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IT BITES / Eat Me In St Louis (1989)Track-List:1.Sister Sarah 2.Underneath your pillow 3.Let Us all Go 4.Still too young to remember 5.Till the End of Time 6.Murder of the Planet Earth 7.Positively Animal 8.Vampires 9.Leaving Without You 10.People of America 11.The Ice melts into water 12.Charlie Yesにしろ、GREEN SLADEにせよ、ロジャー・ディーンにジャケットを描かれたバンドでハズレだった事は一度としてない。世に出てくる時期さえ間違えなければこんなに過小評価されることも無かったであろう悲運なプログレ・ハードロック・バンド、IT BITES。86年に英国より『The Big Rad in The Windmill』でデビュー。英国~欧州のバンドによく見られる湿り気を伴った捻くれたメロディに80年代YesのPopさ、ピーター・ゲイブリエル時代のVoがミックスされたようなサウンド。一般向け洋楽誌においてはルックスの良さが災い(?)してかアイドル的な扱いをされている事も多々見られた。初期のアルバムの曲の方が分かりやすいメロディにコンパクトな尺ではあった。また、アルバムを経過するごとに次第にアーティスト志向が強くなっていき、フランシス・ダナリー(Gt&Vo)のRock至上主義とジョン・ベック(Key)のPop志向との意見が衝突。結局はフランシスが脱退~解散の道を辿った。(現在はフランシス抜きで再結成)・Original-Member's Discography:1st: The Big Lad In The Windmill (1986) 2nd: Once Around The World (1988) 3rd: Eat Me In St Louis (1989) Live-Album: Thank You And Goodnight (1991) ♪It Bites - Calling All The Heroes⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=zKUzywQ10tE&feature=related※ 最も有名かつPopな曲。MTV時代の真っ只中な映像。♪It Bites - Turn Me Loose⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=gUqjCbI0EJY&feature=related※フランシス達の髪が短い。デュラン・デュランに間違われてたのもこの頃(笑)♪It Bites - Screaming On The Beaches (Live) 1989⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=aSoJ80neU5o&feature=related※個人的に好きな曲。Pop且つやや長尺だが全く飽きさせない。♪It Bites - Kiss Like Judas (Live) 1989⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=lFxSMDPnjeU&feature=related♪It Bites - Leaving Without You (Live) 1989⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=etUuHEjL-EY&feature=related♪It Bites - Still Too Young To Remember (Live) 1989⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=e-Dchbj4vE0&feature=related♪It Bites - Ice Melts (Into Water) (Live) 1989⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=KQaTDUb4oVw&feature=related
2008/10/27
