■来季、 高木守道
さんが中日の監督に就任する。なぜ、今さら高木さん?と思わないわけではないが、この名前を聞いて懐かしい思い出が蘇った。高木さんといえば1970年前後の中日で「イブシ銀」と呼ばれる名二塁手だった。華麗な「バックトス」はあまりに有名だし、その記憶に引きずられるように、当時の他球団にいた「イブシ銀」の名二塁手たちのことまで思い出した。
読売・ 土井正三
(立教大)、大洋・ 近藤昭仁
(早稲田大)、ヤクルト・ 武上四郎
(中央大)、阪急・ 住友平
(明治大)、ロッテ・ 山崎裕之
(埼玉・上尾高)、そして広島は 古葉竹識
とのトレードで南海から移籍した 国貞泰汎
(呉港高)、阪神は 安藤統夫
(慶應義塾大)だったか。ボクの好きだった近鉄の二塁手が誰だったか思い出せないのがもどかしい。
■高木さんは県岐阜商高3年の時、1959年センバツでは二塁手として活躍し、日大二高、戸畑高、浪華商高、長崎南山高を次々に撃破し、準優勝を果たした。wikipediaによれば、 立教大4年生だった 長嶋茂雄
さんが県岐阜商高に野球指導に訪
れた際、高木さんの才能をいち早く見抜き、遊撃手から二塁手への転向を監督に提案したという。
1974年10月13日、長嶋さんの引退試合で不義理な対応した中日球団に高木さんが猛抗議したのは、そういった経緯とは無関係ではないと思う。
あ、書き忘れたけど、センバツの決勝で戦った相手は中京商高(現・中京大中京高)だった。高木さんのいた県岐阜商高は、安打数では勝っていたものの、スコア2-3で敗れ優勝を逃した。
■東京六大学リーグ、明日(9月24日)は法政大vs慶應義塾大1回戦が行なわれる。先発は法政大が 三上朋也
(4年)、慶應大は 竹内大助
(3年)が予想される。三上は県岐阜商高OB。竹内は中京大中京高OB。そして慶應大・江藤省三監督も中京商高OB。さらに江藤監督は、高木さんが中日の現役選手だった当時チームメイトだった 江藤慎一
さんの実弟でもある。とてもニッチな見方をすれば、高木さんを通じた妙な縁が絡まった明日の一戦ではある。
※追記
かつて東京六大学リーグが日本の野球界、大学野球界をリードしていた頃は、長嶋さんだけでなく、多くの選手たちが全国各地の高校を廻って野球指導をすることが当たり前だった。
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