本盤は彼らのデビュー作(『ウェスト・エンド・ガールズ』、1986年)から、リミックス盤(『ディスコ』、86年)の発売を挟んで、翌1987年に発表された第2作であった。全米チャートこそ25位どまりだったが、全英ではアルバムは堂々の2位を記録し、多くのヒット・シングルを収録した。日本語での表題曲となった7.「哀しみの天使(It’s A Sin)」は全英1位で全米でもトップ10入り(第9位)、ダスティ・スプリングフィールドをフィーチャーした2.「とどかぬ想い(What Have I Done to Deserve This?)」は、英米ともにシングル2位のヒット、続くシングル4.「レント」は全米でTOP10入り、さらに、翌年発売の9.「ハート」は全英No.1とまさしく大人気だった。