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MAGMA 『ATTAHK』 (1977年) ・Track List : (time 39:11 )01.THE LAST SEVEN MINUTES 02.SPIRITUAL 03.RINDAE 04.LIRIÏK NECRONOMICUS KANHT 05.MAAHNT 06.DONDAÏ 07.NONO ⇒ 音的には初期のJazz系からSoul~Funk色が顕著なサウンドになり、Popとまでは言えないが、ワリと親しみやすい音楽になってきた頃だが、ジャケットには映画「ALIEN」シリーズのキャラクター・デザイン等で有名なH.R.GIGERによるアートワークが採用された。インパクトあり過ぎ…Jazzサックス・プレイヤー、John Coltrane (ジョン・コルトレーン)の大ファンだったChristian Vander(クリスチャン・ヴァンデ)は、1967年に彼が死んだことにショックを受け、悲観のあまり(ナゼか)イタリアを放浪。2年ほど彷徨っている時に“天からの啓示”を受け、コルトレーンの音楽を自ら継承するべくフランスに戻り、69年にMAGMAを結成する。“天からの啓示”という時点で既にイッっちゃってると思うがMAGMAで使用される言葉は「宇宙のコバイア人の言語」なる“コバイア語”による言葉によって構成される。近年においても、独自の言語を使用するバンドはSigur Ros(シガー・ロス)やSuper Furry Animals(はウェールズ語か...)と何組か見受けられるが、MAGMAはその40年も先んじて独自の言語を用いて表現していたことになる。基本にある音楽はJazzかもしれないが、ヴァンデとクラウス・ブラスキス(Vo)の2人によりオペラ調の歌い上げるVo、ヒステリックな叫び声Vo、ドイツ語っぽく演説ぶったVo、語り口調Voと、その時々によって歌い分けている。その他に大きな特徴として、サックスやトランペットを中心とした大げさなホーン・セクション、フルート、ビブラフォンなど。その他にもどうやって演奏しているのか分からない音も聞こえる。妙に音数が少なく、緊張感のある場面においてのヒステリックなヴァンデのVoには、デスメタルやブラックメタルにも敵わない恐怖すら感じる。例えて言うならばホラー映画に良くあるパターンだが、真っ暗闇から聞こえてくる赤ん坊の泣き声のようなゾクッとする怖さに近いかも。人は理解できる限界を超えた表現の音楽に対し、よく"変態的な~"という言葉を用いることが多い。例えば変調子の魔術MESHUGGAHであり、フランク・ザッパやその影響下のスティーヴ・ヴァイ、レス・クレイプールとそのバンドであるPRIMUSなどがそれである。音楽的な変態さについては「変調子」「コバイア語」「長尺」と特徴ありすぎだが、日本の米米クラブからお笑い要素と親しみ感を取り除いたバンドか…?マニアの間では初期MAGMAの名盤とされる3rd『Mekanïk Destruktïw Kommandöh』(1973年)は俗に“M.D.K.”と言われ、10人近い大所帯のコーラス隊がフィーチャーされ、単調なリフやメロディを主にBaやDrといったリズム隊により転調~構築された曲が40分近くも続く。一種のコンセプト・アルバムのような印象も受けるが、初期は特に大作志向の長尺曲が多く、オペラちっくなストーリー性が感じられるものが多い。この頃のアクの強さこそがMAGMAの音楽性であり、MAGMAたる魅力なのだが次第にコンパクトな曲が大半を占めるようになり、コバイア語でさえも使用頻度が減少していった。♪Magma - Live on French TV⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=kXZBNNGc_B8*曲は「STOAH」。この1曲を聞けばどんなバンドかが良く分かるだろう。♪MAGMA POP2, French TV, November 28th 1970⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=swGcYYuMOQ8&feature=related♪Magma - Mekanik Destruktiw Kommandoh 1977(Part One)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=g9yaYvrp3B4&feature=related♪Magma - Christian Vander Drum Solo⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=O3lYRqcjP6I&feature=related*画像が悪すぎるのが難点だが、ヴァンデによる狂気のドラミングはある意味、キース・ムーンを超えているかも。♪Magma - De Futura (1977) [FULL]⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=Ml7nmYp5AF0&feature=related*Live音源を聞いてもアルバムと変わらない音像を再現できているのがスゴい!♪Magma - bobino 81 song w bass solo⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=ehU3-Wxkuk4&feature=related♪Magma - retrovision 81 bobino groovy⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=vw_loCVClFw*80年代に入るとJazzとFunkが入り混じったサウンドに。
2008/10/20
