音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2009年11月11日
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 イーグルス(Eagles)の「ホテル・カリフォルニア(Hotel California)」は、1976年発表の 同名のアルバム に収録され、米国ではセカンド・シングルとしてカットされて大ヒットした70年代アメリカン・ロックを代表する超有名曲である。ドン・ヘンリー(ドラム、ヴォーカル)のハスキーなヴォーカルと哀愁に満ちた旋律。今さらあらためて説明するまでもない名曲中の名曲で、知名度も高い。

 けれども、今回敢えて取り上げるのは、通して聴いた経験が少ない方にぜひ1曲通して聴いてもらいたいと思ったからである。超有名曲ということは、たとえばラジオなどでもよくかかるわけだが、曲が長い(6分半)だけに、いつも全部放送されるとは限らない。テレビや街中などそれ以外のいろんな媒体を通した時にも同様で、その一部だけを耳にすることが圧倒的に多い。けれども、曲全体を通して聴いて初めて名曲と言えるのだと思う。

 この曲は主に3つの部分から成っている。1) 美しいアルペジオのイントロ部分、2) 歌部分(ヴォーカルの入っている部分)、3) 長編のギターソロ部分、である。ラジオなどではイントロ部分が大幅にカットされ、1)の最後のあたりから流すという手法もよく使われる。同様に、3)に関しても、出だしだけであとはカットというのもわりとよくあるパターンである。

 けれども、この曲はイントロでいくぶん焦らされ、そこでようやく本編(2)の部分)の幕が開くからいいのだと思う(ちなみに、ドン・ヘンリーのドラムとヴォーカルで幕を開ける様子はビデオのライブ・シーンで見るとそのよさはなお明瞭である)。その後、本編(歌部分)がそのままで終わってしまったならば、この曲はきっと名曲にはならなかった。さらにその後に続く(ロック界を代表する)ギターソロ部分があって初めて名曲「ホテル・カリフォルニア」になったのだと感じる。

 ギターソロといっても、実際にはツイン・ギターの演奏で、ふだんよく耳にする出だし部分はドン・フェルダーによる。その後、ジョー・ウォルシュがソロを引き継ぎ、次第に両者が絡み合い、ソロの後半ではツイン・ギターのハーモニーになる。哀愁を湛えたメロディーが次第に激しくなって盛り上がっていき、ハーモニーを奏でていく様子はこれだけで一つのストーリーを形成しているかのようだ。

 まだ、部分的にしか経験のない方は、ぜひとも全編を通してこの名曲を楽しんでいただきたいと思う。



[収録アルバム]
Eagles / Hotel California
Eagles / Eagles Greatest Hits Volume 2 (1982年)
など






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Last updated  2016年01月28日 21時58分53秒
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