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コーちゃんは満2歳を過ぎても言葉が全く出なくて、2歳半から6年半、療育期間で言語教育を受けた。「韓国で特殊教育!」画面右側のカテゴリの「発達障害」には23のエントリーがあります。途中、先生の都合で、何度か先生が変わったが、6年半のほとんどを担当してもらったのは、チェ・ユニョン先生という女の先生。最初は、テグ大学という韓国では特殊教育で有名な大学の大学院を卒業したばかり、ほぼ新任で、先生はまだ20代だった。コーちゃんは2歳だったから、今からちょうど19年前だ。その後、先生は独立もして、独立した後も個人的に先生の家に通っていた。2003年の2月に天安に引っ越してからは会うこともなく、連絡もほとんど途切れていたのだけれど、数年前からまた、ケータイのメッセージやカカオトークなどで連絡し合うようになった。先生は、コーちゃんの大学合格や現役での軍隊入隊などをすごく喜んでくれた。先生の教え子の中では、4年制大学に進学した子は初めてだとか。いつかまた会いましょう~!と言いつつも、テグまでは遠いので、なかなか実現しなかったのだが、今回、ぜひ会いましょうと、チュソク前に連絡を取り合い、連休3日目の日に、先生の自宅にお邪魔させてもらった。12年半ぶりの再会でした。先生は、全く変わっていなくて、昔そのまんま。これは、約19年前のチェ・ユニョン先生とコーちゃん。コーちゃんはこの頃、まだおしめしてましたっけ。(^^;)もうすぐ50歳になるわ~と言う先生は、外見はほぼ、この写真のままでした。いつも子供たちを相手にしてるから若いんかなあ?今のコーちゃんがあるのは、この先生から教育を受けたからこそだと思ってます。当時は、普通学級に進むか、特殊学級に進むか、ビミョーなところでしたからねぇ。立派になった(?)コーちゃんの姿をお見せできて、ホント~に良かったです。帰り道、よしくんがボソッと「先生、Tシャツもシューズもアディダスだった」やっぱり、若者は見てるところが違うねぇ。はんらは全く気付かなかったよ。こうして、連休3日目の夜には、天安に帰って来ました。そうそう、途中の高速道路の休憩所で、天安にお住まいで、やはりテグにご主人の実家があるSママさんとバッタリ出会ってビックリしました。^^
2015/10/01
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昨日韓国は雪がたくさん降り、ここ天安は12センチ近くも積もったそう。夫ノギさんは会社を出て家まで2時間もかかり、(普段は20~30分)コーちゃんも天安駅から家までバスで1時間もかかったそうだ。さて、このブログにはたびたび書いてきたけれど、長男のコーちゃんは言葉が遅くて、韓国の大学病院で言語発達障害という診断を受け、療育機関で、自閉症児やダウン症児たちと一緒に特殊教育を受けていたことがある。それも、6年半という長い期間。2歳半で、一言も、そう、「オンマ」「アッパ」のような言葉もしゃべらなかったので、それから6年半。満9歳まで通ったのかな?通わなくなった理由は、良くなったからというよりは、引っ越したから。小学校時代は、勉強も運動もほぼビリッケツだった。2歳半というと、今から17年半前だけれど、当時、特殊教育の授業料が1ヶ月に20~30万ウォンもかかってとても負担が大きかった。担当の先生から「障碍者登録をしたら少し支援がもらえると思う」と言われたのだが、その言葉が、ものすごく衝撃的だったのを覚えている。コーちゃんが障碍者?瞬間、とても受け入れられなくて、夫もその事実が受け入れられなくて、お金がかかってもいいから障碍者登録はしないでおこう、と話し合ったことなど、昨日のことのよう。一緒に特殊教育を受けてるお母さんたちは、「どうせ軍隊にも行けないだろうし」と言って、障碍者登録をする人も多く、コーちゃんは軍隊にも行けないんだ・・・と、戸惑ったのも、昨日のことのよう。今はどうなんだ?と聞かれると、さあ?です。^^;韓国は、障碍については日本よりずっと遅れてたし、本当は一度、日本で正式に診断を受けてみたいなとも思ってたのだけれど、本人が日本語を全くできないので諦めた。今でも、国語の成績は地を這っている。なんで国立大学に合格できたのかというと、国語が全く反映されない大学、受験形態を選んだから。高3のときの担任には「面接を重視する大学は、100%落ちると思う」などと言われた。何しゃべってんのかわかんないから~コーちゃん、例えば、「行く」と「来る」がごっちゃなんです。友達が日本に行くとする。するとコーちゃんは、「きみ、いつ日本に来るの?」などと言う。はい、ここは韓国だから「きみ、いつ日本に行くの?」と聞くべきなんです。そのように、何か言葉が今でもうまく使えない面があって、しゃべってると、何しゃべってるのかわからなくなることが。汗;どこからを「障碍」とするのは難しいことなのかもしれないけれど、何か一部分の能力が非常に低くて努力ではなんともならず、その反面、どこかの部分は能力が高かったりする?コーちゃんは、「言葉を理解したり表現したり」の能力が低いと思う。でも、記号や図形みたいなのを記憶する能力は高かった。だから、文字を覚えるのも早かったし、漢字も最上級の1級まで取れた。その能力があったから、数学や化学なんかの点数も高いほうだったのかも。心配なことは山盛りだけれど、これまで、真面目さ、誠実さ、心の優しさ、努力で、うまく、中高、そして大学生活を送ってきたと思う。特殊教育の先生からは「小学校高学年あたりで勉強が難しくなったら特殊クラス(複式クラス)に行かなきゃならなくなるかもしれない」と言われたこともあったので、毎年、進級のたびに「この調子だったら、来年も普通クラスで大丈夫よね???」と半信半疑だった。普通高校に進学できるとは思ってなかったのだけれど進学でき、大学も無理かと思ってたけれど国立大学に行けた。幼いころに「軍隊にも行けないのかも」と思ってたのに、軍隊にも行けることに。きっと、軍隊生活も大丈夫だと思う。
2013/12/12
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やらなくてはならない翻訳があるのに、2時間も「不朽の名曲2」を見ちゃったワタシ。。。ん?前の前の日記のデジャヴー??いや、今日は、その前に、「ショー音楽中心」も1時間、見たじゃん。テレビ、見すぎじゃ~「不朽の名曲2」は、見るつもりもなかったのに、ちら~りと見たら、思ってたよりずっと素晴らしくて、すっかり、見入ってしまった。隣に、芸能界オンチのノギさんを置いて、「あのコは誰で、このコは誰で」と、熱く語ってたはんら。そのまま、テレビの前で、あっという間に2時間が経過~ヤン・ヨソプくんも、そのほかの歌手も、みんな、とってもよかったわ~でも、あんなふうに対決させるのはどうよ?とも思えたけど。。。対決させたから盛り上がったのかもしれないけど、ちょっと残酷と言えば残酷かも。。。翻訳のほうは、その後、わき目もふらずに頑張って、何とか納品完了。めでたしめでたし。ところで、昨日、コーちゃんの中間試験の結果が出た。ナント、コーちゃん、今回は成績がクラスで1番でしたのよ。でも~~~地方都市の、レベルの高くない高校だからねぇ。。。コーちゃんは、幼い頃、軽い発達障害?があって、小学生の頃は、成績がクラスでビリッケツだったので、当時は、「成績トップの子どものお母さんって、どんなふうなことを考えるものなんだろう?」と疑問に思ってたものだが、いざ、コーちゃんがクラストップになってみると、学校のレベルが低いし。。。とか、肝心の科目の数学と科学がイマイチだったし。。。とか思えて、はんらもノギさんも、ぜーんぜん、満足してない。あぁ、恐ろしき、親の欲心。。。汗;でも、この高校に入学時の成績は、真ん中くらいの成績だったんだから、随分、成績アップしたのよねぇ。ところで、クラスでは1番だが、理系の6クラス、240人中では、7位。ということで、コーちゃんのクラスは、全体的に成績がよくない模様。ナント、240人のびり、びりから2番目、びりから3番目、びりから5番目が、コーちゃんのクラスのクラスメートなんだそうな。汗;そんな感じだから、クラスの雰囲気も、イマイチみたい。担任の先生も、ご苦労様だわ~
2011/06/05
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コーちゃんのほうは、相変わらずド真面目に、毎日毎日学校と学習塾と英語塾に通っている。相変わらず、韓国語が下手で、口下手だ。先日、塾で英作文の課題が出た。あとで先生の添削を見ると「まずは韓国語の原文が変です」と書かれていた。こういう時に、先生と話をすると、いつもいつも言われることが「友達と日常、韓国語でいろいろしゃべってたら、韓国語の力も伸びるはずですが。。。」これは、はっきり言って、もう聞き飽きた。これって例えば、何ヶ月も小児科に通ってるのに風邪が治らない、と嘆いているお母さんに「風邪なんて、栄養のあるもの食べて、温かくして寝てれば治りますけど」ってアドバイスするのと同じじゃない?言ってることは間違ってないけど、ちょっと、というか、かなり適切じゃないアドバイスだと思うんだけど。(って、ひがみ?)それに、病弱で年中医者通いしてる子どもを持つお母さんに向かって「子どもが病弱なのは、アナタのせいです」と言う人はあまりいないと思うが、多文化家庭(国際家庭)の子どもが言葉が遅いと、必ず「お母さんが韓国語が下手ですからね」と、母親のせいにされるのも、はっきり言って、もうウザイ。別に閉じ込めて育ててるわけでもないのに。(って、やっぱり、ひがみっぽい?)あぁ、何だかひがみっぽい日記になっちゃったけど、まあ、こういう日もあるわな。。。あまり気にしないで、聞き流そうとは思ってるのよ。韓国のアジュンマたちって、周りからしつこく、「子どもはまだか。早く産まないと」とか「一人っ子は可哀想だ。早く二人目を産め」とか「男の子二人じゃ。。。娘も産まないと」とか「早くおしめをとれ」とか「もっとこういうふうに育てないと」とか、もうとにかくそういうふうに干渉され、指図され続けるから、もう全部聞き流そう~と思うようになり、人の話を聞かないアジュンマになっていってしまうのかも。というのは、今、はんらが考え出した説。あぁ、最後までひがみっぽいわ~。(^^;)
2009/06/17
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この事件に関して、このテーマで書こうとするお母さんの中には、ホントに他人ごとではない、と思った人も多いかもしれない。うちのコーちゃんを振り返っても、小学校入学前後が一番大変だったと思う。コーちゃんも多動気味で、車道には飛び出していくし、<立ち入り禁止>と書かれた柵を乗り越えて行くし、「コーちゃん、危ないからおいで!」と呼んでも、ケラケラ笑ってるだけだし、いつか事故死するんじゃないかとハラハラしてたので、すごーくストレスだった。幼稚園年長の時に、お友達に大怪我させてしまったのが、一番の撃沈事件だった。コーちゃんが一方的に悪かったわけではないと、幼稚園の先生はコーちゃんを弁護してくれたが、それ以前にも、あっちの遊び場、こっちのプレイルームでいろんな子に手を出して、引っ掻いたり、押したり、という小さな事件を数多く起こしていたため、幼稚園での事件の時は、もう、駄目押し状態で、すごく追い詰められた。それに、被害者の親にしたら「ごめんなさいね~。うちの子、ちょっと問題があって。。。これに懲りずに、これからも仲良くしてね」と言われても、「ハイ、そうですか」と言って、何ごとも無かったように、仲良くさせられるはずがない。自分の可愛い子どもが、怪我させられたんだから。「すいません」「ごめんなさい」と謝りながら、一体、自分の何が悪くて、自分はこうして年がら年中、謝っていなくてはならないんだろう、と、気分は落ち込むばかり。「障害児の親同士、仲良くしてサポートしあって励ましあって」という一般論も、現実には、いろいろ難しいことが多い。障害児といっても、その種類や程度に、非常に大きな差があるからである。健常児とのボーダーから、一人で生活が難しい子まで。それぞれ、悩みの内容や、考えることも全然違うし、同じ療育機関に通っていても、好転していく子もいれば、どんどん症状が重くなっていく子もいて、その中でお母さん達の思いも、妬みや嫉妬、焦り、ひがみ、優越感など、いろいろ渦巻いてしまう。障害児同士で遊ばせようとすると、お互いに認知能力のない子同士だから、みている親のほうは、数倍も疲れる。コーちゃんは、小学校入学後も、友達からいじめられて学校行きたくない病にかかり、毎朝、ゴネていたが、そういうのが長く続くと、母親は疲労困憊してしまう。コーちゃんの場合は、幸いなことに、学年が上がるにつれて、見る見る症状が軽くなり、今では何だかフツーになってきたので、はんらは本当に助かったのだが、そうでなかったら、はんらも参ってしまっていたかも。そしてはんらは、よしくんを育てながら、「世の中にこんな楽な育児があるのか~」と、しみじみ感じている。よしくんが、何も問題がないわけではなく、むしろ、クラスの中では問題児の部類かもしれない。小1で、書き取り20点なんてのを取ってくるし。でも、性格的には、本当に「育てやすい子」だと思う。コーちゃんは、本当に「育てにくい子」だった。でも、はんらの日記の読者の皆さんはご存じだろうと思うが、はんらは、よしくんにはヒミツだが、コーちゃんラブなのである。とにかく、言葉で言うのは簡単だが、障害児をめぐる問題は、先が見えないくらい難しい問題だと思う。母親は、自分が障害児を産んでしまったというだけで、傷ついているので、励ましてもらっても、慰めてもらっても、反ってもっと傷ついてしまうこともある。だから、周りがサポートしようにも、言葉で言うほど簡単なことではないと思う。はんらも、フツーに近くなったとはいえ、まだまだ人間関係がスムーズではないコーちゃんのことが、今も、また、これからも心配ではあるが、これまでの数年間に大きく成長したことを思えば、これからの数年間にも、きっと、コーちゃんなりに成長していくだろうと信じている。昨日、中学校から「青少年のうつ病が急増しています」というプリントが来た。健常児として生まれても、後天的に、いろんな不幸なことやストレスなどが重なって、うつ病などを発病するケースがとても増えているようである。チェック項目を親子で見てみたら、「自殺の衝動にかられることがありますか?」というのがあった。「コーちゃん、イエス?ノー??」と聞いたら「まさか、考えないよ。」と言う。「あら、自殺を考えることはないの?」と聞いたら「大人になって、きれいでセクシーな女の人と結婚ヘヤジ!」だって~。「ハン・イェスルみたいな?」「もっちろん!」ハン・イェスル似の、セクシーなお嬢さん、コーちゃんが連絡お待ちします。
2008/09/23
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うちの長男のコーちゃんは、幼いとき、言語発達障害があって、全然しゃべれなかった。今は、語彙は少ないものの、日常会話には問題が無いが、でもあまりしゃべらないので、元々の性格が無口なのかも。しゃべらないコーちゃんを育ててたときには、よそのお宅の子どもが、あれやこれやしゃべってるのが、羨ましくてたまらなかった。「うるさくて」というお母さんの嘆きを聞くと、「まあ、何て贅沢な悩み!」と思ったものだ。そんなはんらの心が天に届いたのでしょうか。。。次男のよしくんは、非常におしゃべりだ。だが、発音が悪い。悪すぎる。何をしゃべってるのか、わからない。韓国人は、みんなニコニコして「よしくんは、日本語が上手なのねぇ」と言うし、日本人もみんなニコニコして「よしくんは、韓国語が上手なのね!」と言う。つまり、誰も聞き取れないのだ。「それでも、お母さんはちゃんと聞き取れてるじゃない」という人もいるが、実ははんらも、テキトーに相槌うってるだけで、何を言ってるのやら、聞き取れてない。よしくんがお父さんに電話して、「アッパ~!%#$*@^$~~」としゃべってると、お父さんが「よしくん、お母さんに代わって!」と言う。はんらが電話口に出ると「おい、よしくんは今、何を言ってたんだ?」と、ノギさんが聞いてくる。知らないわよ、よしくんは、韓国語しゃべってるんだから。あぁ、もうすぐ、よしくんが帰宅する。そして、「オンマ~!!!学校で、&^#$*%@~~チングが、?&%$#@*~、明日、@!&%^#$ なの~」という話を、延々と聞かされるのです。。。(TT)
