前作『トーキング・ブック』(こちらも名盤!)を発表した翌年(1973年)にリリースされたのが、本盤『インナーヴィジョンズ(Innervisions)』である。『トーキング・~』の項でも触れたスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の絶頂期である“クラシック・ピリオド”の中でも、特に頂点と称賛されるのが本アルバムである。幼くしてデビューしたスティーヴィーは、やがて自作自演のアーティストという方向性に目覚め、自ら曲を作り、アレンジし、歌い、様々な楽器を操ってアルバム制作を進めるようになっていた。本作においてももちろん、ジャケ裏側には、堂々と“Written, Produced & Arranged by Stevie Wonder”(作曲・プロデュース・編曲:スティーヴィー・ワンダー)と記されている。
3. Living For The City 4. Golden Lady 5. Higher Ground 6. Jesus Children Of America 7. All In Love Is Fair 8. Don't You Worry 'Bout A Thing 9. He's Misstra Know-It-All