適度に緊張感があって、「旧来の高校野球」の姿に近いのだ。特に準々決勝や準決勝あたりを県営大宮球場のネット裏で観戦するときが「至福の時」だ。県の秋季大会、その一部がすでに始まっている。来週以降、ボクの好きな高校野球をまた見ることにしよう。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.17
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まだ決勝、大阪桐蔭高vs常葉菊川高戦が残っているけど、たとえ録画でも、もうボクは見ることはないと思う。だから多少早いけど、勝手に総括したい。今大会、ボクはテレビで見ていて、正直つまらなかったのだ途中で飽きてしまったり、眠ったことも少なからずあった。昨年までのように、ビデオを予約録画しても、あらためて見てみようという気にもならなかった。なぜなら、とても試合自体が大味(おおあじ)なものに感じたから。「たったひとつのエラーに泣く」といった旧来の高校野球シーンがあまりなく、日程が佳境に入ってから、ますます豪打だけが目立った。「ディフェンスよりも、とにかく打て、打て、打て!」プロの世界ならまだしも、ボクは高校野球にそれを求めたくないのだ。原因はハッキリしている。「打高投低」が顕著になったこと。いまマシーンが高度化し、打撃の技術は確実に向上している。一方の投手は、その波についていけず、まして勝ち進むに連れ連投を余儀なくされる。松坂大輔、田中将大や斎藤佑樹などのスーパースターが現れない限り、体力の限界に向かってひたすら消耗を続けるだけなのだ。「高校野球は変わった」。これまでも言われ続けてきたことだけど、今大会ではっきりとボクは思った。高校野球ファン層の中心をなすオールドファンが求める「旧来の高校野球」を高野連も演出したほうがいい。そのためには「投手の保護」。連投を回避できるよう、日程にもう少し余裕をもたせることが必要だ。甲子園を借りる期間に制限があるのなら、高校野球は1日2試合の昼開催にし、夜はプロ野球をやればいい。阪神も「死のロード」がなくなり一石二鳥。「青春」「汗」「涙」などといった高校野球のキャッチフレーズなどまともに鵜呑みにしているわけじゃない。でも、肝心の野球が大ざっぱ続きでは、何らかの策を講じないと、高校野球ファンが少なくなっちまいますよ、高野連さん。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.17
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「星野監督、予選トーナメント開始前に『最初の4戦が大事だ』と仰っていました。いま、その4戦を終えて戦績は2勝2敗です。ご感想は?」対韓国戦に敗退後、インタビュアーの問いにJAPAN・星野仙一監督が応えた。「最悪です・・・」NPBの精鋭たちを集めて結成した星野JAPAN。だが初戦のキューバに敗退後、台湾・オランダに勝利。今日の韓国戦に勝利することで、早々に予選突破を確実にしたかったが、スコア3-5で「宿敵」韓国に敗れてしまった。 村田修一の三塁手の守備も、ちょいとマズかったかな?------------------------------------------------------------「金(メダル)しかいらない」五輪前、そうクチにしていた星野さん。4戦目にして、いきなり崖っぷちに立たされた格好だ。 「WBCこそ世界の覇権を争う大会である」と公言していたのは米国。野球というスポーツで世界進出を謀る彼らは、余計なことで米国の権威に傷つけることを嫌い、五輪はマイナーの選手を集め「お茶を濁す」ことで、その権威の維持に相務めた。一方、WBCで金メダルを獲得した日本。米国とは対照的に、五輪でも「金」を狙うべくNPBの精鋭たちをかき集めた。「五輪はアマチュアのもの、若手選手のもの」とボクは思っているけど・・・星野JAPAN、自らが選択した方法を完遂するなら、何が何でも「金」を獲らねばならんのだよ。------------------------------------------------------------ この3日間ほど、実家のある岩手に帰省していた。自宅近くにある、高校野球の強豪高のグラウンドを見学してきた。スコアボードには、大きな字で「神宮へ行こう!」と書いていた。そうか!!!いま多くの高校では、すでに2年生以下の新チームを作って、秋季大会に焦点を合わせているのだ。いまだに3年生がメンバーに名を連ねる恵まれたチームは、全国に4つしかない。浦添商高と常葉菊川高、そして横浜高と大阪桐蔭高。 この4チームが深紅の優勝旗を目指し、明日の準決勝を戦う。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.16
