音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2012年04月20日
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 各所で報じられているように( 朝日新聞記事 )、元ザ・バンドのメンバー、リヴォン・ヘルム(レボン・ヘルム)が亡くなった。数日前には妻と娘が「がんとの闘いは最終段階にある」と、最期が近いことを公表していたが、19日に家族・友人・音楽仲間に看取られたとのこと。満71歳(あと1か月ほどで72歳の誕生日)だった。

 「ロックは死んだ」と言われて久しいが、死んだかどうかはともかく、“ロックの高齢化”は事実である。60年代、70年代を駆け抜けた“青年”たちは、現在、60~70歳代が中心となっている。ジミ・ヘンドリクス、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリソン、デュアン・オールマン、マーク・ボラン…、40代まで入れていいのなら、ジョン・レノン…。若くして亡くなったミュージシャンも多いが、21世紀に入って既に10年以上過ぎ、彼らが仮に生き続けていたとしても、年配者となる時代になった。

 ザ・バンドは、1968年に 『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』 でデビューし、1976年に解散した(後にロビー・ロバートソンを除いて再結成し、1983~1999年にも活動した)。このバンドの良さや重要性を今さら説く気はないが、ある時、“あっ、ザ・バンドはリヴォン・ヘルムだったんだ!”と思ったことがある。それは、ザ・バンドの解散後、1977年発表の、リヴォン・ヘルムのソロ・プロジェクト( 『リヴォン・ヘルム&RCOオールスターズ』 )を聴いた時だった。

 ザ・バンドは時代の流れに逆行し、アメリカのルーツ音楽を追い求める旅をしていったと言われる。けれども、そういう高尚な(?)ルーツ云々以前に、このバンドの揺れ方、とでも言おうか、とにかくリズムが筆者の波長にはしっくりくるものだった。その立役者、もしくはザ・バンドなるバンドの要は、リヴォン・ヘルムに他ならなかったというのが、解散後の第1作、特に出だしの1曲目を聴いて強く感じたことだった。

 そのようなわけで、 『リヴォン・ヘルム&RCOオールスターズ』





 次は、リンゴ・スター率いるオール・スター・バンドの1989年のライヴから「ザ・ウェイト」。ザ・バンドの元メンバー(リック・ダンコとガース・ハドソン)のほか、上と同じくドクター・ジョン、さらには、ビリー・プレストン、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)、ニルス・ロフグレン(B・スプリングスティーンのE・ストリート・バンド)など豪華メンバーでの演奏。言わずもがな、オリジナル・バージョンは 『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』 に収録の曲。





 リヴォン・ヘルムの死去で、ザ・バンドのメンバー(5人)は、とうとうあと二人と半数を切ってしまった。これ以上新作を聴くという願いは叶わないだろうが、今までありがとう。リヴォンよ、永遠なれ。






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Last updated  2012年04月20日 23時12分27秒
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