2008/08/26
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キンパさんをパクって。。。ちょっといい話。(^^;)この人は、↓韓国に住んでる人なら誰でも知ってる、パク・ジユン アナウンサー。この人の活躍はめざましく、去年はいろんな賞をたくさんゲットしていましたね~。今年になっても勢いは衰えず、KBSの看板アナ。いや、韓国で今一番ホットなアナウンサー。でも、パク・ジユンアナは過去、地上波のアナウンサー試験だけで6回、落ちているそうな。ケーブルテレビや地方放送の試験も含めると、50回くらい落ちたんだそうだ。今の彼女からすると、信じられない~。まさに、七転び八起き。当然、イッパツ合格してる現アナウンサーも多いわけで、例えば、サッカーのキム・ナミル選手と去年結婚した、キム・ボミンアナとか、「危機脱出No.1」のハン・ソクジュアナとか、いろいろいる。皆さん、七回転んでも、五十回転んでも、大丈夫。未来は明るいです!^^もう一発。雪絵ちゃんのお話。はんらもコーちゃんを通して、いろんな障害児と出会ってきたが、そういう子ども達から学ぶことは、マジで多いです。^^きっと、健常な心と身体を持って生まれてきただろうに、エロコメントなんかをセッセと貼り付けている、ここにもお越しの不思議な方々にも、ぜひ読んでもらいたいところですが。。。(無理でしょう。。。)まあ、人のことはどうでもいい。はんらも、普段気づかずにいる、小さな幸せに感謝する、一週間にしたいと思います。(旧正月を控えてますからねぇ。。。)
2008/02/04
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土曜日、あれほど皆さんから、コーちゃんの誕生日を祝っていただき、幸せを祈っていただいたと言うのに、実際の誕生日は、いろいろありました。。。(TT)友達と、ゲームセンターに行き、マクドナルドに行き、イーマートに行って、プレゼントまでもらって夕方、帰宅したまでは、よかった。その後。。。家族でちょっと買い物に行ったのだけど、買い終わった荷物をコーちゃんに持たせてたところ、どっかに置き忘れ、無くした~!!!アッパのおニューのネクタイとか、いろいろ入ってたのに、ブーイング~!その後、日曜日に、科学のレポートを友達とやる約束してたそうなのだが、コーちゃんが、約束の二股かけてたことが発覚!どっちもハッキリしない約束だったので、軽い気持ちで、あっちにもこっちにも「YES」と答えてあったんだと言うんだけど。。。どっちの友達も、すごく怒って、ケータイに電話してきたり、メッセージ送ってきたり。「ベーシンジャ(裏切り者!)!」という感じで。。。面倒なので、「自分ひとりでやる」と、どっちも断ったら、ますます、相手は激怒したらしい。口下手なので、横で聞いてても「あぁ~、そんな言い方したら、ますます誤解しちゃうじゃない」「そんなふうに言ったら、もっと怒るよ~」と思うような応対をしてるコーちゃん。非常にタッタッパダなはんら。この揉め事は、日曜日まで続き、はんらもノギさんも、頭が痛かった。確かに、はんらも中学生の時、友人関係が一番難しかったような記憶はあるけど、自分の息子みてると、タッタッパダ度はマックス。荷物の置き忘れと言い、約束破りと言い、まだまだ頼りないわねぇ。。。今日、学校でどうなったかしら。いじめられてないかしら。どよーんと帰宅しなけりゃいいけど。。。
2007/11/19
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今日は、我が家の長男、コーちゃんの14回目の誕生日である。大きくなったコーちゃんを見ると、感無量だわ。^^コーちゃんが幼い頃、普通の子どもと同じような発達ではなかったため、はんらは、どれだけ悩み、どれだけ泣いたかわからない。「言語発達障害」と大学病院で診断されたときは、本当に、目の前が真っ暗になり、一人でずっと泣いた。当時の韓国には、インターネットも日本の本屋さんも無かったので、何の情報も得られず、相談できる人もいなかった。唯一相談できる療育の先生は、何年も昔の日本の書籍や文献を読んでるような感じだった。韓国は、福祉や療育などに関して、すごく後進国だったのだ。(今も?)当時は、「自閉症」というのも、一般の韓国人は知らなかった。他人に、「どうしてこの子はこうなの?」と聞かれると、答えに困った。親に反対されての結婚だったので、日本の親にも相談できなかった。韓国の親は、当然、「うちの家系にはこういうのは一人もいなかった。」母親側の家系の問題だろう、というような反応だったし、高額な特殊教育にも反対されて、随分悩んだ。(TT)結婚当時にも、国際結婚したことを後悔するようなことは何度もあったが、それは、深刻なものではなかった。が、コーちゃんの問題が起きてからは、国際結婚したことを、心から後悔した。日本で日本人と結婚して子どもを産んでいたら、このような状態にはならなかったのではないかと思った。普通小学校に進学できるか、特殊学校に入ったほうがいいか、というような中で、普通小学校に1年遅れで入学させた。当然、成績はダントツのビリッケツだったので「高学年になって、勉強が難しくなってついていけなくなったら、特殊学級、ということも考えていたほうがいい。」と、先生に言われていた。幸い、学年が上がるにつれ、勉強面ではだんだん追いついてきたような気がしたが、自我が芽生えるにつれ、今度は、強い劣等感や否定的な考えに悩まされるようになった。小5のとき、学校で一斉に行われた、IQ、EQ検査では「専門医の診断を受けた方がいいかもしれない」と言われるほど、劣等感が強く出た。いくら、親が家庭で褒めていても、友達の影響のほうがずっと大きい。友達からバカ扱いされていたら、劣等感は強くなるばかりである。でも、小6の時に、不思議な出来事も起きたりして、ちょっとずつ、劣等感も克服。中学校に上がってからは、成績も少しずつ、上がり始めた。1学期の中間試験のときは、小学校の延長、といった感じで、中の下、それも、限りなく下位圏に近い中の下の順位だったが、期末試験のときは、中間の順位になった。今回の中間試験では、中の上の順位に上がった。1学期の中間試験のときより、113番も順位が上がったのだ。(1学年480人)コーちゃんの通っている学習塾に、時々、教育相談に行くが、「ビックリするくらい、語彙力がないです。小学生に話すくらいの話し方で話しても、あまり理解していません。それで、幼稚園児でもわかるくらいの、やさしい言葉に置き換えて、何度も何度も説明して、やっと聞き取れるんですよ」と言われた。普通の中学生だったら、教科書を1回読めば60%くらいは読み取れ、2回読めば70%、3回読めば80%くらい読み取れるので、5回も読み込めば、80~90点くらいは簡単にとれるんだそうだ。それが、コーちゃんの場合は、1回読んでも10~20%くらいしか理解できない。それで、先生が、やさしい言葉で詳しく説明し、また、言い回しがちょっと変わっただけで、語彙力の少ないコーちゃんはもうわからなくなるので、表現のほんの少し違う、類似問題を、いくつも、何十も、何百も、コツコツ解いているんだそうだ。忍耐の要る勉強だと思うが、「行きたくない」とも言わず、さぼりもしないで、コツコツ通って得た、今回の試験結果なので、はんらも、本当に感無量である。コーちゃんには絶対ヒミツだが、はんらは子供の頃、ヤマハオルガン教室に、月謝だけ払ってほとんどサボリまくって、ついに辞めさせらてしまった。塾を1度もサボったことのないコーちゃんに、ひそかに感服しているのだ。韓国では、誕生日を迎えた人が、他の人におごる、という習慣がある。今日、学校が終わったあとで、友達とゲームセンターで遊んで来るそうである。ゲームセンター代、間食費として渡した、3万5千ウォンが、誕生日プレゼントである。(^^;)