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広陵高・中井哲之監督、今年は熱中症にならずに済んだろうか?昨夏の甲子園、中井さんは数々の話題の主だった。まず熱中症に罹り、試合中にベンチ裏で横になっていたことがあった。翌朝、宿舎で体調がまだすぐれない中井監督に、選手たちがかけた言葉が泣かせる。「監督、今日は休んでください。僕たちだけで戦ってきます」中井監督、選手たちのお蔭(?)で決勝までコマを進めることができた。そして迎えた決勝戦。野村祐輔投手(現・明治大)が投げた「疑惑の一球」に激高試合終了直後の記者会見で、こう怒りをぶちまけたものだった。「審判の判定がおかし過ぎた。ほんとはストライクなのに、ボールと判定された球が何球かあった。審判はもっと技術を向上すべき。選手たちは必死に野球をやっているのに・・・。こういった批判をすることがよくないことはわかっている。だから、監督を辞めろ!というなら私は辞めます」----------------------------------------------------------今年も監督をされているところを見ると、どうやら監督を辞めることはなかったらしい・・・いや、皮肉で言っているわけではない。高校野球の監督という職業は、相当にストレスが溜まるものらしい。いつもいつも主催者が求める「聖人君子」然としているわけにもいくまい。だから、時々怒りをぶちまけるような監督さんに、ボクは好感をもてるのだ。■横浜高 4-1 広陵高■ 広陵 110 100 010 = 4 横浜 011 212 010 = 7中井監督、試合後のコメント。「バントが決まらずリズムに乗れなかった。早く(3番手の)前田に代えれば流れは変わっていた。勝敗は監督の技量の差」一方、ベスト16にコマを進めた横浜高・渡辺元智監督。「普段の野球ができた。守備がよく、攻撃のリズムが生まれた。土屋は、期待する投球内容の半分でしかなかった」そして、こんなことも言っていた。「土屋は途中で、また逃げ始めていた。逃げずに攻めていけと注意した」高校生ながら、公の場で監督にいつもいつも注意される投手というのも珍しい。渡辺監督の土屋健二投手への期待、相当に大きいようだ。横浜高、次の対戦相手は仙台育英高。 -------------------------------------------------------------------この試合、最後の打者になったのが広陵高・上本崇司。身長170cmと小柄ながら、50m走は6秒0の俊足。肩も強く、どうやら評判の高い選手だったようだ。早稲田大・上本博紀(4年、広陵高)の実弟ということもあり、ぜひ見たかったが叶わなかった。来年、神宮で見ることになるのだろうか? 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.12
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テレビ「熱闘甲子園」を見ていた。北埼玉代表・本庄一高のスタメン(背番号1~9)に3年生は3人しかいない。 チームの主力は1・2年生、残りの3年生はベンチで声をかけるか、ベンチにも入れず、アルプススタンドから後輩たちを応援するよりほかに術がない。その3年生たちの気持ちっていったいどんなだろう?きっと複雑な思いもあるんだろうな、なんてボクは思ってしまう。でも、試合に敗れて一緒に涙を流す彼らの姿は、そんなボクの想像など、とてもちっぽけに思えてくるのだ。ふと、先日このブログに書いた「バンビ」こと坂本佳一さんの言葉を思い出した。