音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2014年01月06日
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 フリー(Free)のアルバムを1枚も取り上げていなかったことに気付き、今回は彼らの第4作にあたる『ハイウェイ(Highway)』を取り上げてみたい。真っ当に考えれば、『ファイアー・アンド・ウォーター』(1970年)や『フリー・ライヴ!』(1971年)といった有名盤があるものの、少々ひねくれた発想から、今回は『ファイアー~』の半年後にリリースされた本盤を取り上げる次第である。

 フリーは、ポール・ロジャース(ヴォーカル)、ポール・コゾフ(ギター)ほか、ブルース志向のミュージシャンたちが集まってできた英国のバンド。1967年に結成され、翌68年にレコード・デビューした。1970年半ばにリリースされたサード作『ファイアー・アンド・ウォーター』が全英2位(全米では17位)となり、同作からのヒット・シングル曲「オール・ライト・ナウ」は、ロック界のクラシックとして定着している。

 フリーというバンドは、ハード・ロックの礎を築いたグループとも評価される。とはいえ、ハードロックのその後の展開を知ったうえで実際に彼らの音楽を聴くと、この評価から受けるイメージからは意外なほど音数が少ない。決して悪い意味でこう言っているわけではなく、彼らの演奏は、実に落ち着いていて、しかも“いぶし銀”と形容したくなるほど渋い。

 ところが、当時のロジャースとコゾフの年齢は、まだ20歳そこそこ。聴衆に広く受け入れられた前作の成功を考えれば、迷いだって生じても何ら不自然ではなかったように思う。そんな中、短期間で録音された本作『ハイウェイ』の落ち着きぶりは、異常なまでに成熟した若者たちだったという驚きすら与えるものである。

 上述の“渋さ”は、よく言われるように、ヴォーカルのロジャースの力量、そしてコゾフの“泣きのギター”にあるのはもちろん、バンド全体のまとまりにもあったのだろう。本盤を聴いてその成熟度を感じながらしみじみ考えてみたりする。




[収録曲]

1. The Highway Song
2. The Stealer

4. Be My Friend
5. Sunny Day
6. Ride on a Pony
7. Love You So
8. Bodie
9. Soon I Will Be Gone

1970年リリース。







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Last updated  2014年01月06日 21時01分44秒
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