2007/11/17
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つい最近、いろんなものが壊れた。まず、台所の蛍光灯。次、玄関の扉。更に、ガスボイラー。それから、便器。ここは、築9年目のマンションなので、そろそろいろんなところにガタが来始めている。マンションの便利なところは、管理事務所に電話すれば、職員がすぐさま飛んできて、みてくれる。職員が直せるものはその場で無料で修理してもらえる。部品が必要なものも、部品だけ買ってくれば、職員が無料で交換してくれる。そんなわけで、ASを呼ばなければならなかったのは、ボイラー修理のみ。これも、部品交換で済んだので、35000ウォンの出費で済んだ。良かったー。話は変わって、数日前、マイミクのみきさん(楽天でのHNはヨンミオンマさん)のお宅に、初めてお邪魔させてもらった。彼女とは、はんらが天安に引っ越してきて、障害児の親の会という立場で出会った。その集まりがあるから来ないかとお誘いを受け、行って来た。障害児の親の会と言っても、他の一般のお母さん達と、子供を大切に思い、子供の幸せを願う気持ちは何ら変わらない。障害児たちは、「世の中で一番大切なものは何か」「本当の幸せとは何か」というものを一般の人たちに教えてくれるために存在してるのかもしれない。はんらも、コーちゃんからいろんなことを教わってきたから。コーちゃんは、今は普通学校でやっているが、この先、もしかしたらもう少しゆっくりやっていかなければならなくなることもあるかもしれない。このまま真っ直ぐ成長していくのか、ちょっと曲がりくねった人生を歩んでいくことになるのか、それもわからない。人生の途中で一休みしてしまうことがあるかもしれない。でも、どんな時も、世間一般の価値観に惑わされないで、自分なりの幸せな人生を歩んでいけたらなぁ思っている。
2007/06/08
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昨日、コーちゃんの学校は終業式だった。韓国の学校は、2月に終わり、3月に新学期が始まる。2学期制で、2学期は8月末か9月初めに始まって、2月までだが、12月末から2月中旬まで約50日近くの冬休みがあるため、2月は1週間程度しか登校しない。この1週間はなんなの?という感じである。ところで、久しぶりにこのテーマで書くことにした。と言うのも、前にも書いたがはんらはコーちゃんの人間関係や社会性が一番心配だから。学業面では、小学校入学前に、療育の先生から「高学年には絶対、特殊教室行きになるでしょう!」と太鼓判を押されていたにもかかわらず、その先生の予言は見事に外れて、普通教室で、ごく普通(よりちょっと下)の成績なので、立派なものである。この療育の先生は、今もテグ市に住んでいらっしゃるので、時々電話して、普通教室で立派にやっているコーちゃんの現状をお伝えするのが、はんらの何よりの楽しみ(ネクラ?^^;)である。はんらの目には、交友関係も大きな問題は無いように見えるが、本人はあれこれストレスを感じたり、負担に思ったりしてることも多いようだ。でも、このあたりは、忠清道だからか、大きなマンション団地だからか、子供たちもとっても礼儀正しく、おとなしい子が多い。(特に、男の子!)はんらを見ると、90度角度でお辞儀をしてくる子、ニコニコ大きな声で「こんにちは~」と挨拶してくる子がほとんどなのだ。終業式の日に、みんなで寄せ書きをしたらしい。その寄せ書きを見ても、いい友達に囲まれていたんだなあと思った。心配は尽きないが、このまま素直で明るいまま、育っていって欲しいなあと思う。長男だから、なおさら心配なのかもしれない。コーちゃんは初めての子供なので、「わ~!寝返りしたっ!」「わぁ~!!つかまり立ちしたぁ!!」と、いちいち感激して、すべてノートに書きとめ、育児書の標準成長目安と比べて、早い、遅いと、喜んだり、落ち込んだりしてたものだ。それに比べて、次男よしくんは「そ~いえば、いつの間にか寝返りしてるな~」「あれ?もう歯が生えてる。いつ生えたんだ?!」なんて感じで、感激も無く、育児書も見なかった。コーちゃんが初めて親元はなれて保育園に行った日は、もう心配で心配で何も手に付かず、スクールバスで帰ってきたコーちゃんを見たときには、涙が出た。が、よしくんが初めて親元はなれて保育園に行った日は、「やった!ついにはんらに自由な時間ができた!」と、大喜び&あちこち出かけるのに忙しく、スクールバスで帰ってきたよしくんを見たときには、「なんだ、もう帰ってきちゃったのね。自由な時間って短いわ~」なんて思った。兄弟喧嘩したときは、どうしても大きいコーちゃんのほうを叱ってしまうので、コーちゃんはいつも「オンマはよしくんばかり可愛がる」と言う。が、ホントはこんなふうに思っていることを知ったら、よしくんのほうがいじけてしまうだろう。。。
2006/02/18
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久しぶりに、このテーマでの日記。この前、次男のよしくんが保育園からなんちゃって検査結果を持ち帰ってきた。長男コーちゃんはなかなか持ってこないので、そのままなんとなく忘れていた。のだが、昨日突然、検査結果を持ち帰ってきた。その結果を見て、かなり、意外だったり驚いたり途方にくれたりした。コーちゃんは学業成績も悪いし、理解力も劣っているので、「学習障害」だと はんらは思っていた。実際、韓国の特殊教育科の教授からは、「発達障害の言語遅滞」という診断を一度されている。療育の先生からも「おそらくIQは、高くは無いが、問題になるほど低くはないと思う」と言われていた。そんなコーちゃんの今回の検査結果。IQ、高いじゃん。120。言語遅滞があった割には、「言語能力」は標準。「数理能力」は、「最優秀~優秀」の間。「空間能力」も「最優秀」に近い「優秀」。「最優秀」というのは、上位2%である。そして、それに反して、EQがめちゃめちゃ低い!ほとんどが「低い~非常に低い」一番低くて、グラフから半分はみ出してるのが「自我尊重」。つまり、「劣等感が非常に強い」んだそうだ。同じく「非常に低い」のが「誠実性」。「こつこつ努力することが出来ない」んだそうだ。さらに「他人のことを思いやる」「社会性」「自己調節」なども、標準よりものすごく低い。確かにコーちゃんは、最近とみに「自分なんかダメだ」「自分は何をやってもうまく出来ない」と、否定的なことを多く口にするようになってきた。しかし、はんらはそれは思春期のためであろうと思っていた。はんらも、中学生前後は、友達と自分を比べては、いろんなことに自信を無くしていたから。この検査結果を全面的に信じる必要もないのかもしれないけれど、思ってもいなかった極端な結果が出て、ちょっとショックだった。これって、日本に行って診断を受けたら、「アスペルガー」か「高機能自閉症」と診断されるのだろうか。おしゃべりが下手で、無口な方なので、アスペルガーだとは考えてもいなかったのだが、実はいろんなサイトを見て、思い当たるふしはある。(診断受けるつもりはないけれど)学習障害でも、アスペルガーでも、高機能自閉症でも、コーちゃんはコーちゃんなのだから、検査結果がどうであろうと、別にどうでもいいのだけれど。