-----------------------------------------------------------(以下、2008.8.1記載)高校時代の愛称は「バンビ」。甲子園のアイドルとして一世を風靡した。1977年、まだ1年生ながら5試合を一人で投げ抜き、決勝に進出。だが、東洋大姫路高との対戦で後悔を残した。延長10回裏、二死二塁。ベンチの指示で3番打者を敬遠し、4番打者と勝負した。だが、外角低めに投げるつもりが高めに浮いた。「やばい!」。舞い上がった打球は右翼ラッキーゾーンに消えた。進学した法政大では補欠が長く、スタンドで応援する日々が続いた。1年からレギュラーだった高校時代、アルプス席にいる先輩の気持ちを考えたことはなかった。「その思いを受け止めて投げていたら、ホームランは打たれてなかったかもしれない」------------------------------------------------------------ グラウンドでプレーする選手はもちろん素晴らしい。でも、控えでベンチから声を出し続ける補欠の選手や、3年生ながらベンチにさえ入れず、応援席から声援を送る選手たちこそ貴重な経験をしているのではなかろうか。実はいま、ボクはそんなことを思っている。さて・・・、北京オリンピックが8日に開幕した。「女子バトミントンでは、女子ダブルス準々決勝で世界ランキング8位の末綱聡子・前田美順組が、前回大会覇者で世界ランキング1位の中国人ペアに逆転勝ちし、日本勢としては初の五輪ベスト4入りを果たした」(報知新聞)「スエマエ」ペアというのだろうか。テレビで見ていたら、勝利を決めた瞬間に二人それぞれがコートに座り込んで涙を流していた。はっきり言って、ボクはこの2人のことを知らなかったし、顔も初めて見た。女子バトミントンといえば「オグシオ」こと、小椋久美子と潮田玲子ペアが有名だけど、彼女たちは同じ準々決勝で敗退したらしい。これまで日の当たることが少なかった「スエマエ」ぺア、我慢して我慢してついに今日、ハデな勝利をつかみ取った(のかもしれない)。 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.11
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前の回、打席で空振りした際に、相手投手のスライダーを軸足(右足)に当て負傷した鹿児島実高・岩下圭。8回裏、その岩下がマウンドから渾身の思いで外角高めに投げた直球。宮崎商高・4番の松本一輝が逆らわずにライトへ打ち返す。打球はぐんぐんと伸び、ライトを守る松窪岬のグラブを弾いてグラウンドに転がった。二塁走者が生還し、宮崎商高はようやくスコア1-1の同点に追いつき、以降は両チームの堅守もあって、そのまま延長戦に突入した。 延長に入ってからも両チームの好守備が続く。宮崎商高のセカンド・新留健斗が、ショート・川上一平が。そして鹿児島実高のサード・田野尻悠紀が難しい打球をそれぞれ好捕。スコア1-1の均衡が破れない。■鹿児島実高 4-1 宮崎商高■(延長12回) 鹿児実 001 000 000 003 = 4 宮崎商 000 000 010 000 = 1そして延長12回表、ついに試合が動く。 鹿児島実は、走者一・二塁のチャンスに1番・ 中尾浩太を皮切りに、宮崎商・赤川克紀から3連続適時打を放ち、突き放す。12回裏は、鹿児島実・岩下がこれまでの変化球を織り交ぜた投球から一転。ほぼ直球一本で打者に相対し、息詰まる熱戦の末に鹿児島実の勝利を決めた。-------------------------------------------------------------試合終了後、鹿児島実高・宮下正一監督のコメント。「こんなに粘れるチームじゃなかったのに、甲子園に来てから強くなってきた」鹿児島実高・岩下圭のコメント。「足は痛かったが、そんなことは言っていられなかった。自分が粘れば打ってくれると信じていた」 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.10
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あまりにあっけない得点シーンだった土曜朝、ボーッとした頭でテレビを見ていたボクにとって、いったい何があったか理解するのに多少時間がかかった。それほどに、ほんの一瞬の出来事だった。■常葉菊川高 6-5 福知山成美高■ 常葉菊川 000 000 020 = 2 福知成美 000 000 100 = 1ヤンキース風のユニフォームを身にまとい、いまや甲子園の常連高となった常葉菊川高。1点を追う8回表の攻撃でドラマは起きた。一死一・三塁で、打者は1番・酒井嵩裕。福知山成美高・植田秀志投手が4球目に選んだのはスライダー。その時、一塁に代走で出場していた松本拓也がスタートを切った。松本の試合後のコメントでは、どうやら「ノーサインで走った」らしいが。福本匠捕手は迷わず二塁に送球をする。たぶんこの場面、ショートがカットに入るはずだった。ところがショート、セカンドともに見合う形でベースカバーに入らず、捕手からの送球はセンターに転々・・・。三塁走者が生還、一塁走者だった松本は一気に三塁に向かう。さらに三塁ベース手前で「外野からの返球が緩く見えた」ため、一気に三塁ベースも蹴って本塁に突っ込んだ。 本塁への返球は、福本捕手の頭上を大きく越えて悠々のホームイン。あっという間の逆転、しかもこのワンプレーが常葉菊川高に勝利を呼び込んだ。先ごろ部長から監督に就任した常葉菊川高・佐野心氏のコメント。「次の塁を狙う走塁は、いつも練習でやっていること」と淡々。福知山成美高・植田投手のコメント。「負けた気がしない・・・」-------------------------------------------------福知山成美高、このプレーには不運な伏線があった。本来のショート・杉本聖和が6回に死球を顔面に受けて負傷退場。7回からは別の選手が代わって守備についていたこと。常葉菊川が「(好走塁は)走塁の練習はいつもやっていたから」と言うのと同様に、福知山成美の内野陣だって、いつも練習でやっていた連携プレーに違いない。 ほんのわずかの「間」の違いが勝敗を分けた。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.09
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■横浜高 6-5 浦和学院高■ 横浜 021 010 020 = 6 浦学 020 000 021 = 5会社を出る時、サイトをチェック。第4試合の横浜高vs浦和学院高戦がまだ行われていることに気づいた。このまま電車に乗って家に帰れば、たぶん試合は終わってしまう。ならばと、仲間と連れ立って会社近くにある赤提灯へ。料理は美味くないし酎ハイはやたらに濃いけれど、この店にはテレビがあるし、野球好きのマスターがいる!店に到着すると8回表、横浜高が攻撃中。スコアは4-2で横浜高がリード、二死ながら走者を二・三塁に置いて、打者は7番(本来は主軸)のスラッガー・筒香嘉智。我らオジサンたちはビールや酎ハイを片手に、「ここは敬遠だ!」と叫んでいたが、浦和学院高の2番手投手・高島政信は真っ向勝負。カウント1-1から真ん中高めに投げた直球をレフトに弾かれ、2者が生還。スコア6-2と点差が広がる。諦めない浦和学院、8回裏の攻撃。ヒットに野選を絡めて一死満塁のチャンスを迎える。そこで、こちらも7番の長谷川樹が打席に立ち、レフトフェンス直撃(あわや同点の満塁本塁打)を放ち、スコアは6-4。横浜高・エースの土屋健二はわりと好不調の波が大きい投手という印象がある。ちょうどこの時は球が上ずり加減で浦和学院が同点に追いつくのも十分に可能と思えた。なおも二死一・二塁のチャンスに、8番・福士統平が放った打球は左中間の深部に飛ぶ。一見抜けたかに見えたがレフトが好捕。なぜか二塁走者が三塁付近まで駆けていて、球がレフトから二塁に転送されフォース・アウト。「なぜハーフウエイで止まらないんだ?」酔っ払いたちがそう叫んだときはすでに時期遅し。事実上、この時点で勝敗は決してしまった。浦和学院高・森士監督のコメント。「ミスは大きかった。それでも選手は、大舞台で王者を追い詰めるなど、存分にたくましさを見せてくれた」一方、横浜高・渡辺元智監督のコメント。