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2016/10/30
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カテゴリ: イノベーション
Amazon FinTechの衝撃/城田真琴

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FinTechの衝撃 [ 城田 真琴 ]
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はじめに
□ 銀行の機能は今後も必要となることは間違いない。しかし、その機能を実現するおは果たして誰が適切なのか


第1章 なぜ今、フィンテックなのか?
□ ミレニアム世代は、既存の銀行に多くを期待しておらず、銀行業界ではない、外部からのイノベーションがもたらせることを期待している。


第2章 フィンテックサービスの実際
 (1)新サービス (New Service)
 従来の金融サービスには存在しなかった新サービス
 (2)代替サービス(Alternative Service)
 既存の金融サービスに新技術を適用することによって、使いやすく安価なサービスとして生まれ変われさせたサービス
 (3)補完サービス(Complement Service)
 既存の金融サービスのインフラを利用して、より便利なサービスへと転換するサービス

□ マーケットプレイス・レンディング(P2Pレンディング)
 フィンテックベンダーが構築するインターネット上のプラットフォームを融資のマーケットプレース(市場)として、資金が必要な借り手と投資家をマッチングさせる融資サービスである。
□ マーケットプレース・レンディングの特徴
 (1)低コストのオペレーションが可能
 (2)金融規制への対応が不要
 (3)資本準備金が不要
□ バランスシート・レンディングの推進要因
 (1)中小企業によるSaas利用の拡大
 (2)アカウント・アグリケーションサービスの浸透
 (3)ビッグデータ分析基礎の進化
 (4)人工知能技術の進展

□ 日本企業が見習うべき点は、ECサイトやクラウド会計、あるいはアカウント・アグリゲーションサービスなどと連携し、ビッグデータを活用した与信審査の仕組みを作りあげる点であろう。
□ ロボ・アドバイザーは、2015年5月にエイト証券が「エイトナウ」を投入したのを皮切りに、国内でも市場に参入する企業が増えている

□ ロボ・アドバイザーの特徴
 (1)人の関与を極力削減
 (2)自動リバランス付き資産運用
 (3)安価な手数料
 (4)最低預かり資産額
 (5)使いやすいユーザーインターフェースとアプリ提供
□ 従量制自動車保険のメトロマイル


第3章 フィンテックの革新技術「ブロックチェーン」
□ 全取引履歴を記録した台帳(データベース)を「ブロックチェーン」と呼ぶ
□ ブロックチェーンの特徴:耐障害性、透明性が高い
 (2)透明性が高い
 (3)改ざんできない
 (4)事後に書き換えができない
 (5)中間業者の排除


第4章 金融機関のフィンテック戦略
□ 既存の金融機関はフィンテック企業との提携によって、次のようなメリットが期待できる
 (1)レガシーシステムの制約を受けることなく、新しいアイディアを試すことができる
 (2)ビッグデータや人工知能ばど先端技術を活用したサービスを顧客に提供できる
 (3)融資などのサービスを従来よりも低コストで素早く顧客に提供できる
 (4)今まで手が回らなかったややニッチな領域のサービスも提供できる
 (5)カスタマーエクスペリエンスを改善し、ミレニアル世代など、新規の顧客層の開拓が期待できる
□ コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)設立による「出資」
 一般事業会社が自己資金を用いて、ベンチャー企業へ直接投資する活動である。

□ サンタンデール銀行の「サンタンデール・イノベンチャーズ」
 投資対象としているスタートアップは以下の5つの分野である
 (1)決済
 (2)マーケットプレース・レンディング
 (3)オンライン投資アドバイザー
 (4)顧客&リスク分野
 (5)金融サービスのデジタル・デリバリ

□ デザインやUXを「おまけ」程度に考えていては、時代に取り残されることになるだろう。
□ キャピタルワンでは、ラボの目的を次のように設定している
 (1)全社横断のデジタル化を加速させること
 (2)デザインシンキングやリーンスタートアップの考えかたを全社に浸透させること
 (3)先端技術やコンシューマトレンドの研究
 (4)破壊的なアイディアの種まきをおこなうこと
 (5)迅速なプロトタイプ開発とパイロットテストの実行
 (6)外部の研究者やベンチャーキャピタル、起業家などのコラボレーション

□ 一番厳しい環境に置かれるのは、フィンテック企業から突き上げに遭い、大手金融機関ほどリソースのない中小規模の金融機関なのかもしれない。


第5章 モジュール化する金融サービス
□ 「土管化」を避けたい既存金融機関
□ 銀行の業務が口座の維持管理に限定されてしまうことを意味する
□ 金融APIも5年後には「APIを公開していない金融機関を探す方が難し」という状況になっているはずだ
□ もはや、銀行機能のすべてを自前で提供する時代ではない
□ 銀行員が設計したアプリケーションは、銀行員が想像できる範囲のものしかならない


第6章 日本におけるフィンテックの方向性
□ 「複数の金融機関が参加する、携帯電話を利用した送金サービスの提供」「ブロックチェーン技術の活用」「オープンAPIのあり方を銀行界において検討」
□ 仮想通貨が、貨幣や銀行券と同様の「通貨」や「法貨」と認められているわけではない
□ ユーザーにそれを使いこなすだけの金融、およびITリテラシーび底上げが伴わなけば、「笛ふけど踊らず」という状態に陥ってしまう恐れがある





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Last updated  2020/05/26 11:01:20 PM
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ezojieka@ Bleeding ways transcended inevitable, tool-naming prenatal tooth. <small> <a href="http://slkjfdf.net/" …
背番号のないエース0829 @ Re:一分間マネージャー 『アルフィー「君が通り過ぎたあとに-Don…
やすじ2021 @ Re:人生の目的/本田健(02/13) 昨日は大雨でしたが今日はポカポカ陽気で…
やすじ2021 @ Re:人生の目的/本田健(02/13) 昨日は大雨でしたが今日はポカポカ陽気で…
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