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最新アルバム『REVELATION』10/8リリース!!ちなみに2枚組仕様となっており、1枚目が全て新曲で全曲どこを切ってもJOURNEY節炸裂(?)で素晴らしい出来!で、2枚目が往年の名曲を新Voのアーネルが歌い直しているが、もちろん演奏陣も新録音で全盛期のS・ペリーの歌声が聞ける(?)ので往年のファンにも、映画「海猿」の主題歌として使用された『Open Arms』でファンになった人にもお得な内容…なのだが、2枚組で3,800円はワリと良心的にも思えるが、お小遣いの足りない人にはチョイ辛いかも。できれば新作だけの盤と2枚組みの方と買い分けできる選択権が欲しかった...。※メロハーとはメロディック・ハードロックの略です。この手のジャンルの似たような表現として、アメリカン・ハードロック、産業ロックなど。前任Voのスティーヴ・オウジェリーがいくらハイトーン・ヴォイスで爽やかに歌える上手いVocalistだからといって、往年のジャーニーを知っている人間にとっては、「スティーヴ・ペリー(以下S・ペリー)のいないジャーニーなんて…」と聞かずじまいだろう。そのS・オウジェリーが体調を崩していた間に穴埋めとして一時的に加入したジェフ・スコット・ソート(Vo/ex:Yngway Malmsteen ~ TALISMAN)は短期だったがよく頑張っていたと思う。しかし、今度加入したArnel Pineda(アーネル・ピネダ)のVoの”S・ペリー ソックリ度数”はマジで気持ち悪いぐらいに高い。むしろジャーニー黄金期のS・ペリーに時折見られたハイトーン時の危うい、かすれた部分(良くいえば繊細さ?)すら感じさせない。当時のS・ペリーをドーピングした…(アブネェ~!)もとい、5倍くらいにパワーアップしたように思えるほど。♪Journey with Arnel Pineda at Chile - Open Arms⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=xUWJ8bf09BUルックス的にはフィリピン人のため、S・ペリーには似ても似つかない(むしろ、中川家のお兄ちゃんに似ている...)。が、以前にVoオーディションを受けにきたHUGOは歌声どころか顔までS・ペリーにソックリだったために「まるでクローンじゃないか!?」とニール・ショーンがたいそう気味悪がっていたという。話は変わるが、80年代にジャーニーが大ヒットしたのは必ずしもS・ペリーのVoだけではない。S・ペリー がジャーニーに加入したのは1977年。その後リリースされた『INFINITY』,『EVOLUTION』,『DEPARTURE』の3枚は加入以前に比べれば確かにそこそこ売れた。しかし1980年にジョナサン・ケイン(Key/ex: THE BABYS)が加入しての第一弾アルバム『ESCAPE』は比べ物にならない大ヒットのモンスター・アルバムとなったため、ジョナサンの持ち込んだポップ&キャッチーなキーボード・サウンドによる功績は多大なものだろう。なお、ジャーニーは今年でデビュー35周年という歴史があるだけに、その影響下にあるジャーニーの遺伝子を受け継いだバンドは数多い。その内、元ジャーニーのメンバーが参加していたバンドとして、グレッグ・ローリー(Key&Vo)とスティーヴ・スミス(Dr)とロス・ヴァロリー(Ba)が参加したTHE STORMや、ニール・ション(Gt)が立ち上げたHARDLINEとジョナサン・ケインのいたBABYSのVoであるジョン・ウェイトを迎えてのBAD ENGLISHもカッコイイ。また、ニール・ショーンは他のアーティストにゲスト参加する事も少なくないが、ジャーニーより以前に在籍していたSANTANAの元メンバー、MONTROSE~VAN HALENのサミーヘイガーが加わった豪華メンバーによるH.S.A.S.(ヘイガー、ショーン、アローソン、シュリーブ)という変わり種もあった。なお、THE STORMのジャーニー・メンバーではない残りの二人、Voのケヴィン・チャルファント(元707~THE VIEW)とGtのジョシュ・ラモスが結成したTWO FIRESはジャーニーの良いメロディだけを受け継いだような素晴らしいアルバムを2枚リリースしている。また、ジャーニーのアルバムからバンド名を拝借したDEPARTURE や、その他FINAL FRONTIERもジャーニーの存在なくしてはありえないサウンドだと思う。アーネルがフィリピンでやっていたカヴァー・バンドTHE ZOOというバンドをYOUTUBE上で見たニール・ショーンがスグに呼び寄せて新Voに決定したというのは有名な話だが、JOURNEY以外にもCHEAP TRICKやAEROSMITHなどもコピーしていてそれぞれが結構上手いので興味を持った人は調べてみてもいいかも。
2008/10/10