「土屋はふがいないピッチングだった。心中するつもりで投げさせた。楽に勝たせてはくれない」------------------------------------------------------埼玉県内では圧倒的に強いのに、甲子園ではあまりに脆い浦和学院高。一昨年も昨年も初戦敗退し、裏切られた気分だったファンも多い。でも今年は違った。予想以上に強豪相手に善戦をし、ボクもそうだけど、浦和学院を見直した埼玉在住のファンも多いはずだ。 負けたけど、よくやったぞ。ウ・ラ・ガ・ク~ 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.07
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今日行われた第3試合、大阪桐蔭高vs日田林工高戦。スコア4-0、大阪桐蔭高が4点リードで迎えた2回裏、激しい雷雨でノーゲームとなった。中田翔(現・日本ハム)がいなくなって弱くなったと言われたくない大阪桐蔭高。そしてボクが幼い頃、大分代表といえばこの学校というくらいの伝統校・日田林工高。まさに高校野球界の「新旧対決」だったが、再試合は明日の第1試合に持ち越された。-------------------------------------------------すでに、いくつものブログで書かれているけれど・・・。雨天中止・再試合といえば思い出すのは、2003年夏の1回戦・駒大苫小牧高vs倉敷工高戦だ。この試合、駒大苫小牧高にはとても気の毒な試合だった。(降雨ノーゲーム)倉敷工 000 0 = 0苫小牧 071 = 8(再試合)倉敷工 012 101 000 = 5 苫小牧 002 000 000 = 2でも、気の毒という表現は適切ではない。なぜなら、翌年も甲子園に出場するや、優勝候補の日大三高・横浜高を相次いで破り、決勝で済美高に勝ち「あっ!」という間に優勝。「白河越え」どころか「津軽海峡越え」を果たしてしまったのだから。---------------------------------------------------当時の駒大苫小牧高、監督はもちろん香田誉士史氏。再試合で敗れたとき、「(自らの)采配が悪かった」と自分を責め、その雪辱を誓って臨んだ大会での優勝だった。香田さん、いまでは駒大苫小牧高を離れ、神奈川大学野球連盟1部に所属する鶴見大野球部のコーチに就任している。<「あま野球日記」過去に書いた香田誉士史さんのこと>■今大会は監督が目立ったな・・■(2007.08.21)■甲子園、初戦敗退で監督交代劇■(2007.08.15)■香田誉志史監督の学生時代■(2006.12.27)■早実vs駒大苫小牧(2)■(2006.12.26)■早実vs駒大苫小牧■(2006.12.25)■決勝、互いに譲らず引き分け再試合へ。駒大苫小牧vs早稲田実■(2006.08.20)----------------------------------------------そして最後に。昨日このブログに書いた持丸修一氏のこと。「持丸さんは現在、専修大付属松戸高の監督をされている」ようです。2waysさんが教えてくれました。ありがとうございます。持丸さんの「名誉挽回」にぜひ期待したいです 1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.06
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昨日書いた常総学院高・木内幸男監督の続き。木内さん、初戦敗退後に、こうまくし立てたという。「たった1年で、甲子園で勝てるほど甘くはない」敗因のひとつは、本来は二塁手なのに島田隼斗に背番号「1」を与え先発に起用したことらしい。制球が定まらず四球を連発し、満塁弾まで浴びた。当の島田のコメント。「手投げになった。内野手の方が良かった」一方、木内監督はこう言って悔やんだ。「野手をやらせてくれというのが分かりました。島田は素人投手だった」 どうにも、ボクは木内さんという人を好きになれそうにない。そして、昨年夏に常総学院高を去った持丸修一監督の無念を想像せずにはいられないのだ。