2005/07/01
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うちの長男コーちゃんは、偏食が激しかった。一般に、自閉症だとか発達障害のある子は、偏食のひどい子が多いようである。コーちゃんも、野菜類、汁物などは絶対食べなかった。ご飯に何かが混じっていても、食べられなかった。そんなコーちゃんが、幼稚園に行くようになった時のことである。韓国の保育園や幼稚園では、給食にキムチが出る。「絶対、食べないだろ~な~」と思っていたが、給食の初日、幼稚園の先生がニコニコしながら「コーちゃん、キムチ全部食べましたよ。」とおっしゃった。ええ?!?まさか?!そんなこともあるのか!はんらは嬉しくて、たくさん褒め褒めしてあげた。そして、幼稚園の制服を脱がそうとすると、ポケットのあたりに何か染みがついている。よく見ると・・・・・・・!なんと、ポケットの中に、ギッシリとキムチが詰め込まれていたのだった。こいつは、もしかして頭がいいのか?!(^^;)翌日先生に報告すると、先生もビックリ。早速、「残してもいいから、ポケットに入れてはいけません。」と言い聞かせたそうだ。しかし今度は、コーちゃんのお皿が空っぽになっているので、先生が「コーちゃん、全部食べられて偉かったね!^^」と褒め褒めしたあとで、テーブルの下を見ると、ミョルチ(小魚)だの、野菜だの、キムチだの、全部投げ捨てられていたそうだ。その話を聞いて、もしかしたら本当に頭がいいのかも?!と、また思ってしまった。その後からは、コーちゃんは先生の厳しい監視下に置かれるようになった。でも、幼稚園の先生が、それはそれは根気強く接してくださった。コーちゃんに付きっ切りで、ご飯の下に野菜を隠しながら、一さじ一さじ食べさせて下さったそうだ。親でも、そんな面倒なことはなかなかできない。「きょうは、きゅうりを食べましたよ。」「きょうは、ナスのナムルを全部食べましたよ。」という先生の報告を聞くたびに、奇跡を聞くようだった。家では、何をどうしても食べなかったからだ。きゅうりを食べているコーちゃんの勇姿を、一度見に行きたいもんだ、なんて思っていた。それで、かなり偏食が無くなったコーちゃんであったが、小学校に行くようになったら、給食を残そうが残さまいが、小学校の先生は全然かまわないようである。いまでも、かなり偏食するが、幼稚園の経験で、食べようとすればほとんど何でも食べられるようになった。根気強く、愛情あふれた幼稚園の先生には、今でも感謝している。
2005/04/22
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夢色きつねさんの日記やたかこさんの日記、そしてmin2mamaさんの日記などに書かれていた、九九段ならぬ19X19段。小5のコーちゃんの学校では、数週間前「暗記してくること」という宿題が出された。そして、きのう、口頭での試験というか、暗唱大会のようなものがあったそうだ。コーちゃん、クラス37人中、2等の成績だったそうだ。(わ~~~ ぱちぱちぱち!^^)おお。またテーマからずれて「親ばか日記」になっている。でも、コーちゃんはこういう点を見ても、出来ることと出来ないこととの差が大きい。視覚による認知能力は、小さい頃から高かった。満2歳半で、「オンマ、アッパ(ママ、パパ)」も言えなかったのに、ひらがな、カタカナ、ハングル、数字、アルファベットまで全部読めていた。教えたわけでもないのに、読めた。はんらとノギさんは、テッキリうちには天才児がいるのだと思っていた。ある種の発達障害のお子さんを持つ親御さんの中には、こういう方もかなりいらっしゃることだろうと思う。映画「レインマン」でダスティン・ホフマンが演じた自閉症の青年も、視覚認知がずば抜けていて、床に散らばった何百という爪楊枝の数を一瞬で数え取っていた。あの映画を観た時、「ああ、やっぱりコーちゃんはこういうところがある」と、思ったものだ。(もちろん、あんなずば抜けた才能なんかは無いけどね)今でも、一度通った道は、決して忘れない。漢字検定などは、いつも楽勝である。しかし、この間のパソコンの筆記試験などは、ひどかった。視覚を通して単純に記憶するものなら、難しくはないようだ。内容を理解しなければならないものは、難関なようだ。普通に話していても、昔のことを今日のことのように話したり、他人のことを自分のことのように話したりするので、聞き手は混乱する。「行く」が「来る」になり、「来る」が「行く」になる。「もらう」「あげる」もそうである。コーちゃんの話を聞いていると、一体、もらったのかあげたのか、サッパリわからない。助詞の使い方も、どうしてもマスターできない。「僕はスーパーがお菓子に買いました。」というような文章を書いている。父親のお姉さん(日本語では伯母さん。韓国語ではコモという)に、平気な顔で「ばあちゃん!」と呼びかける。(確かに見た目はばあちゃんだけどさ・・・^^;)クラスのみんなは、コーちゃんを見て不思議に思っているだろうなぁ。ある時には「おバカ」しかしまたある時には「優秀」だったりしているから・・・前に、ムンギョンが「あいつ(コーちゃんのことね)、意外と利口だったりもする。」と言っていたのも聞いた。きっと、クラスではみんなを翻弄する「変わったヤツ」なのかもしれないが、はんらは、コーちゃんがよく努力して頑張っていると、充分満足している。これからも、「変わったヤツ」ながらも、みんなとうまくやっていってほしいと願うばかりである。はんら一家は、土日、田舎とシオモニ(姑)の家に行って来る予定で~す。
2005/04/01
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うちの長男、コーちゃんは、パソコン教室にも通っている。パソコン教室に通わせる気はサラサラ無かったのだが、あまりにも安かったので、通わせることにしたのだった。週3回で、月謝が3万ウォン(約3千円)!今どき韓国で、こんな安い塾はちょっと無い。安いところでも、5~6万ウォンはする。ところで、私がインターネットやいろんなところで調べたところによると、自閉傾向のある子とか、発達障害のある子は、手先が異常に不器用な子供が多いようだ。コーちゃんも、そのためか何だか、ものすごく不器用だった。以前、ピアノを3年習わせたことがあるのだが、3年習っても弾けるようになった曲が1曲もない。ピアノの先生の胃痛の原因だったようなコーちゃんだった。ところが、パソコンを習い始めて、指の使い方を少し練習してみたところ、おおおおお!指が早く動いてるぅ~!リズミカルで芸術的なタイピング!!実は、はんらはキーの95%は両手人差し指で叩いている。もう今さら練習する気にもなれなくて、そのまま。なもんだから、コーちゃんのタイピングには、心から感動してしまった。さすがは新世代さ~!そうこうしていた時のこと。冬休みが始まる前、パソコン教室の先生から連絡が。「資格試験の受験クラスに入らせませんか?」と言う。いつの間にか教室に通い始めて、1年が経っていたし、先生も今のコーちゃんの実力では、受験させないともったいない、とおっしゃる!そんな親の心をうま~くくすぐるようなことを言われて、はんらはすっかりその気になってしまった。先生が「コーちゃんの実力なら、3級は楽々パスだと思います。2級から始めて大丈夫だと思いますよ。」と、さらにはんらの親心をくすぐるもんだから、先生のおっしゃるとおり、2級の受験クラスに入れた。その日から、コーちゃんの苦難の日々は始まってしまった・・・先生はカンタンそうなことをおっしゃっていたが、実際、筆記試験の問題集を見てみると、超難しい。コーちゃんもちんぷんかんぷんだそうだ。筆記試験は3月6日と、もう間近に迫ってしまったが、コーちゃんの模擬試験の結果は、まだ合格点からはるかに遠い。先生も焦りだしたようで、最近は、コーちゃんは毎日2時間ずつの特訓を受けている。帰ってきたコーちゃんは、もう、ヘトヘトヘロヘロになっている。テコンドーの昇段審査も、漢字検定も、いつも合格確実な実力を身につけてから受験していたので、こんな受験は初めてで、コーちゃんもかなりストレスを受け始めている。「人生、不合格ということも一度は体験してみなくっちゃあ!」と言って、負担を軽くさせてあげようとはしているのだが、コーちゃんの苦難の日々はあと2週間は続く・・・・・・・
2005/02/21
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楽天日記を書き始めて、はんらが一番「目ウロコ」状態なのが、この「軽度発達障害」のテーマである。発達障害と思われる長男、コーちゃんは、日本で診断を受けたことが無い。実家がド田舎で 病院まで遠いこと、コーちゃんが日本語が全く出来ないこと、もし診断を受けたとしても 日本で療育を受けられないこと、などの理由で、診断を受けてもあんまり意味が無さそうだと思ったからである。韓国で特殊教育(日本の療育か?)を6年半受けたが、先生も日本の書籍で勉強中、というくらいの、発達障害に関しては後進国である。療育を受け始めたときは、家にパソコンも無かったので、情報皆無だったが、パソコンが手に入ってからは、いろんな情報を知れるようになった。しかし、専門家のHPなどは、イマイチ わかりにくかった。また、ある(一般の)相談サイトで相談してみたときには、コーちゃんが普通学校で何とか授業についていける程度の「軽度」であるため、一般の人から「心配しすぎ」「親のエゴだ」みたいな書き込みがあって、とても傷ついてしまった。TT楽天に来て、発達障害のテーマがあるのを見たとき、早速皆さんの日記をむさぼり読んでみた。と!なんと、なんと、コーちゃんとあまりにもそっくりな子供ちゃんがここにも!あそこにも!(^^)ああ、そうそうそう、そうなのよねーーー!と思うこと しばしば。同じような子供さんを抱えたご家庭の日常や、日々のトラブル、その対処、成長などの「生の声」を知れる。これは、今のはんらにはとってもありがたい。ありがたや~ ありがたや~^^「発達障害児」を抱えた家庭でも 全く普通なこと、「発達障害児」でも 出来ないこともたくさんあるけれど、いい面もたくさん持っていること、その子なりの成長があること、など、はんらも思っていることがたくさんある。そして、楽天では発達障害児を抱えていない人でも、とても温かい書き込みをしてくれる人が多くて、不愉快な思いをしたことが一度も無い。これって、スゴイこと。楽天さんと皆さんのおかげで、はんらのストレスもとても軽くなっている。^^
2005/02/02
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はんらは以前、韓国で日本語を教えていた。デパートの文化センターで教えていたとき、はんらより ず~っと上流階級の人が生徒だった。その中に、短い期間、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)の偉い人(部長さんだったか?)がいらっしゃった。単身赴任でテグに来て、35坪だかのマンションに住んでいた。金持ちの奥様方が「まあ、それは一人暮らしにちょうどいい広さのマンションですわ!」と言ったときに、はんらは たまげた。でも、その部長さん?は、とても謙虚でいい人だった。フリートーキングのクラスだったので、日本語でいろんな話をした。はんらから見れば、華やかな成功者のイメージだったが、3年ごとに世界中を転々としてきて、大変なこともたくさんあったらしい。一番大変で辛かったのが、子供たちのことだとおっしゃっていた。娘さん2人らしいのだが、小さい頃は、転勤のたびに家族全員で動いていたそうだ。3年経って、やっと慣れた頃に、また言葉も習慣も全くわからない国に引越し。そのような生活の連続だったそうだ。言葉がわからないので、勉強はどの国でも最下位。友達も出来ない。それで、娘さんたちは ストレスを受けすぎて、円形脱毛症にまでなってしまったそうだ。高校生くらいになって、進学や将来のこともあって、奥様と子供たちだけ帰国したそうだが、勉強は全く出来ないままだったそうだ。しかし、幼い頃から、いろんな国を見て いろんなことを考え、悩んだり苦しんだりしてきたため、他の10代の青少年には絶対に描けないような絵を描いて、芸術で有名な大学(ホンイク大学だったかなあ?)に、教授推薦で入学したそうだ。はんらは、韓国人と結婚して韓国にお嫁に来たが、そのことを後悔したことは無かった。しかし、コーちゃんが特殊教育を受けるようになって、初めて後悔した。「お母さん、豊かな言葉がけをしてください」「お母さん、こういう子供は混乱しますから、韓国語だけで話しかけてください」そう言われたときに、はんらは、どうしようもなく困った。韓国語で豊かな言葉がけ・・・日本語だったら「ま~、真っ白な 大きな 入道雲! ボッカリ浮かんでるねー。あの雲 どこまで行くのかな~。」とでも何でも言える。でも、韓国語だと・・・「ま~、白い 大きい ・・・雲・・・浮かんでるね・・・ ・・・」というのがせいぜい。韓国で生きていくのに、すっかり自信を無くした。実は、はんらは 独身のころ、外国人と結婚するとか外国で生活するなんてこと、全く考えたことが無かった。夫のノギさんとは、最初 紹介で出会ったのだが、韓国人ではなくて、日本人を紹介してもらうつもりで、はんらは出かけたのだった。突然現れた韓国人に、はんらはすっかりビックリしてしまった。約束と違う、ということで、そのままノギさんに背を向けて帰ってしまうこともできた。でも、なぜかそうできなかった。そのあと、はんらは韓国に来れて良かったと思いながら暮らしてきたが、コーちゃんのことで、初めて あのとき断って帰っていればどうなっただろう?と思ったりした。タイトルの「セオンジマ」は、「塞翁が馬」の韓国語である。はんらの好きな言葉のひとつである。結局、何が幸いし、何が災いするかは、後になってみないとわからない。いいときだからと言って、傲慢になっていると、それが災いの元になる。悪いときだからと言っても、それがのちのどんな肥やしになるかわからない。どんなことが起きようと、自分の心の持ち方で、遠い将来の幸に結びつくかもしれない。年の初めに、そういう心の持ち方のできる1年にしたいと思った。
2005/01/05
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きょうの日記が100件め。日記開設126日めで、日記記入率は 78、6%なんだそうである。楽天日記を通して たくさんの人と知り合うことができ、楽天日記を開くことは、すっかりはんらの日常の一部になった。これまで 日記上ではんらと仲良くして下さった皆さん、どうもありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします。ところで、きょうはその他にも 嬉しいことがあった。コーちゃんが クラスの副班長に選ばれたというのである。コーちゃんの小学校では、クラスに会長と副会長がいる。これが、普通に言う 学級委員で、学期毎に選出される。勿論、成績が良くて 積極的で 人気のある子が選ばれる。そして、それ以外にも 班長・副班長というのがいるらしい。これは、騒ぐ人を注意したり、先生の手伝いをしたりするんだそうだ。班長・副班長は毎月 新しく選出され、再選は無いそうである。コーちゃんは、これまでそんなものに選ばれたことは無かったので、近所のお母さんたちから、そういうものがあるということや、何月に自分の子どもは選ばれたなんていう話は聞いていた。やはり、勉強ができる、人気がある順にだいたいは選ばれていくそうだ。コーちゃんが選ばれるなんてことは一生無いかと思っていた。(^^)韓国は3月に新学期が始まり、8月は夏休みなので、今月は9回目の班長・副班長選出だった。