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この小説はフィクションだと分かっていても
内容があまりにもリアリティがありすぎて
最初から最後まで一気読みしてしまいました。
それは黒川博行氏の直木賞受賞第一作の
「後妻業」(ごさいぎょう)。

装画の老人の顔は
奥様の黒川雅子さんの筆によりますが、
写真と見間違えるぐらいの写実です。
「結婚相談所」は現実にありますが、
「後妻業」という職業があるのかないのか、
実際にはわかりませんが、
奥さんに先立たれた高齢の老人が
この稼業のターゲットになります。
そして老人の死後
この「後妻」と残された遺族が
遺産を少しでも自分のものにしようとする人間の業が
描かれています。
帯を読むともっと衝撃的です。
「爺を騙すのは功徳や」
<色で老人を喰う>恐ろしき稼業、戦慄の犯罪小説
新直木賞作家が描く、身近に忍び寄る新たな「悪」
どうですか?
恐ろしいでしょ。
テンポよくあっという間に読めますので
秋の夜長にお勧めですよ。
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