-----------------------------------------------今日登場した、わが埼玉代表の須長三郎監督率いる本庄一高。島根・開星高への勝ちっぷりが凄かった。スコア4-4の同点で迎えた9回裏。本庄一高の先頭打者・奥田ペドロは、相手・小池洋史投手の3球目に投げた真ん中低めに落ちるスライダーを叩き、バックスクリーンにサヨナラ本塁打を放った。とても打つのが難しい球だったように見えたし、普通ならセンターフライになる打球だったと思う。なのに、それをバックスクリーンまで運んだのだから、ハンパじゃないセンバツで旋風を起こした聖望学園高に続き、埼玉の底力を見せてくれっそうそう、明後日登場する浦和学院高もね。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.05
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関東一(東東京)が常総学院(茨城)に13-5で勝ち、一時引退後、5年ぶりに甲子園に戻ってきた常総学院・木内幸男監督の戦後最高齢勝利はならなかった。 (毎日新聞)木内幸男監督率いる常総学院高、相手チームより多くの安打を放ちながらの初戦敗退。「木内マジック」が不発に終わってしまった「木内マジック」。wikipediaではこう定義している。自軍の打撃の勢いや相手の投手の調子を把握し、試合状況的に「バントをさせに」棒球を投げてくることなどを読んだ上でバントでなく強硬策を仕掛ける技法をいう。その例として、終盤の競った場面の無死一塁という場面で、セオリーなら十中八九はバントの場面で強攻し、成功を収めること。だから、選手をどんどん鍛え上げその力で相手をねじ伏せる蔦文也、渡辺元智、前田三夫ら他の名将たちとは一線を画し、サインプレーや状況判断など「野球頭」を鍛えることに重点を置く。それが「木内マジック」。ついでにもう一つ、wikipediaから。木内に甲子園を真剣に目指すキッカケを与えたのは、広島商高時代に全国優勝の経験を持つ達川光男(東洋大-広島)。東洋大在学中、木内が監督を務める取手二高にコーチに来て尋ねた。「木内さんのチームは、甲子園をねらっているんですか」木内はこう応じた。「こんなボロクソチームで甲子園なんて冗談じゃねえ」すると、達川はこういって木内を諭したという。「どんなに弱くても甲子園を目指さなければ選手がかわいそうです」ただ、達川が広島商高のような礼儀作法をうるさく指導するので、これには細かい礼儀作法を嫌がる木内は閉口したというエピソードもある。 ------------------------------------------------------「どうして私の最後の夏にこんなにツキまくるのか」ダルビッシュ有を擁する東北高を下して全国制覇し、木内氏がこう語ったのは2003年の夏。その時を最後に、木内氏は野球部の現場を離れた。後任は持丸修一氏だったが、昨年夏甲子園に出場するものの初戦敗退という結果に怒った木内氏、持丸氏をこう非難し自らが監督に復帰したのだった。「(いまの常総学院は)甲子園に出ることが精一杯のチーム、甲子園で勝てるチームになっていない。エースを最後まで引っ張る監督の采配はおかしい、優しすぎる。甲子園で勝ち続けるためには、非常な采配も必要」。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.04
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甲子園開幕直前になって発覚した、桐生一高2年生部員のわいせつ事件。出場か否か大きな話題を呼んだが、昨日夕方4時過ぎに高野連から「出場」の判断が示された。引き合いに出されたのが3年前の明徳義塾高のこと。明徳の場合には、部員たちの喫煙・暴力事件が、やはり甲子園開幕直前に発覚し、すでに野球部員たちは甲子園近くに宿をとっていたが「出場辞退」となった。ボクは泣きながら宿舎を後に明徳ナインの姿を憶えている。その1年後、明徳義塾に連帯責任を求めた高野連名誉会長・牧野直隆氏が亡くなるが、その直前、こんな言葉を遺した。「あの判断がいまでも悔やまれる」そんな遺言の影響もあってか、今回の判断は従来と比較して柔軟。