やっていることは、80~90年代から大きく変わっていないというのが全体的な印象。つまり、コマーシャリズムに屈することなく、地道にわが道を進んでいるというのが最初の印象だろう。スタジオ作としては8作目に当たるが、前作の『バック・トゥ・ザ・ルーツ~グレート・アメリカン・ソングス・トリビュート(Four Chords & Several Years Ago)』がリリースされたのは1994年だから、だいぶと間が空いている。しかも、この『バック・トゥ・ザ・ルーツ~』は50~60年代頃のR&Bやロックンロールなどのカバーものだったので、オリジナル曲のアルバムとしては、『スモール・ワールド』以来10年ぶりという、長いブランクの後の作品ということになる。
1. We're Not Here for a Long Time (We're Here for a Good Time) 2. My Other Woman 3. I Ain't Perfect 4. When I Write the Book 5. I'm Not in Love Yet 6. Thank You, No. 19 7. Plan B 8. The Rhythm Ranch 9. Let Her Go and Start Over