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早いもので、ムスメ1号もこの春から小学3年生である。学校でも毎日楽しくやっているそうで、家に帰ると、漫画ばかり描いて過ごしている。ムスメ1号の膨大な落書きノートを開いてみると、最近よく登場するのが、この「ドクター・パッチ」という正体不明のキャラクターで、自慢のオリジナルらしい。相手のおならですぐ倒されたりするヘボヘボのキャラだが、いつも態度がデカイそうだ。
2009年02月04日
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少し前になるが、今年初めての映画は、正月休みに観たマーティン=スコセッシ監督の『SHINE A LIGHT』だった。放浪の達人さんも公認の、ストーンズの最新撮りおろしライブ映画である。本音を言うと、別にどうしてもこの映画を観たかったワケではない。そもそも、ワタシはストーンズ・フリークでもなんでもない。昨年末、自宅のすぐ近くにシネコン併設のどデカいショッピングセンターがオープンしたので、あまりの便利さにいっぺんぐらい利用したろうと思って、とりあえず映画を観ることにしたのである。その時かかっていた作品の中から消去法の結果「これしかないかなぁ」と、たまたま選んだのがこの『SHINE A LIGHT』であった。ところが、である。オープニングで、お約束の『Jumpin‘ Jack Flash 』が、♪ガッガーン!と始まるやいなや、もう65歳にもなるはずのミックが、往年のテンションと何ら変わりなく、激しく腰をふりふり歌い踊る。2曲目も、踊る、踊る。3曲目も、跳ねる、飛ぶ、踊る。ライブ会場がNYのビーコン・シアターという小さめのコンサート・ホールなのもあって、絶妙のカメラワークと相まってもの凄い臨場感である。およそ2時間のライブでセットリストは全18曲、特にラスト3曲は「 Start Me Up」「Brown Sugar」「Satisfaction」と、怒涛のメジャー曲ばかりで、想像を絶するボルテージのまま、こちらが呆気にとられているうちにライブは終わった。 さすがに途中の曲間で、ドラムのチャーリーワッツだけは肩で息をしていたが、その他のジジイたちは、絶対におかしい。絶対に、何かヤってるはず。しかも、アッパー系の相当キツいやつを。でなきゃ、絶対有り得ない。思いがけず、その道の現役バリバリの老人たちの信じられないパワーを目の当たりにし、ワシなんてまだまだだな、と、新年早々なんだか思いがけず、妙に勇気づけられた気がした。まだまだ負けられないぜ。 (・・・何を?)
2009年02月03日
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学生時代の友人が死んだ。大学の美術サークルの仲間で、京都の百万遍交差点の近くで熱帯魚の専門店を営む二代目であった。彼とは、学生時代も卒業後も、絵を描く場以外でのプライベートな付き合いは殆どなかったのだが、不思議なことに、ここ1年ほど前からふとした瞬間に彼というより彼が当時描いていた絵を何度となく思い出すことがあり、後で聞くとちょうど彼が病に冒され入院し始めた時期に符合するらしい。彼の描く絵は、本人のどちらかというと地味なキャラクターに反して、独特の鮮やかな色彩を放っていて、幼少期から毎日熱帯魚のようなものを間近で見ながら育つと、なるほどこういう色彩感覚が芽生えるものかと、妙に感心し、納得したことを思い出した。20年ぶりに対面した彼は既に遺影の中であったが、葬儀会場の壁に目をやると、まさに彼の当時の作品がひっそりと飾られてあった。それを見ながら「もしかするとあれは何かのメッセージだったのか?」「だとしたら遅かったね、すまぬすまぬ」などと、よくある独りよがりな思いを巡らせつつ、冷え込みの厳しい夜の京都を後にした。
2009年02月01日
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