「5人以上の部員が不祥事を起こせば部の体質と見る」(日刊スポーツ)という基準があらたに示された。逆にいえば、今後5人未満であれば、部の体質ではないため、連帯責任は問わないということなのだろう。いずれにせよ、高野連にとって苦渋の選択だったに違いない。ただ、開会式の入場行進ではスタンドから、ひときわ大きな拍手が桐生一高選手たちに送られていた。このシーンを見てよかったと、ボクは思っている。-----------------------------------------------------昨夜遅く、世界大学野球の予選リーグ第5戦・日本vs米国の録画ビデオをウトウトしながら見ていた。強い雨と強風の中、選手にとっては可哀想なコンディション。結局スコア3-9で敗れるが、スイングが特に鋭い打者がいた。この大会、ずっと4番に座っている中田亮二(亜細亜大3年)。亜大に入学後さっそく1年生ながらスタメンに入り。ある日突然に3番打者から下位打者に降格された時、「下位打者じゃ、やる気が出ない!」と監督に直訴、さっそく次の試合から3番に復帰した逸話をもつ。実はこの中田。3年前に涙ながら甲子園を後にした明徳義塾高の選手だった。1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.02
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いよいよ今日から夏の甲子園が開幕する。昨日の朝日新聞から。(※一部の記事を引用し、再編集しました) -----------------------------------------------------「甲子園の土」桑田真澄さん(40歳、PL学園高)「生意気かも知れないけど、甲子園に出られるのは当たり前だと思っていました」高校時代、5回しかないチャンスのすべてで甲子園に出場し、戦後最多の20勝を挙げた。「夏の甲子園はにおいが違う。汗がポタッと、あの黒土に落ちる。汗が落ちた足もとの土から、砂煙が立ち上がってくる。そんなイメージが今も残っています」仲宗根弘さん(68歳、首里高)50年前、甲子園に出場した沖縄・首里高の主将だった。当時の沖縄は米国の統治下。甲子園へはパスポートを携え船と汽車を乗り継いで2泊3日かけて行った。やっとたどり着いた甲子園、そこにはスタンドがあった。マウンドは丘のように盛り上がっている。やわらかい土。なんと立派なんだと、足を踏み入れたとき、興奮した。残念ながら初戦で敗れたが、スタンドから「また来いよ」の声が聞こえた。ただ、持ち帰った土は「外国」のものだとして植物防疫法に引っかかり那覇港で捨てられた。----------------------------------------------------「良き友」坂本佳一さん(46歳、東邦高)高校時代の愛称は「バンビ」。甲子園のアイドルとして一世を風靡した。77年、まだ1年生ながら5試合を一人で投げ抜き、決勝に進出。東洋大姫路高との対戦で後悔を残した。延長10回裏、二死二塁。ベンチの指示で3番打者を敬遠し、4番打者と勝負した。だが、外角低めに投げるつもりが高めに浮いた。「やばい!」。舞い上がった打球は右翼ラッキーゾーンに消えた。進学した法政大では補欠が長く、スタンドで応援する日々が続いた。1年からレギュラーだった高校時代、アルプス席にいる先輩の気持ちを考えたことはなかった。「その思いを受け止めて投げていたら、ホームランは打たれてなかったかもしれない」中西太さん(75歳、高松一高)50年代、「怪童」と呼ばれ、西鉄ライオンズの黄金時代を支え、99年には野球殿堂入りを果たした。 甲子園の雰囲気には、何度出ても慣れなかった。「球が(自分のところに)飛んでくるな、といつも思っていた」最近の選手は堂々とプレーし、うらやましく思う。この7月、高2の孫が所属する野球部の東東京大会を見に行った。孫は応援団の最前列で大きな声援を送っていた。「こういう時が良き友をつくり、損得なく手助けしてくれる人を得るのだろう」1日1クリックお願いします>>人気ブログランキング
2008.08.01
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