だから、これまでに 16人が選ばれていたということである。今回は、32人ー16人=16人、で、残り 16人の中からの選出だったそうである。コーちゃんの場合、友達とのコミュニケーションがうまく取れないことも、はんらの心配事のひとつだった。行き来するような、親しい友達もほとんどいない。道を歩いていくときに、友達が声をかけてくれても、ろくに返事もしないで 自分の行く道だけに集中しているようなところのある コーちゃんだったので、学校での友達関係も とても心配だった。それが、クラスのみんなの投票だけで決まる 副班長に選ばれたと聞いて、はんらはびっくりするやら、嬉しいやらである。この前 コーちゃんの誕生日のときに、クラスのみんなが書いてくれたカード(これは、毎回みんなで書くことに決まっている)には、コーちゃんが友達から意地悪されても怒らない、とかチャッカダ(韓国語で、善良だとかおとなしいとかいう、いい意味)とか書いてくれていた。そういう部分をクラスのみんなが見ていて評価して、今回選んでくれたのだとしたら、はんらはとても嬉しい。韓国の小学校は、1月~2月半ばは冬休みで、2月末には春休みなので、これから4年生が終わるまでが、コーちゃんの副会長の任期である。コーちゃん、副班長さん頑張ってね。^^
2004/12/08
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はんらはきょう外出中に、知らないアジュンマ(おばさん)から声をかけられた。「まあ、こんなところで会うなんて」とか言って、向こうはニコニコしている。はんらは、顔に見覚えがない。怪訝な顔をしていると、そのアジュンマが言った。「私は あなたを知っているんだけど、あなたのほうは、私の顔を知らないのね。子どもたちが同じクラスだったんだけど。」「誰のお母さんなんですか?」「ムンギョンの母です。」ムンギョンのお母さん!!!ムンギョンのお母さんとは、以前、電話で話したことがあった。コーちゃんが3年生にあがるとき、はんらたちはテグから天安市に引っ越して来た。しばらくすると、コーちゃんが「ムンギョン、ミンジョン、ユナの 女3銃士が、ボクを叩いたり 悪口言ったりする~!」と言い出した。まあまあ、女の子が男の子を叩くとは!!そんなある日、ムンギョンのお母さんから電話があったのだ。「うちのムンギョンが、お宅のコーちゃんが嫌がらせするのでやめてほしい、って言ってるんですけど。」という電話だった。はんらは、こういう電話や苦情には慣れている。というのも、コーちゃんは見た目は全く普通の子どもなのだが、発達障害があって、コミュニケーションの取り方が下手なので、よく誤解を受けたりトラブったりしているからである。うまく表現ができなくて、先に手が出てしまったり、言ってはいけないようなことを言ってしまったり、周りの雰囲気が読めなくて 場違いなことをしていたりしてしまうのだ。日本では「子どもの喧嘩に親が出て行くなんて」という風潮があるかもしれないが、韓国では、子どもの喧嘩が親の喧嘩に発展する。韓国人の親は、自分のかわいい子どもに何かあると、黙ってはいない。だから、はんらも よく あちこちの親御さんから、いろんなことを言われている。その時の対処が難しい。「自分の子どもが被害者だ」と思っている韓国人の親は、たいてい興奮して熱くなっている。また、韓国ではまだ「発達障害」というものが あまり知られていないので、「発達障害があって・・・」という一言で理解してもらうのは、難しい。その上、はんらの韓国語にも問題がある。意志疎通に困りはしないが、微妙なことを話し合うには、実力が伴わない。コーちゃんは 悪者ではない。ただ、悪気がなくても 友達に不快感を与えてしまうことがあることを 理解してもらうには、はんらの下手な韓国語で電話で話していては 無理だ。でも、仕方ない。はんらは、その電話で、ムンギョンのお母さんにこう言った。「うちの息子は、お宅のムンギョンに いつも叩かれてる、って言ってるんですけどね。」「え?! うちのムンギョンが?! 叩いているですって??」電話の後ろで、ムンギョンが大声で弁解したり、コーちゃんの悪口を言っているのが聞こえて来た。「お宅の息子が嫌がらせをするので、うちのムンギョンが叩いちゃったんじゃないでしょうかね~?」とムンギョンのお母さん。「ムンギョンはうちの息子が嫌がらせをするから叩いたと言い、うちの息子はムンギョンが叩くから 嫌がらせしたと言っている。お互い、自分の子どもの言うことは正しいと思うから、こうして言い合っていても仕方ないんじゃないか。うちの息子には、ムンギョンに嫌がらせしないように言っておくので、ムンギョンにもうちの息子を叩かないように言っておいてほしい。」ということで、その時の電話は終わった。その後は、コーちゃんの話によると、コーちゃんもムンギョンも、お互いに関わらないようにしているということだった。4年生のクラス替えのとき、コーちゃんは「どうか、女3銃士と一緒のクラスになりませんように」と願っていたが、ムンギョンとは同じクラスになった。しかし、3銃士はみんなバラバラのクラスになったらしい。そして、2学期になって、ムンギョンは転校して行った。「ムンギョンのお母さん! お引越ししたんじゃなかったですか?」とはんらが聞くと「新しいマンションで、周りに店が少ないので、バスに乗って市場まで よく出てくるの。」だそうだ。「ムンギョンは活発だから、新しい学校にもすぐなじんだでしょう。」と聞くと、転校先でも 早速クラスの副会長に立候補して、副会長になったそうだ。「じゃじゃ馬で困っている。」と苦笑していた。「コーちゃんのお母さん、故郷が懐かしいでしょう。大変ですね。」などと、いろいろ話しているうちにバスが来て、ムンギョンのお母さんは、名残惜しそうに去って行った。一時は憎たらしいと思ったことのある(^^)ムンギョンのお母さんだったが、こうして話してみると、実にいい人であった。結局、はんらは コーちゃんの悪い面も知っているけど、いい面もいっぱい知っている、他の人や友達に、コーちゃんのいろんな面を理解してもらいたい、と思っているように、ムンギョンのお母さんも、他の子のお母さんも、みんなそんなふうに思っているんだろう。じゃじゃ馬のムンギョンも、一風変わったコーちゃんも、わんぱく坊主も引込み思案も みんなが 未来の世界を作っていく ひとりひとりである。個性のあるみんなが、お互いの個性を尊重し、理解し合って、よりよい世の中を作っていけますように、と思うと同時に、ムンギョンのお母さんが引っ越していく前に、親しく付き合えていたらよかったなあ、とも思った。
2004/10/15
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はんらは、土・日に 知人に誘われて、ソウル近郊で開かれた 障害児の親の集いに参加してみた。障害者の大会のようなものは、今週14日(木)にソウルのどこかの公園で大々的に行われるそうである。韓国では、障害者に対する 福祉などが非常に遅れているため、それを政府に訴えるための大会で、毎年1回、この季節に全国から集まって開かれるらしい。が、はんらの参加して来たのは、そういう大会ではなくて、勉強会のようなものだった。韓国では、とにかく情報が少なくて、障害についてよく知らない人もとても多い。自ら進んで情報を求めていかないと、何もわからない。まず、韓国では、1歳児検診とか3歳児検診のようなものがない。だから、親は、自分の子どもの成長が正常なのかどうかもわからない。もちろん、就学前の検診とか面接のようなものもない。就学時にも、わからないのである。幼稚園の保育士も、まだまだ障害については何も知らない人が多い。自分の子どもに発達上の問題があるのかどうか、保育士に相談しようとしても、その知識のない人が多い。小学生になっても、先生の家庭訪問もない。個人的に先生と面談するためには、わざわざ手土産を持って、学校まで足を運ばなければならない。それが面倒だと、いったい自分の子どもが学校でどのように過ごしているのか、さっぱりわからない、ということになる。そういう理由などで、言葉の遅れなどがあまり顕著でなかった場合、小学校高学年や中学生になるまで、我が子に問題があるとわからなかった、という親もとても多い。はんらも、コーちゃんが言葉が遅かったので 特殊教育(療育)を受けて来たものの、未だに はっきりした診断名はわからない。韓国では、そのようなものである。それにしても、このような集いもあまりなかった韓国であるが、これからは 少しずつ増えてくるのかもしれないと思うと、希望的である。勉強会の内容も、やはり 福祉や 障害の研究の先進国(?)である日本やアメリカなどの内容がほとんどであるが、これからは、情報不足に悩むことも少なくなってくるかな、と思うとうれしい。
