音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2011年03月28日
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テーマ: 洋楽(3408)




 1970年代半ばにオーストラリアのメルボルンで結成され、70年代末から80年代初頭にかけて人気を得たリトル・リバー・バンド(Little River Band、リトル・リヴァー・バンドとも表記、略称LRB)。今とは違いオーストラリア発の世界的ヒットなど考えられなかったような時代に海外に売り出し、米国でトップ10のシングル・ヒットを複数残した。だがそのブームも80年代初めまでで、その後は80年代を通して彼らはどんどん忘れ去られていった。現在に至るまでバンド自体は存続するが、メンバーはすっかり入れ替わってしまっている。

 彼らのラヴ・バラードの定番と言えば、米国で最も多くラジオでオンエアされた曲とされる 「リミニッシング(追憶の甘い日々)」 が何よりも有名である。けれども、彼らには、これに劣らぬ美しいラヴ・ソングが他にもいくつかある。そのうちの一つが、1988年発表のアルバム 『モンスーン』 に収録されているこの「ラヴ・イズ・ア・ブリッジ(Love Is A Bridge)」である。本国オーストラリアではヒットシングルになったものの、それ以外の国ではさしたる話題にもヒットにもならなかった曲だが、個人的な好みや思い入れ存分に言わせてもらえば、このバンドの“らしさ”が存分に発揮されたなかなかの名スローナンバーだと思っている。






 歌詞は表題にあるように、“愛は心のかけ橋/僕たちの心を結ぶ/離れている時に互いを近づけてくれる”というありがちなというかシンプルなもの。全盛期を過ぎた後の時期とはいえ、演奏も従来のLRBサウンドを踏襲したもので、全盛期の雰囲気そのままである。

 それもそのはず、当時のバンド・メンバーは、グレアム・ゴーブル、グレン・シャロック、デレク・ペリッシ、ウェイン・ネルソン、スティーヴン・ホースデン。最初の3人は活動当初のオリジナル・メンバーで、特にヴォーカルのG・シャロックとドラムのD・ペリッシはいったんグループを抜けた後、再合流してこの曲およびこれを含むアルバム制作に携わった。残る二人は途中から加入したメンバーではあるものの、同じくバンド黄金期の経験者。とりわけW・ネルソンは2000年代に入ってからこのバンドの再建(2000年以降の新生リトル・リバー・バンドについては こちらの過去記事 を参照)を目指すことになる人物でもある。





Little River Band /  Monsoon  (1998年)





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