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DIMENSION ZEROMembers are...(L to R)Hans Nilsson(Dr)Jesper Stromblad(Ba)Jocke Gothberg(Vo)Daniel Antonsson(Gt)'96年にIN FLAMES初期のGtを務めていたグレン・ユングストローム(既に脱退)と現在もIN FLAMESのブレインでありメイン・ソングライターのイェスパー・ストロムブラード(左から2人目)がBaとして中心となり、元MARDUKのVoだったヨッケ・ゴスベルグと当時はほとんど無名だったハンス・ニルソン(Dr)を迎えたメロディック・デスメタルもしくはデスラッシュ・メタルバンド。当初は「この4人の誰が欠けてもDIMENSION ZEROではなくなる」と発言していたが、2ndでダニエル・アントンソン(Gt)が加わり、中心人物のグレンがバンドに積極的でないとの理由により"解雇"された現在も続いている...IN FALAMESと似たようなジャンルを演るのか?という疑問も少なくないとは思う。決定的なIN FLAMESとの違いは何か?と言うと、IN FLAMESのような抒情性や哀愁メロを極限までに押し殺した上に、大袈裟でクサいエンターテイメント性をも排除し、より刹那的ストイックな攻撃性を短時間に集約させたブルータルなサウンドを追求したバンドではないかと。VENOMはかつてアルバム・タイトルに、「Welcome to HELL!!」(ようこそ地獄へ クッククック! → ウソ & 古ッ!)という名言(か?)を残したが、DEMENSION ZEROの場合は、「This Is HELL!!」(ここが地獄だ)と2ndアルバムに冠した。現時点で3枚のアルバムリリースしているが、収録時間は30分台に留まっている。それは何故かと聞いたインタビュアーに対し、「オレ達のサウンドを30分以上聞くと精神異常をきたすからだ」とVoのヨッケ・ゴスベルグが言っていたが、本心としては「お前の声が持たなないからだろ?」と突っ込みたくなった。あと、オマケ的な意味もあるのだろうがだいたい毎回アルバムの最後に1曲カヴァー曲が収録されており、1st「Silent Night Fever」にはBEATLESの"Helter Skelter" 、3rd「He Who Shall Not Bleed」には、BEE GEESの"Stayin' Alive" という超が付く有名曲をぶっ壊している(笑)2nd「This Is Hell 」にも同様に某有名曲が収録されるはずだったらしいが、リリース直後に版権の所有者からイチャモンが付いたために未収録になったのは残念だ。ちなみに、ミニ・アルバム「Penetrations From the Lost World」ではSEPULTURAのカヴァーが収録されている。♪Dimension Zero-Immaculate⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=FZ14V_V8kVg&feature=related※2nd収録。Voが一人SM(?)状態なPV。♪Dimension Zero - Silent Night Fever⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=rdoGwW2vG4k&feature=related♪Dimension Zero - They Are Waiting To Take Us⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=yvyZPtLoX7Y&feature=related※ 以上、1st収録♪Dimension Zero - Amygdala⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=6s7BIPD6JoI&feature=related※ 以上、2nd収録♪Dimension Zero - He Who Shall Not Bleed⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=yZ2o0k1M_5c&feature=related♪Dimension Zero - Way to Shine⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=511d7cz0cOg&feature=related♪Dimension Zero - Hell is within⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=4NMEF-oN_uo&feature=related♪Dimension Zero - Deny⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=hFZl3uXViWo&feature=related※以上、3rd収録♪Dimension Zero - Helter Skelter (Live Japan)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=n4_jijry6gU&feature=related※日本でのLive映像。 一応ビートルズのカヴァーのハズ... ナンか違う曲のような気がする...orz
2008/10/03
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