2004/10/12
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先回の 夏休み明けのテスト結果には、皆さんから「コーちゃん、スゴイ」というお褒めの言葉をいただいた。そして、今回、中間試験の結果もまたまた 教室の後ろに貼り出されたそうだ。「今回は、23位!」だったそうである。思わず はんらも「後ろに 9人も いるじゃないの!」と叫んでしまった。これが、先回 23位で今回26位だったら、はんら家はお通夜のようだったかもしれないが、成績アップしたもんだから、はんら家はお祭り騒ぎである。^^「いやぁ~、この分だと、次回はきっと 下位脱出して、中位圏に突入しそうだねぇ。」「この法則でいくと、次は20位、ってことになるね?!」なんて浮かれているはんら家は、楽天的過ぎ?でも いいの、楽天日記だから。(なんのこっちゃ)それにしても、コーちゃんの友達のひとりは、先回7位で、今回32人中30位だったそうである。思わずコーちゃんと笑ったが、まだ小学生では 成績も定着してなくて、ちょっと油断すると あっさりビリ、ってことかも。笑ってる場合ではない。でも、中・高生になれば、本当に笑ってるどころではなくなるかもしれないので、やっぱり今のうちに 笑っておこう。
2004/10/11
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韓国でも日本でも、満6歳になると 義務教育の小学校に入学するのは同じだ。小学校が6年間、というのも同じだ。しかし、日本が一律に満6歳で入学するのと違って、韓国では、満5歳での早期入学、満7歳、満8歳までの入学延期も可能である。実は、コーちゃんに入学通知が来た時、はんらは とても迷った。発達障害のコーちゃんは、同じ年齢の子どもたちと同じようなことが 全然できなかったからだ。幼稚園でも、1~2歳 下のクラスの子どもたちと一緒に 授業を受けたりしていた。幼稚園の先生に相談すると「満6歳で入学すると、本人も お母さんも とても苦労すると思う」と言われた。簡単に「1年遅らせて 入学させたら どうでしょう?」と言われた。小学校に問い合わせても「じゃ、延期ということで、所定の書類、出して下さいねー」ということだったし、医者の診断書が必要だったが、病院に行くとすぐに必要な書類を作ってくれた。さすが、融通性のある韓国である。賛否両論あるとは思うが、はんらとコーちゃんは、入学を1年遅らすことができて、とても助かった。人間って、個人差があって、ゆっくり ゆ~っくり 成長していく子どももいると思う。ゆっくり成長していくのは、その子の個性であって、その子が悪いわけでも 親が悪いわけでもないと思う。それなのに、みんなと同じことができないからといって、劣等感を感じたり、辛い思いをしたりするのは どうかと思う。1年入学を遅らせたコーちゃんは、今 普通小学校の4年生で、それなりに やっている。成績は悪い方だが、普通の小学校で 普通の子どもたちと一緒に それなりにやっている、というのは、コーちゃんにしたら、スゴイことだ。しかし、韓国のニュースによると、いいことばかりではないようだ。以前は、早期入学が多かったらしいが、最近は 1年入学を延期する子が多いそうだ。親が、子どもを優等生にしようと考えて、わざわざ普通の子どもを1年遅らせて入学させるケースが激増したんだそうだ。確かに、普通の子どもが 1歳年下の子どもたちと同じクラスにいれば、優等生だろう。また、早生まれの子どもの親の多くも、1年入学を遅らせようと考えているそうだ。体格などが小さいと、イジメにあうかも、と考えるようである。子どもの発育・発達に合わせて 入学を1~2年、早めたり遅くしたり、というのは いいことのように思えるが、このままではいろんな弊害が出てきてしまうのかもしれない。
2004/09/20
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コーちゃんが、賞状をもらってきた。「夏休み 自由研究 優秀賞」という賞状である。日本の小学校はどうなのか知らないが、韓国の小学校では、やけにいろいろな賞状をくれる。実態を知らないと、「うちの子は天才か?!」と誤解してしまうが、本当は、クラスの半分くらいは、毎回賞状をもらっているのである。今回も「夏休み 日記 優秀賞」「絵 優秀賞」「工作 優秀賞」「自由研究 優秀賞」、それぞれ4人ずつもらったというから、やはりクラスの半分近くがもらった計算になる。それでも、やはり賞状をもらうのは、親子ともに嬉しい。どんな自由研究をしたのかと言うと、それはもう、コーちゃんお得意の地図関係である。夏休みの家族旅行をもとに、その地の交通機関、遺跡、特徴などをまとめた。こういうのは、コーちゃんお得意なので、ほおっておいても、ちゃんとしたものを作れる。特に、その地にはどんな道路があり、どんな鉄道が走り、というのは、何も見なくても書けちゃうくらい。コーちゃんには、苦手な分野もたくさんあるが、こういうふうに、得意な分野をちゃんと認めてもらえるのは、とても嬉しいこと。いつか、コーちゃんが「旅シリーズ」なんかを編集・発行した暁には、皆さん、買って下さいね!(親ばか~~~)
2004/08/30
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第1王子・コーちゃんは、1993年11月に生まれた。はんらは、もともと子どもとか赤ちゃんが苦手だったのだが、自分の子どもがあまりにもかわいくて、驚いた。コーちゃんの顔を見ていると、嬉しくて、楽しくて、誇らしかった。コーちゃんは、成長も早かった。9ヶ月と10日で歩きはじめた。はんらは、もしかして天才児を産んでしまったのでは?!なんて思っていた。ところが、コーちゃんは、2歳になっても話さなかった。さすがに心配になって、あちこち相談して回った。そして、2歳10ヶ月から韓国で、大学付属の「言語クリニック」という療育機関に通って、言葉の特殊教育を受けることになった。韓国では、情報もなく、特殊教育も日本よりず~っと遅れているかんじだった。当時は、インターネットも普及していなかったので、日本から情報を得ることも難しかった。でも、コーちゃんは、相変わらずはんらにとって、かわいくて、楽しくて、誇らしい存在だった。言語クリニックには、想像していたよりずっと長く通うことになった。6年半、高いお金を払って、多くの時間をかけて、親子で往復2時間半の言語クリニックに通い続けた。最近になって、ようやく、インターネットでいろいろ調べて「LD」という学習障害だったのかなあ、と思っている。今、小学4年生。成績は悪いけど、普通小学校でそれなりにやってるコーちゃん。今でも「聞く、話す」のが苦手だが、友達に混じって毎日頑張っているコーちゃんを、あたたかく長~い目で見守っていきたい。
2004/08/19
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