乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.07.26
XML
カテゴリ: 文芸
​ 村上さんと 河合隼雄 さんの対談集。
 対談は1995年11月に2夜に渡り京都で行われましたが、
 その様子は、村上さん自身が本著「前書き」に書いてくれています。
『ねじまき鳥クロニクル』 を執筆している時期の対談です。

   ***

  だから、学生運動のころに、ぼくがよく学生を冷かしていたのは、

  グループのつくり方がものすごく古い、ということですね。
  あれはおもしろいですね、みんなが集まるというときに、
  ちょっとサボっていると、おまえは付き合いが悪いとか。
  つまり個人の自由を許さなくなるんですよ。
  全体にベタベタにコミットしているやつが立派なやつで、
  自分の個人のアイディアでなんかしようとするやつは、
  それは異端になってしまうでしょう。
  ところが、その点、欧米のコミットする人は、個人としてコミットしますからね。
  来るときは来る、来ないときは来ないというふうにできるんですよ。(p.23)

これは、河合さんの発言。
25年も前の言葉なのですが、現在もあんまり変わってない……


  なぜわたしだけがこんな不幸なのか、と言っていてね。
  結局自分で乗り越えるしかない、というふうになかなかならないのです。
  だって、責任はみんなにあるわけだから。
  「わたしの不幸をなんとかしてちょうだい」という格好になるから、
  なかなか治りにくいのですね。(p.31)


欧米人の場合は、あくまでも個人のレスポンシビリティーなのに、
日本は集団というか、場のレスポンシビリティーになってしまうという指摘。
これも、あんまり変わってないように感じますね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.07.26 10:43:45
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: